【第十七回:編集後記~Newsスナック】素麺へのこだわり
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四季折々の食を楽しむことができるのは日本に生まれた喜びの一つである。
夏の食の代表格といえば素麺だ。
素麺の食べ方には地域や家庭で、それぞれこだわりがあるようで、なかなか興味深い。
まず素麺の盛り付けもいろいろとある。
代表的な盛り付けは、下記の3パターンである。
1・氷水を入れた器に素麺を浸す盛り付け。
2・一口サイズに小分けした素麺をくるくると巻く盛り付け。
3・水で冷やした素麺をそのままどさっと盛り付け。
この盛り付けもそれぞれ一長一短あり、各人のこだわりが現れる。
1の盛り付け方は、素麺の冷たさをキープするには最適だが、つゆが薄くなってしまう。また、氷水とはいえ、時間がたつにつれ、素麺が伸びてコシのようなものがなくなる。
2の盛り付け方は見た目も美しく、食べやすく、つゆも薄くならないが、素麺が乾いてしまう。また、盛り付けに手間がかかり、茹でてから食卓にのぼるまでに時間がかかってしまう。
3は簡単であるが、時間がたつと素麺同士がくっつき食べ難い。短時間でくっつき始めるので、食べるスピードが要求される。
私は、まず3で盛り付け、素麺がくっつき始まると1のように氷水につけるというハイブリッドな食べ方を採用している。
素麺の最大のこだわりポイントは薬味だろう。
代表的なところでは、ネギ、生姜、梅干、ゴマ、青じそ、ワサビ、柚子、ミョウガ…などだろうか。
私の幼少の頃の薬味は柚子の皮であった。柚子の果汁は入れず、皮だけをすりおろし、薬味として利用する。柚子の香りだけを楽しむため、果汁は搾らない。
これは祖父のこだわりであり、それを家族全員で守っていたのだ。
祖父は柚子の香りが非常に好きで、日常的に柚子の葉をくわえていた。今思うと『ドカベン』の岩鬼にも通ずる変わった習慣であった。
柚子の皮を薬味にした素麺は今でも好物であるが、私がオススメしたい薬味は、にんにくの醤油漬けである。
にんにく醤油漬けをみじん切りにし、つゆの中にいれて食べるのだが、にんにくの匂いが刺激となって、食欲のないときなどにも良い。
この夏に使う分のにんにくの醤油漬けを、現在、仕込んでいる最中である。
皆様の素麺へのこだわりも是非ともお教えいただきたい。この記事のコメントポストへご投稿をお願いいたします。
[編集後記~Newsスナック/NewsCafe編集長 長江勝尚]
《NewsCafeコラム》
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