【年末年始】海外旅行の予定52.7%…人気トップは韓国
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この調査は、全国の20代から60代の男女400人を対象に、2024年9月30日から10月2日にかけてインターネットで実施された。調査結果によると、年末年始の旅行先として韓国や台湾が人気を集めている背景には、フライト時間が短くアクセスしやすいことがあげられる。また、円安や物価高の影響を受けながらも、ハワイは根強い人気を誇っている。
海外旅行中のトラブルについては、「言語の壁」が35.0%で最多となり、ついで「腹痛・頭痛・下痢など軽度な体調不良」が33.0%で続いた。さらに、過去に海外旅行中に体調不良やケガを経験した人は62.5%に達し、特に「下痢・食あたり」(26.8%)や「腹痛」(26.0%)が多かった。
旅行時に持参して良かった健康・衛生管理用品としては、「除菌シート・スプレー」(32.3%)や「解熱鎮痛薬」(31.3%)があげられた。コロナ禍を経て、衛生管理に対する意識が高まっていることがうかがえる。
また、海外旅行時の薬の持ち込みに関する知識については、平均正答率が53%にとどまった。具体的には、「薬はピルケースに入れない」(正答率51.5%)、「粉薬は避ける」(正答率54.8%)、「液体の薬は透明容器に移し替えなくてよい」(正答率58.0%)といった項目があげられた。
内科医の丹羽崇医師は、海外旅行時の体調管理と体調不良時の対処法について解説している。旅行先の情報を事前に外務省のWebサイトで確認し、体調管理に役立てることを勧めている。また、現地の環境にあわせた服装や水の取扱いに注意することが重要だと述べている。
体調不良時の対処法としては、普段と異なる強い症状が出た場合には病院を受診することを推奨している。軽度の症状であれば、飲み慣れた市販薬を持参することで対処可能だという。薬は箱ごと持参し、粉薬は避けることが望ましい。また、国によっては持ち込み可能な薬の数に制限があるため、注意が必要である。
持参すると良い市販薬としては、解熱鎮痛薬や総合感冒薬、抗アレルギー薬、胃薬、吐き気止め薬があげられる。特に東南アジアや中南米では、蚊を媒介とした感染症のリスクがあるため、虫よけスプレーの持参も推奨されている。
《佐藤愛》
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