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止まらぬ「テレビ離れ」…こんなところに

芸能 ニュース
最近、視聴者参加番組が激減しているという。
「本来なら素人を使えば、低予算で番組が作れるから局側はやりたいはずなんですが…」と業界の事情について語るのはテレビ情報誌デスク。
景気回復の声が聞こえそうで聞こえない現状では、番組制作費のアップは望めないはず。いったいどうして?
「局や制作プロというより、視聴者のほうが参加する意欲をなくしているんです」
出たがりの人たちが減っているのか…。
「たとえば、在京キー局を見ても、『スター誕生!』『アメリカ横断ウルトラクイズ』(日本テレビ系)、『クイズ100人に聞きました』『風雲!たけし城』(TBS系)、『クイズミリオネア』『ねるとん紅鯨団』(フジテレビ系)、『クイズタイムショック』『ウッチャンナンチャンの炎のチャレンジャー これができたら100万円!!』(テレビ朝日系)、『TV チャンピオン』『ASAYAN』(テレビ東京系)などが過去に人気を誇り、各局で視聴率を競ったものでした」
確かに今では特番でしか見かけなくなったものが多いね。
「残念ながら、『NHKのど自慢』(NHK)や『新婚さんいらっしゃい!』『パネルクイズ アタック25』(テレ朝系)など昔から続く数番組だけです。一般参加番組を作りたいテレビマンは多いのですが、募集しても誰も来ない時代になっています」
えっ! その理由は?
「まず第一に、外国に対して視聴者が憧れを抱く対象ではなくなったこと。たとえば、『ニューヨークへ行きたいか~?』の掛け声で有名だった『ウルトラクイズ』が始まった1977年は、まだ海外旅行が夢だった時代です。ところが今は格安旅行会社が台頭し、フリーターでも海外旅行する時代です」
なるほど、海外旅行などの豪華賞品で釣ることができなくなったんだ? じゃあ、他で釣る方法はなかったの?
「恋愛を餌にする視聴者を集める手法で大当たりしたのが『あいのり』(フジ系)でした。しかし、一部出演者や関係者などによる相次ぐヤラセの告発は視聴者を失望させ、『あんな番組インチキだ』と思わせてしまった」
それは言える!
「昔は『テレビに出ることこそ名誉、テレビに出ると人気者になれる』という価値観があったので、視聴者も迷わずオーディションを受け、テレビマンも何の不安もなくそれを受け入れていました」
そうそう、テレビに出たら友人から親戚までも喜んでくれたっけ。
「ところが今はテレビに出れば生意気だとネットで悪口を書かれたり、SNSの情報を頼りに名前や個人情報が流出してしまう。そんな中で、大きなリスクを抱えながらテレビに出るメリットがまったくなくなってしまったわけですよ」(先のデスク)
テレビに出ただけで、個人情報がさらされ、いわれのない中傷も受けるのが現代。テレビが娯楽の王様だった時代が懐かしい…。

《NewsCafe》

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