キンコン・西野はどこに向かうのか?

何かとその言動で物議を醸すことが多いお笑いコンビ・キングコングの西野亮廣=あきひろ=(34)がまたやらかしたという。何があった?
「炎上芸人、勘違い芸人と呼ばれるのは自業自得ですが、ここにきてジャニーズ・嵐ファンまで敵に回してしまいました」とはお笑い番組の構成作家。
炎上芸人とは、西野がたびたびツイッターでの発言で世間のブーイングを浴びて炎上するためについたあだ名だ。
そして勘違い芸人とは、絵の才能があるため、絵本作家としても国内外で個展を開くなどの活動をしていること。それについては芸術家気取りを指摘されているが、さて、嵐ファンを怒らせた原因は?
「嵐の大野智(34)が7月と8月に東京をはじめ中国で作品展を開催することが発表されました。西野はツイッターで『なんと!夏に嵐の大野君も個展をするの!?絶対に行きたいな』と投稿したんです」
大野もまた芸術家としての才能が知られているだけに、「一緒にするな」とかなんとか叩かれた?
「いえ。西野はそのつぶやきにURLをつけていたんですが、それは同じく8月に東京で開催する自身の個展のPRサイトにリンクを張ったのです」
別に問題視するほどのことではないが、確かに一瞬、大野に関するニュースかとファンであればURLをクリックしてしまうだろう。
「一部のコアな大野ファンがさっそく反応し、『騙された』『便乗PR』『大野詐欺』などと炎上。さすがに西野もマズイと思ったのかつぶやきはほどなく削除されましたが、大野ファンだけでなく、アンチ派からも『有名人利用して自分の個展を宣伝するセコい男』などと冷笑されました」
西野は今年1月4日、Facebookで「本日を持ちまして西野亮廣名義での芸人活動を引退し、占い師・サウタージ小島として再スタートを切る」と発表したことが一部で話題になった。
「それも"釣り"というオチの話題作りでした。4年かけて完成させたという『行動性9星占術』の表をアップし、『悪い結果が出た方は8月1日の西野亮廣独演会にお越し下さい』と、遠回しの独演会のPRというベタなオチでした。この時も『芸人とは思えないつまらなさ』『笑えない』などと散々でしたね」
本業のお笑いタレントとしては、レギュラーだった「はねるのトびら」(フジテレビ系)が2012年に終了して以来、テレビ出演は激減。大丈夫なのか?
「レギュラーは関西圏の番組だけのようです。文章力があるので舞台の脚本を手がけたりと、つぶしはききますね。俳優業もいけると思いますよ。昨年夏のドキュメントドラマ『250億騙し取った男たち』(フジ系)で演じた詐欺師役は鬼気迫るものがありました」
絵や文章の才能がある分、お笑い界に固執する必要はないわけか。
「会社と相方には相談して、ひな壇芸人はやらないという話をつけています。周囲からもいろいろ注意されたそうですが、絵本を作ったり、個展や単独のトークライブをやるうち自分の立ち位置が分かってきたようで、6月からはネット上で企画のプレゼンや資金を募るクランドファンディングを立ち上げ、絵本を作るプロジェクトを開始するんだとか。本人はいずれ"元芸人"になることを望んでいるのかも…」(先の作家)
才能を武器に、第2の人生を成功させてほしい、と言っておこう。