大切なのはQOL…「ヒトの寿命は50年でもいい」3割超
ビックリ
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とはいえ、日本ではすでに「いかに長く生きるか」よりも「いかに長く"充実した人生"を送るか」に関心が移っていると言っていい。いわゆるクオリティ・オブ・ライフ(QOL)である。
そんななか、NewsCafeのアリナシコーナーでは「ヒトの寿命は50年でいいと思う…アリかナシか」という調査が実施されたらしい。結果とともにさまざまな意見をご紹介しよう。
【アリ…34.3%】
■今からの時代を想像すると、太く短くの方が楽かも。
■人様に下の世話される前には死にたい。
■働けない歳で生きていてもどう生活していいか分からない。
■その方が一生懸命に生きられるし、潔く死にたい。
■寝たきりにはなりたくない。
■自分はそれで過ぎるほど満足。今あるのはおまけだと思う。
■昔は人生50年て言ったものね。ちと長生きし過ぎたかも!?
■世界平均だとこんなもんでしょ。
■不安要素ばかりでね……できれば早めに安らかに永眠したい。
■長生きして家族に迷惑をかけるより良いかも知れない。
【ナシ…65.7%】
■今52歳だけど(苦笑)。生きづらい世の中だが50代は早過ぎ。
■もう死んでる年齢!? 早すぎるでしょうー、それは昔の言葉です。
■親より早くは死ねねーよ!
■私は、60くらいで逝けたらいいな…。
■70前には逝きたいが50はまだ早い。
■75くらい…定年後10年は好きな事して過ごしたい。
■やりたい事が多すぎて100歳でも足りない。
■孫の顔みたいな。結婚してくれるかな(汗)。
■自分は良いけど家族は長生きしてほしい。
■ヒトとして成長が遅いので…まだいろいろ伸びてます…。
調査テーマを見たとき「さすがに50歳は極端なのでは…」と感じたが、それでも【アリ派】が3割を超える結果となっている。寄せられた意見は一様に「生活に不自由する前に死にたいから」…認知症や寝たきりを恐れる声、金銭面の不安が主だ。これは社会保障でカバーできる部分もないではないだろうが、今後の医療の発展次第とも言える、難しい面だ。
一方の【ナシ派】では、もちろん「もっと長生きしたい」「苦労してきた母が定年後を楽しく過ごしてるから」という声もあったのだが、「もう50は過ぎてるから」という理由で【ナシ派】に投票した人も多かったようだ。寿命と"人生の充実度"が比例するのであれば、何の問題もないのだが…。生きづらく長いだけの人生に倦んだ、そんな声がどこからでも聞こえる世相である。
[文・能井丸鴻]
《NewsCafeアリナシ》