逆転あり、マドンナあり
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CMは平均30秒350万ドル(2.7億円)。大半はシーズン開始前に売切れる。スポンサーは枠だけでなく、「クリエイティブ」にも力をいれ特別のCMを作成して話題づくりを狙う。facebookやtwitterなどソーシャルメディアとの連携も試み、日本企業ではトヨタやホンダのCMが登場した。
前置きはさておき、そんな「ビッグイベント」はインディアナポリスにて"ジャイアンツvsペイトリオッツ"と共に幕を開けた。
この対戦は4年前の再現。負け知らずで圧倒的に有利のペイトリオッツだが、終了35秒前にジャイアンツQBイーライ・マニングのタッチダウンパスが通り17-14で逆転し、世紀の番狂わせと言われた。今回はその雪辱戦だ。
試合はジャイアンツが先行したが、第2、3Qでペイトリオッツが逆転。しかし残り3分、イーライのパスから反撃が開始された。残り1分…最後はゴール前6ヤードで逆転のタッチダウンラン。4年前と同じ展開でジャイアンツが4回目のSB王者に輝いた。
MVPはイーライ・マニング。彼は「今季は厳しいシーズンだった。でもジャイアンツは、決してあきらめず、お互いを信頼している素晴らしくタフな選手たちの集まりなんだ。この結びつきを誇りに思うよ」と、チーム一丸での勝利を喜んだ。イーライは08年に続く2度目のMVP受賞となる。
イーライは有名なマニング一家の三男。兄ペイトンはコルツのQBでリーグMVP4回、SBMVP1回。現役最高のQBと言われる。弟も今回のMVP2度目の受賞で、この面では兄を超えている。マニング兄弟でSB3勝、MVP3回。
今回の会場が兄ペイトンの所属するコルツのホームグラウンドであったことも何かの因縁か…イーライは自ら「5本の指に入るエリートだ」と発言した。その発言と血筋から他の誰よりもプレッシャーを受けている。そのイーライが2度目のスーパーボウルで再びスーパープレイを披露。このチームはタッチダウンパスの半分が第4Qに生まれている。追い込まれてのプレーが多いわけだが、それを平然と大舞台で演じることは間違いなくエリートに値するプレーヤーだと言えよう。
もうひとつのお楽しみはハーフタイムショーだ。マイケル・ジャクソン、ダイアナ・ロスなど毎年大スターが登場する。
今年はマドンナだった。ミシガン州での高校時代にチアガールだったマドンナはSBハーフタイムショウーに出るのは昔からの夢だったという。4年ぶりのアルバム発売前のお披露目との声もあるが、「Vogue」など過去のヒット曲と新曲を披露。歌劇アイーダを髣髴させるクレオパトラ風の衣装と凝った舞台演出で盛り上がった。
最後はworld peaceの文字…この大掛かりなショーを見るだけでも、十分な価値があった。
[ビハインド・ザ・ゲーム/スポーツライター・鳴門怜央]
《NewsCafeコラム》
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