"相談"は悩みの解決にならない…約8割
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さらに自殺死亡率を見てみると、平成3年の17%から平成15年には27%まで上昇、以降も悩みの有無とほぼ比例している。平成24、25年になって21%台まで回復してはいるが、「悩みや不安」が上昇している以上は楽観を許さないだろう。
「悩み事は身近な人に相談」…子供のころからいくらでも耳にするフレーズだ。しかし現実的に"相談"で悩みを解決するという人はどれくらいいるのだろうか。NewsCafeのアリナシコーナーでは「悩み事は基本的にひとりで解決する…アリかナシか」という調査が実施されたらしい。結果とともにさまざまな意見をご紹介しよう。
【アリ…79.3%】
■自分だけで解決できない場合を除いて、基本的に自己解決。
■人に話したら最後、まわりに広まるだけ。しかも内容が変化していく。
■頼りになるのは自分だけ。所詮他人は助けちゃくれんよ。
■相談は参考になるが、最後に決断するのは、あくまでも自分自身です。
■他人は信用してない。
■友達がいないから(笑)。自然とそうなりましたね。
■他人に相談できるものって限られてくる。
■相談で解決できる事ならそもそも悩まない。
■人は相談するときに8割は答えを出してるそうです。
■結局は自分で解決するしかないでしょう。
【ナシ…20.7%】
■内容による。ひとりで決めた結果、他人に迷惑かけたのでは意味がない。
■旦那様に相談はするよ! 解決は自分だけどね。
■頭のキレるねーちゃんに相談だ(笑)!
■バカの考え休むに似たり…で、法律家や専門家に相談しました。
■家族に相談します。
■いつも誰かしらと助け合ってます。
■どちらかと言えば相談する事の方が多い。
■悩み事自体がないわ(笑)。
■ひとりで解決ができる事なら悩み事とは言わないでしょう。
■解決にはならず、なし崩しに現状に無理矢理戻すこの頃。
結果は【アリ派】8割と圧倒的。しかし【アリ派】に「相談で解決できる事ならそもそも悩まない」という声があれば、【ナシ派】には「ひとりで解決できる事なら悩み事とは言わない」という声あり…。結局のところ問題の内容次第、と言ってしまえば身もフタもないが「他人に相談できるなら"悩み"としては序の口」、逆に「相談せざるをえないときは切羽詰っている」…どちらも真というわけだ。
他に「相談のふりして、自分の意志を伝えるけどね。本気で相談はしない」など"相談"の体裁を繕って諫言や忠告をするという意見や「LINEで拡散とか嫌だから」という今時な回答もあった。
印象的だったのは「お墓に行って、爺さん婆さんに相談します。解決」というコメント。悩みを自分のなかで整理する機会になり、また先祖の供養になり、気分転換にもなる…一石三鳥のスタイルに唸らされた。
[文・能井丸鴻]
《NewsCafeアリナシ》