大コケ「HEAT」、AKIRAは悪くなかった | NewsCafe

大コケ「HEAT」、AKIRAは悪くなかった

芸能 ニュース
7月期にEXILEのAKIRA(34)主演で放送されたドラマ「HEAT」(フジテレビ系)だが、決定済みだった映画化が先日、白紙撤回されたという。
「すべてはフジテレビ側の無計画さが敗因でした」と言うのは番組制作会社ディレクター。
「『HEAT』はドラマ開始前から映画化が決定していることで話題を集め、初回は2時間スペシャルで放送するなど、『海猿』(フジテレビ系)のようなシリーズ化を視野に入れて制作していました。しかし、『当たるかどうかもわからない番組を、最初から映画化するなんてバカじゃないか』と業界では誰もが批判していたんです」
それでもフジは当たる自信があったのか?
「そう。AKIRAが主演すればEXILEファンが必ず観てくれると考えていた甘い認識があったんでしょう。EXILEの人気はどんどん落ちていたのに…」
脚本はどうだった?
「予算節約のために、テレビ版では地味にして、映画であっと驚くような大火事や、アメリカ映画顔負けの派手な爆発シーンを出す予定だった。これも逆効果で、最初から予算をかけて映像で視聴者を興奮させたほうが、視聴率は取れたはずです。本来は佐藤隆太(35)が主役で、運動能力のあるAKIRAは脇役に回ったほうがよかった」
確かに役者としてのキャリアや演技力は、佐藤のほうが格段に上だった。
「ところが制作した関西テレビではそんな采配ミスを一切認めず、一方的にAKIRAが悪いと決めつけて責任逃れです。実はAKIRAは主役に決まったとき『俺には荷が重すぎる』と1度断ったんですが、事務所が利害を考えて無理矢理彼を突っ込んだ部分もある。要するにAKIRAは今回の戦犯ではなく、実はさまざまな人々から利用された被害者だったわけです」
フジテレビは今回のしくじりで何かを学んだのか?
「まったく学んでいません。最初の失敗は韓国ドラマのごり押しで視聴者から嫌われたこと。ここで起死回生しようと、80年代にヒットしたトレンディドラマやアニメ実写化ばかり作ってまたまた大やけど。目先の利益ばかり考えて、脚本家やスタッフも育てていなかったツケが今回ってきています」(先のディレクター)
10年後のフジテレビはどうなっているのか?明るい話題は何一つ見つからず、このままでは真っ暗なトンネルの中に入り込んだまま脱出不可能になりそうだ。

《NewsCafe》

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