ロザン・宇治原、高学歴の陰り

先日放送の「痛快!明石家電視台」(毎日放送)で、お笑いコンビ・ロザンの宇治原史規=ふみのり=(40)が、母校・京都大学の後輩から手厳しい批判を突きつけられる場面があった。
　「番組では、後輩の京大生が宇治原をどう思っているのかを母校でインタビューし、VTRで紹介したんです」(夕刊紙デスク)

　で、その結果は?
　「相方の菅広文(39)より知名度が高い宇治原は『京大生の鏡』『スーパーレジェンド』など大絶賛を受ける一方で、『調子に乗ってきた』『京大を振りかざして自慢しているイメージ』と辛口なコメントが多数あった。結局、宇治原の凄さを認めている学生は全体の約4割でした」
　宇治原はお笑い芸人だけど、人を笑わせたことはあったかな?

　「ないです。お笑いのセンスはほぼ皆無に等しいでしょう。ところが、当時京大出の芸人は珍しかったので、必ずテレビに出られると宇治原は見抜いていた。その思惑が見事に的中し、現在はバラエティを中心に売れっ子になれたわけです」

　クイズ番組に的を絞り、優勝することで名前を売ったわけだ?
　「そう。宇治原が売れ始めた頃はクイズ番組が全盛時代でした。クイズなら少ない予算で制作できるし、家族で楽しめるから視聴率も比較的高かったんです」

　今もそれは変わらない?
　「残念ながら、もうクイズ全盛の時代も終わっています。宇治原ばかりが優勝するのは変化がないので、彼を負けさせるために番組スタッフは問題をどんどん難解にした。その結果、一般視聴者がまったくわからないレベルになり、誰も観なくなりました」

　なるほど…。
　「以前なら有名大学卒は頭がいい上に人格者という尊敬されるイメージがあったんですが、東大法学部出身で東京都知事を辞任したばかりの舛添要一(67)が都税を私物化し、その使い道について見苦しく言い訳する姿を見て、高学歴でも悪い奴らがいっぱいいると世間は知ってしまった。最近、現役東大生5人による強制わいせつ事件が報道されたのもマイナスでした」(先の夕刊紙デスク)

　宇治原のように学歴の高さを売りにする芸能人に対し「だから何?」と視聴者は思い始めたとしても、今更、芸を磨くのも遅い?!