日本の"漫画文化"大切に…8割超が「漫画から学んだ」 | NewsCafe

日本の"漫画文化"大切に…8割超が「漫画から学んだ」

ビックリ ニュース
"漫画大国"日本における漫画雑誌の数は1999年に300銘柄を突破し、以降も右肩上がりだ。その一方で休刊・廃刊に追い込まれる雑誌も多く、出版不況の直中においては漫画も例外でないことが見てとれる。最盛期の1995年には3357億円だった漫画雑誌売上も、約20年で半分以下にまで落ち込んだ。
それでもメディアミックスに後押しされ、単行本の売上は維持されているようだ。アニメ化にドラマ化、実写映画まで…どこをみても"漫画原作"が溢れ、認知度が高まった作品の単行本が売れる、いわゆる"逆輸入現象"も目立つ。
そんななか、NewsCafeのアリナシコーナーでは「漫画から学んだこと、ありますか?」という調査が実施されたらしい。結果とともにさまざまな意見をご紹介しよう。

【アリ…82.2%】
■結構ためになる事や大切な事が描かれてるから身にしみるよ!
■歴史物はマンガが読みやすい。「古事記」とか。
■「源氏物語」。原作からじゃ投げ出してた。
■スポーツ漫画に関してはルールを覚えることができた。
■文字だけだと尻込みするが、絵があると自然に話に入っていける。
■本当にいろいろな感動を与えて貰えた。哲学的でもあります。
■漫画で漢字の勉強をした。
■「ベルばら」は世界史に興味持たせましたね。
■漫画がきっかけで興味を持ったことがたくさんある。
■たまに真理をついてくる。下手な小説より。

【ナシ…17.8%】
■漫画は楽しむ物だと思ってるので無いぞ。
■学べるようなマンガは読んでないから。
■漫画は漫画、普通に生活するには必要無いよね。
■漫画を読む時間が無駄、ということは学んだ。
■漫画を読まないので…。

実に8割以上の人が「漫画から何かしら学んだ」と答えている。コメントに添えられたタイトルも、歴史物からスポーツもの、グルメもの、推理もの、ヒューマンドラマなど幅広く、いかに日本が"漫画に恵まれた国"であるかを実感させる。「『スラムダンク』から、いろいろな事を…」「『ナニワ金融道』で…」「子どもの頃『はだしのゲン』を読んで戦争の悲惨さを学んだ」「なんだかんだ言っても『美味しんぼ』だな」「手塚治虫の『火の鳥』や藤子不二雄のブラック漫画から」「『サザエさん』は良き家庭の教科書です!」「『日出処の天子』系図と人間関係が憶えやすい」「『ゴルゴ13』は凄くためになった」「『パタリロ!』は雑学の宝庫だと思います(笑)!」…。
なかには「『キャンディ・キャンディ』を読んで看護師になるべく受験したが、あえなく玉砕」「『カバチタレ!』がきっかけで行政書士になりました」など、人生の岐路に漫画が関わっているというコメントもあった。
風景やキャラクター像を自由に思い描ける小説と違い、漫画は想像力を養いにくいという声も確かにある。しかし、親しみやすさ、理解のしやすさなど、漫画ならではのメリットも数多い。せっかく日本に生まれたからには、漫画の恩恵を大いに被りたいものだ。

[文・能井丸鴻]

《NewsCafeアリナシ》

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