23年前に歌われた「反原発」と「反核」ロック | NewsCafe

23年前に歌われた「反原発」と「反核」ロック

芸能 ニュース
東京電力福島第1原発事故の問題で、にわかに話題となっている曲があるのをご存知だろうか。今はなき忌野清志郎をフロントマンとしたバンド・RCサクセションの「ラヴ・ミー・テンダー」と「サマータイム・ブルース」だ。

今から23年前の1988年、RCサクセションが日本語詞をつけた洋楽カバーアルバム『COVERS(カバーズ)』が8月6日の広島平和記念日に発売される予定だった。このアルバムは反戦・反核をテーマにしており、さきに紹介した2曲は反核・反原発が歌われており、特に「サマータイム・ブルース」は露骨に原発を批判している。
当時所属していた東芝EMI(現・EMIミュージック・ジャパン)に日本の原子炉のサプライヤーだった親会社の東芝から圧力がかかったといわれ発売中止となった。のちにレコード会社を古巣キティレコードに変えて発売されたこのアルバムは、話題性もあり初のチャート1位を獲得する。(現在はすべて廃盤)

現在、この2曲がよくラジオなどで流されているようだが、「サマータイム・ブルース」では「電力は余ってる/いらねぇ/癌になりたくねぇ」と反原発について歌われているが、「ラヴ・ミー・テンダー」は「反核」の歌だ。「反原発」ではない。

忌野本人は、のちにアンサーソング「君はLOVE ME TENDERをきいたか?」で"核はいらないって歌ったけど、原子力発電と核兵器は同じなのか?"と、「いつものロック」をしていたのに反原発ロック、とレッテルを貼られたこと、たった1曲の歌に、大企業が政治力まで使って圧力をかけてくることの愚かさを歌っている。

いま、こんな形で世に出てくることに、天国で見守る彼の心中、いかがなものだろうか。

《NewsCafe》

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