社会や人のせいにする前に「当事者であるということ」
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今回、大震災後ということもあり、私自身は投票率はあがると期待するところがありました。もっと積極的に政治や政策に対して国民、市民が意思を持って投票に行くのではと思っていました。しかし現実は、国や議員や政治に期待することを放棄しているのか、投票率は下がってしまいました。
政治や選挙に限らず、いろいろな場面で人はこんな風に感じることがあります。
「行政がもっとしっかりしていたら」
「会社がもっといい風土だったら」
「夫がもっと家事を手伝ってくれたら」
苦しいことやつらいことがあったり、なかなか思うように物事が進まないとき、どうしても社会や人のせいにしたくなることがあります。しかし、自分以外の何かのせいにしている限り、何も変わらないのも皆さんも既に知っていることだと思います。
「当事者であるということ」
これは、ぜひ物事を考える際に持っていてほしい視点です。すべて自分のせいにするということではありません。
自分も行政や会社や家族や生活の一部であることを思い出すということです。
「自分ならどう考えるのか」
「自分なら今、何をするのか」
「自分ができることは何か?」
政治は政治家まかせ、会社は社長や上司次第、家庭は夫(や妻)次第ではなく、すべて当事者として考える方が増えることが大きな変化や新しい価値観を生み出す力になると信じています。
ぜひ「誰かのせいにしている」自分に気づいたら、「自分だったらどうするのか?」という視点で考える習慣を身につけてほしいと思います。
[ライター 齋藤めぐみ/コンサルタント・キャリアカウンセラーとして企業、個人のクライアントへのコンサルティングを行う。ccE,Inc 認定 GCDF キャリアカウンセラー。詳細はオフィシャルサイトまで(http://www.megumi-saitou.jp/ )(PC専用)]
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