2022年末の乃木坂46卒業以降、各所でマルチな活躍を見せている齋藤飛鳥。女優としても精力的に活動しており、10月11日から放送開始のドラマ『ライオンの隠れ家』(TBS系)に出演するほか、ドラマ&映画『【推しの子】』(ドラマは11月28日21時よりPrime Videoにて配信、映画は12月20日公開予定)では伝説のアイドル“アイ”役を演じる。そこで本記事では、齋藤の近年の女優業に触れつつ、今後の出演作にもフォーカスしたい。
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2023年に出演したドラマ『マイホームヒーロー』(MBS/TBS系)では、佐々木蔵之介演じる主人公・鳥栖哲雄の一人娘で、彼氏から暴力を振るわれている零花を演じた齋藤。物語は哲雄が零花を守るためにその彼氏を殺してしまうところから展開していくが、ドラマの7年後にあたる映画にも齋藤は出演しており、哲雄の犯した罪を知らないまま刑事となって、事件の真相に迫っていく零花の姿を見事に演じきった。他にも、2023年放送のドラマ『いちばんすきな花』(TBS系)では、多部未華子演じる主人公の1人・潮ゆくえと共に暮らす8歳年下の妹・潮このみ役で、作品を彩っている。
そんな齋藤が今回出演するのが、市役所で働く平凡で真面目な優しい青年・小森洸人(柳楽優弥)と自閉スペクトラム症の弟・美路人(坂東龍汰)が、突然現れた「ライオン」と名乗る謎の男の子との出会いをきっかけに“ある事件”に巻き込まれていくヒューマンサスペンス『ライオンの隠れ家』だ。齋藤が演じる牧村美央は、主人公の洸人と同じ市役所で働く後輩であり、子ども支援課で子供相談窓口を担当するしっかり者という役どころ。小森兄弟とライオンの関係を知り、そばで見守っていく存在となるという。齋藤は公式コメントの中で、「この役を演じるにあたり、大事になってくるのかなと感じたのは、人間力です」「荒削りな部分は多々ありますが、周りの人を思いやれる心は、この人が自分の人生をしっかり生きてきたからだと思います」などと意気込みを語っており、齋藤がどのような演技を見せてくれるのか、期待が高まる。
また、11月と12月には、原作コミックやアニメが社会現象とも言える大ヒットとなった『【推しの子】』のドラマシリーズ配信と映画の公開がそれぞれ控えているのも注目ポイントだ。齋藤が演じるのは、アイドルグループ「B小町」の不動のセンターで、天性の輝きを持つ伝説のアイドル・アイ。人気が高く、注目度の高い作品の実写化に挑んだ今作で、かつて乃木坂46の人気メンバーとして活躍した齋藤が、伝説のアイドルであるアイをどのように体現するのか、期待を寄せているファンも多そうだ。
『ライオンの隠れ家』と『【推しの子】』という2つの作品への出演は、演技の分野で存在感を増しつつある齋藤にとって、大きな挑戦となることだろう。2024年後半は女優としての齋藤飛鳥からも目が離せなそうだ。