裸の男女が飲酒するとどうなるか
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言葉通り、裸体主義のことである。衣服から解放され、自然と一つになろうとする思想の一つとでも言おうか。
この思想を実行する人はもちろん、できる限りで全裸になる。
「生まれたままの姿になって何が悪い!」そう強く信念を持つ人もいる。そんなヌーディストが集う、イギリス初のヌーディストホテル、「The Clover Spa & Hotel」。
ここのオーナー、ティムさんは最近喜ばしい知らせを受けた。
「このヌーディストホテルでお酒を提供できるようになったんですよ!」
この度、バーミンガム・エディントンの議会で、ヌーディストホテルでの酒類の提供のライセンスが下りたのだった。
それでは今まではどうだったのか?ご想像通り大反対を受けていたのである。
「別に性的行動に出たくて我々はヌードになってるんじゃない。我々の主義・思想なのだ。酒を飲んでも何ら問題じゃない」とヌーディスト。
人前で裸になるなんて考えられない一般人は大反対。
「だって男女ともに裸なんでしょ?酒なんか飲んだら絶対に大変なことになる!」とヌーディストを批判する。
ヌーディストにとってヌードになることと性は全く結びつかない。しかし一般人はヌード=性的・アダルトに直結する。
一般人の感覚からすれば「裸の男女が酒なんか飲んだら色々ハイになっちゃってトラブル連続だよ…」となるのだ。どんなことでハイになるのかはご想像にお任せする。
ただでさえヌーディストホテルというだけで反対されたのに、そこでアルコールを提供するなんてもってのほかなのである。
ヌーディスト「トラブルなんか起きないよ」
一般人「いや、絶対起こる」
結局、人間の思想のベースとなる理性の力を信じるか信じないか、なのだ。
真のヌーディストたるもの、人間の裸ごときに惑わされるなどない、「だって単に裸なだけじゃないか」との思いがあるのだろう。
しかしその「単に裸」なのが世界中でそれだけのトラブルが起きているのかは周知の通りだ。
許可の下りた現在でもアルコールにまつわるトラブルが起きるのではないかと心配する議員は多い。
周辺住民も然りだ。
さあ、これからこのヌーディストホテルはどうなるのか。数か月後には「やっぱりトラブル発生」となるのか?それとも「ヌーディストホテル、奇跡のトラブルゼロ!素晴らしいヌーディストの自治」と称賛の声があがるのか?
【執筆者:猫紫】
参照:BBC
http://www.bbc.co.uk/news/uk-england-birmingham-23716531
The Guardian
http://www.theguardian.com/lifeandstyle/2013/aug/14/naturist-hotel-alcohol-residents-concerns-nudity
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