第二の人生へ…"引退"惜しまれる各界のスターたち

今年4月から施行された、改正高年齢者雇用安定法…60歳で定年を迎えた社員のうち、希望者全員の「65歳までの継続雇用」を企業に義務付けるものだ。「早く優雅な第二の人生を…」という人もいるかもしれないが、高齢化社会を背景に"定年"は少しずつ引き上げられている真っ最中だ。
しかし、職種によっては「続けたくても続けられない」というケースもある。わかりやすいところではプロスポーツ選手などの体力的な問題、クリエイティブ系の職業であればモチベーションの問題などもあるかもしれない。
そこでNewsCafeでは「今年引退した人たち(予定を含む)の中で、アナタが最も名残惜しいのは?」というアンケートが実施されたようだ。ランキングとともに寄せられた声をご紹介しよう。
※回答総数…572件

【1位】宮崎駿(映画監督)(37.9%)
■ペースは落ちても生涯現役なんだと思ってた。[男性/40代/会社員]
■年齢を考えると、体力的・精神的に大変だし、集中力を持続させるのもキツイけど、もう少し監督作品を見たかったなと思う。[女性/30代/主婦]
■宮崎監督の作品好きだから…。[女性/10代/主婦]

【2位】日光猿軍団(11.7%)
■昔、子供たちが小さかった頃見に行ったテレビでは映さない失敗も懐かしい思い出。[男性/50代/自営業]
■日光猿軍団が引退とは知らなかった。かなりショック。[女性/30代/会社員]
■今じゃ動物虐待になるのかな?[男性/50代/会社員]

【3位】宮本慎也(プロ野球)(10.3%)
■日本の主将。指導者としても期待しています。[男性/30代/会社員]
■ミスタースワローズだからね。[男性/40代/会社員]
■他球団のファンでも、いつまでもプレーする姿を見ていたい選手のひとり。同世代だし尚更そう思う。[女性/40代/主婦]

【4位】EXILE HIRO(ダンサー)(7.2%)
■いろんなグループをやりEXILEのリーダーとしてメンバーを増員して新しく進化していろんな面をつなげて頑張ってほしいです。[女性/50代/その他]
■EXILEがデビューしてからずっと好きで応援してきたので…(泣)。先日のラストLIVEにも行ってきましたが、最後は涙が止まりませんでした(泣)。[女性/40代/会社員]

【5位】ベッカム(サッカー)(6.5%)
■なんだかんだで、ここまでサッカー界を盛り上げたキッカケって、ベッカムだと思う。[女性/30代/主婦]
■もっとやればいいのに。[女性/40代/主婦]
■ジダンの引退もショックだった…。[女性/40代/主婦]

そして6位以下は【安藤勝己(騎手)(3.3%)】【石井一久(プロ野球)(2.5%)】【マック赤坂(政治活動家)(1.2%)】【GIRL NEXT DOOR 千紗(歌手)(0.9%)】という結果に。

4割近くの票を獲得したのは「宮崎駿監督の引退」だ。最新作「風立ちぬ」(東宝)に対し「最後の作品はスクリーンで」という人も多く、観客動員数は1000万人を突破すると見られており、興行収入はすでに100億円を超えている。ただ、宮崎監督が表明したのは"長編映画からの引退"である。長編の定義は定かではないが…「もっと作品を見たい!」というファンには、一縷の望みといったところ。
その他にも「今季かぎりの引退を表明しているフィギュアの浅田真央ちゃん、高橋大輔さんです。来週のジャパンオープン、11月のNHK杯を見に行くので精一杯応援してきます」「桧山進次郎選手…大ファンだから、凄く寂しいです(泣)!!」「前田智徳。弱いカープを見捨てず、お疲れ様でした。デッドボールが憎い」など、各界のスターを惜しむ声が数多く寄せられている。

[文・能井丸鴻]