第81回アカデミー賞の受賞式が2月22日(日本時間23日)、米ロサンゼルスで行なわれ、外国語映画賞に日本からノミネートされていた「おくりびと」(滝田洋二郎監督)が選ばれた。同作は本木雅弘(43)が主演、本木の妻を広末涼子(28)が演じ、納棺師という職業を通して日本の死生観を伝える内容。海外で評価が高く、韓国の釜山国際映画祭やカナダのモントリオール世界映画祭などでグランプリを受賞していたほか、日本アカデミー賞では最優秀作品賞をはじめ10部門を独占。日本映画の外国語映画賞受賞は初となる。また短編アニメーション賞は加藤久仁生監督の「つみきのいえ」が日本人初の受賞。これにより日本の作品が2作品受賞する快挙となった。「つみきのいえ」は08年にアニメの最高峰とされるアヌシー国際アニメーション映画祭の最高賞グランプリを受賞するなど、国内外で高い評価を獲得していた。