【第十三回:編集後記~Newsスナック】もうひとつのタイタニック | NewsCafe

【第十三回:編集後記~Newsスナック】もうひとつのタイタニック

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2012年4月、最高に泣ける映画が3Dで帰ってきた。
ジェームズ・キャメロン監督の伝説的ヒット映画『タイタニック』である。

1997年の公開時はまったく興味がなく「なんかスゲー流行っている映画があるな」くらいに思っていた。
ビデオ化されると、当時、私がアルバイトをしていたレンタルビデオ屋にこれでもかと2本組の『タイタニック』が大量入荷され(当時はビデオが主流だった)、くる日もくる日も全部貸出し中。半分潰れかかっていていた弱小個人経営のビデオ屋にバブルをもたらした。これはただ事ではないと、私もやっと1組だけ残ったビデオを閉店後の店内で鑑賞した。

最初の感想は「ふーん」である。
確かに船の映像は迫力満点だし、よくできたストーリーでもある。しかしこの映画が世紀の大ヒットというのはわからない。

船がかっこよかったので、もう一度、鑑賞してみた。そして、私は号泣した。

2回目の鑑賞時、ジャックでもローズでもなく、敵役ビリー・ゼイン扮するキャルドン・フックリー、キャルに私は感情移入したのだ。

キャルはプライドが高いがため、心から愛していたローズに素直に愛情を伝えることができなかったに違いない。結果、ローズにゴキブリのごとく嫌われる羽目になってしまう。
それでもどうしてもローズを諦めきれないキャルは、自分の一番の強みである金でローズを手に入れることにした。キャルはプライドは高いが頭の悪い男ではない。それがどれほどローズに憎まれることかはわかっていたはずだ。しかし、それでもキャルはローズと結婚したかったのだ。

そしてキャルはタイタニックでのアメリカ行きにすべてをかけた。
豪華客船の華やかな雰囲気でローズの心も晴れるのではないか?アメリカで珍しいものを一緒に見たり、美味しいものを食べたりすれば、ローズも自分のことを好きになってくれるかもしれない。そうだ、共通の体験をすることで愛情が育まれるというではないか!それに好きの反対は無関心。嫌いと思われている自分にはチャンスはある!そう思っていたに違いない。
しかし、キャルの思惑は大いに外れた。

ジャックの登場である。

ジャック、確かに顔はディカプリオだからかっこいいが、画家の卵だとかいって、定職にもつかず、自分探しの旅を続けているような若者である。根は真面目なキャルからすれば、一番、頭にくるタイプの男だろう。そんな男と愛しいローズが自分の目の前で明らかに「デキていく」のである。
自分が切符を買った豪華客船の中で!ジャックといえば、ポーカーに勝ってタイタニックに乗船。キャルでなくても嫉妬に狂って当然である。その上、船は沈むし!

キャルは生きて帰ったあと、事業に失敗して自殺したそうである…。あまりに悲しい男の物語である。

『タイタニック』はすべての男がキャルのために涙を流すべき映画だと私は感じている。

[編集後記~Newsスナック/NewsCafe編集長 長江勝尚]

《NewsCafeコラム》

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