緊急事態宣言が出てもマスクやトイレットペーパーは十分な供給、買い占めに走る必要なし
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重要なポイント:
・ソーシャルメディアでは店舗でトイレットペーパーやインスタントラーメンなど長持ちする商品が買い占められている様子が投稿
・緊急事態宣言前に品薄になる事を警戒して購入に走ったか
・必需品となったマスクにも再度品薄になる事への懸念
実際のところ: 緊急事態宣言が発令されても製造ラインの稼働や、物流への影響は無く、十分な量が供給される事が想定されます。
・都内のスーパーでも品揃えや在庫を増やして外出を控える人のまとめ買いが置きても対応できるようにするところが出てきている(NHKニュース)
・足立区のスーパーではマスクやトイレットペーパーは1ヶ月分の在庫を確保
・店長は「去年の3月や4月は多くの人が緊急事態宣言という言葉に敏感に反応して買い物に押し寄せましたが、今回はそうした動きは見られません。在庫も十分用意しているので落ち着いて買い物をしていただきたい」と話す
・ドラッグストアのツルハドラッグの公式ツイッターは「トイレットペーパーは絶対に無くなりません!!また繰り返すのはやめましょう!!」とツイート
マスクも国内生産が増加: 春先の感染拡大時期には長期間に渡って品薄になったマスクも国内生産にシフトした事で、前回のような事態は起こらないと考えられます。
・生産量が国内最大の丸富製紙は「メーカーとしては、各社とも通常通り操業していますので、心配ありません。原料の調達も国内で出来ていますし、物流も問題なし。全く心配することはありません」としている(FNNプライムオンライン)
・全国マスク工業会によれば国内企業が生産するマスクは月間8~9億枚
・以前は8割が海外生産だったが、現在では半数近くが国内生産に(7月時点)
・「ガーゼなどの布と不織布マスクの併用で、第2波が来ても以前のような不足は避けられるのではと期待しています。」(全国マスク工業会の横井会長)
・万一逼迫感が出てきた場合は8月末に解除されたマスクや消毒用アルコールの高値転売の禁止措置が再開される可能性も
次にすべきこと: 外出を控えるために買い物ペースを減らし、購入量を増やすのは必然ですが、過剰にならず、いつものペースを守る事が全員で戦うべき新型コロナウイルスとの戦いに勝利する事に繋がります。
《Manabu Tsuchimoto》