【第十五回:編集後記~Newsスナック】二股俳優の真意
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ワイドショーは塩谷瞬一色。「塩谷祭」と言えるほどの賑わいである。
塩谷瞬の肩書きがいつの間にか「二股俳優」になっていて、それを言い出したら「犬好き俳優」とか「愛妻俳優」とか「漬物屋が副業俳優」など、全俳優がそれぞれ特有の肩書きを持つことになってしまうのではないか?と、どうでもいい心配をしながらテレビの前でGWを過ごした。
私もすでに塩谷瞬の話題について食傷気味ではあるが、報道が落ち着いてきた今、これを最後としてこの話題に触れよう。
この「塩谷瞬・二股問題」で一番の疑問は「二人にほぼ同時にプロポーズして、ゆくゆく、どうするつもりだったんだ?」ということである。
百歩譲って、二股は理解できたとしても、二人にプロポーズは理解できない。絶対に嘘や誤魔化しが破綻するからだ。
交際を結婚まで進めれば、芸能人であるのだから、その内、報道されることは間違いない。
二人同時プロポーズの後、どちらかの女性とは別れるつもりであったとしても、片方の女性との結婚が報道されれば、もう片方が「あれ?この女へのプロポーズの時期、私にプロポーズした時期と一緒じゃん!」となるのは、誰だって予測できるのではないだろうか。
それを予測された上で、両方にプロポーズしたということは、ゆくゆく結婚を取り止めた方の女性を黙って身を引かせる自信があったということだろうか?
お二人ともかなり気の強そうな女性だ。私にはとても黙って身を引いてくれるとは思えない。
その上、園山真希絵(34)に事前の説明をまったくしていない状態で、いきなり冨永愛(29)との交際宣言をしてしまうのも理解に苦しむ。
塩谷瞬はいったい何を考え、事態をどう終息させるつもりで、これらの行動をしたのか…。
塩谷瞬の発言の矛盾をつく報道もされている通り、謝罪コメントを見てもその真意はまったく解からない。「とりあえず謝っとけ感」丸出しの謝罪コメントであった。
何も語らないに等しい塩谷瞬に代わり、彼の考えを推測したところ、私は一つの結論に達した。
「本当に何も考えてなかった」がその結論である。
その時、その時で思ったことを口にしているだけで、後でどうなるかなど、微塵も考えていなかったのだろう。
「イイ女だな。結婚したいな」と思った瞬間にそれを口にしているだけで、他の誰に言ったとか、いつ言ったとか、まったく意識していないに違いない。
一部報道で、両女性を利用しようとしたというものもあるが、本当に利用しようと思っていたのであれば、少なくとも有名人の女性は避けると思う。どうしても私にはそこまで塩谷瞬が何かを意図して、この一連の騒動を起したとは思えないのである。
二股は罪である。
しかしそれ以前に、もういい大人なんだから、少しは考えて行動しようよ、塩谷くん。
[編集後記~Newsスナック/NewsCafe編集長 長江勝尚]
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