与党内でTPP賛否のねじれ…農業の今後は? | NewsCafe

与党内でTPP賛否のねじれ…農業の今後は?

経済 ニュース
7月23日からTPP(環太平洋経済連携協定)交渉に正式参加した日本。しかし与党内でも反発はいまだ強く、党内議連「TPP参加の即時撤回を求める会(反TPP議連)」の会員は党所属議員の「過半数」に相当するという。一方で、小泉進次郎氏をはじめとする都市部選出の若手議員にはTPP賛成派が多い。
参院選を圧勝し衆参のねじれを解消した自民党だが、この新たな"TPPねじれ"を危ぶむ声も聞こえてくる。TPP参加は日本にどんな影響を与えるのか…各種メディアでも話題は尽きない。
そこでNewsCafeのアリナシコーナーでも「TPP参加で農業は衰退すると思う?」という調査が実施された。結果とともにさまざまな意見をご紹介しよう。

【アリ…56.6%】
■地産地消をなぜしないかな~。日本で採れる物は食べようよ。
■アメリカ主導の事で日本が良くなったためしがない…。
■第一次産業を蔑ろにする国は、間違いなく衰退する。
■農薬まみれや遺伝子組み換えの食品が大量に入って来ないか不安。
■農業だけですむ話じゃない。もっと広範囲にわたる問題だよ。
■残っても一部のブランド品だけ。値段に押され確実に衰退する。
■ますます若者が農業をやりたがらなくなるのでは。
■TPPで先行き不安な農家です。
■このまま景気が悪ければ外国産しか買わなくなるぞ!!
■まだ未知数です。実際スタートしてからの判断になると思います。

【ナシ…43.4%】
■農家は農協に守られ過ぎ独占欲出しすぎだから叩かれるんだよ。
■参加しなくても衰退する。なら、外に活路を。
■一番の悪いのは農水省と農協! 農業従事者に寄生している輩!
■日本産はブランド力があるから、やり方次第じゃないかな?
■衰退はあってはならない。食の安全が守れない。高くても国産。
■無いことを祈って。農家の皆さん、頑張って下さい。
■もう胡座かいている時代じゃない! と農家の友人が言ってた。
■精力的な農家の方には、チャンス到来でしょう。
■むしろ日本ブランドを売り込むチャンス。
■今こそ日本人の底力の見せ時!

結果はご覧の通り、かなり割れている。TPP参加を危惧する声がやや優勢ながら、これを契機に"攻めの農業"を展開するべきだという意見も少なくなかった。「怠け者農家は苦戦。工夫し挑戦し努力する農家は大発展する」「日本の農業にはまだ進歩する可能性がある」「守られようとし過ぎ。逆に海外へ広げなきゃでしょ」など、他分野と同じく国際競争を意識することからの品質向上を期待するコメントもあった。
また、農協(JAグループ)のスタンスに言及する意見も多数。与党内でも反対派の大半は、JAの政治団体「農政連」の選挙支援を受け、政策協定書を交わしているという。そこには、農村を地盤とする議員の立場や思惑も見えてくる。

[文・能井丸鴻]

《NewsCafeアリナシ》

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