「情けは人のためならず」と思う人は約半数!?
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「情けは人のためならず」…「情けが仇」と誤用されがちだと聞くが、本来は「人に情けをかけるのは、その人のためになるばかりでなく、やがては巡り巡って自分に返ってくる。人には親切にせよ」という教えだ。調査結果を裏切らず、困った人にさりげない親切ができる日本人でありたいものだが…。
NewsCafeのアリナシコーナーには「親切にすると自分に戻ってくると思う?」という調査希望テーマが寄せられたらしい。結果とともにさまざまな意見をご紹介しよう。
【アリ…50.6%】
■返ってくると言うより、親切にした後は気分が良い。これが一番です。
■見返り期待して親切にする訳じゃないけどね(笑)。
■この場合は見返りという意味ではない。
■親切になったら、親切にしようと思うものですよ。まともな人なら…。
■ブーメランの法則は存在する。
■渡る世間に鬼ばかりよりいいじゃない?
■巡り巡って我が身に帰る。
■因果応報。悪い行いも自分に返ってきますよ。
■「情けは人のためならず」は、日本人の道徳観・美徳。
■そうなったら嬉しいね。
【ナシ…49.4%】
■報酬なんか期待しちゃいないよ。
■悪い事したら返ってくるが親切にしても返ってこない。
■「~してあげた」という人の親切は大抵お節介。
■そんなこと考えない。
■必ず返ってくるという考えは、危険だと思う
■ぷっ(笑)。あくまでもキレイ事、理想はそうだね。
■いつもして貰ってばかりで何も返さない人もいる。
■現象としてはアリだろうけど、当の本人はそう思って行動しない。
■そのような考え方は止めないと。
■恩を仇で返された…。
結果はなんと【アリ派】【ナシ派】で真っ二つ!? 数字だけを見ると前述の調査結果が疑わしくなるが、コメントを読んでいくとそうではないことがわかる。要は「自分に戻ってくる」という部分をどのように受け止めるかという問題なのだ。
【ナシ派】では「戻ってくることを期待しての親切なんて!」という意見が最も多かったが、ここで言う"戻ってくる"は、【アリ派】コメントにもあるように"見返り"という意味ではないのだろう。「情けは人のためならず」は、むしろ「相身互い身」に近いニュアンス…困ったときはお互い様といった心持ちに近い。ただ、もちろん「情けが仇」の体験談もゼロではなかったのだが…。
「"恩送り"ですね!」「運転してるとよく感じる」など、ほんの小さな譲り合いが心に残り、良い方向に転がるケースを挙げてくれた人もいた。また個人的には「違う。親切にしてもらったから自分がいる。返していくのだ」という意見が非常に印象的だった。
[文・能井丸鴻]
《NewsCafeアリナシ》