齋藤飛鳥、約7分間のスピーチで伝えた“11年間の葛藤と乃木坂46への愛”「ちょっと周りくどい生き方をしてきた」<齋藤飛鳥卒業コンサート2日目/スピーチ全文>
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【写真】齋藤飛鳥、乃木坂46卒コンで圧巻パフォーマンス
◆齋藤飛鳥、約7分間のスピーチで11年間の思い語る
アンコールでは、真っ白なドレス姿の齋藤が1人ステージに登場。
「皆さん、今日はありがとうございます。今日で卒業します」と切り出すと、「私は昨日今日とすごく、本当に心から楽しい幸せなライブを作ることができました」としつつ、「でも、私がたぶんライブとか、乃木坂の活動を心から余裕をもって楽しめたのは、ちょっと遅かったんじゃないかなと思います」とアイドルとしての11年間を振り返った。
「ちょっと周りくどい生き方をしてきた」という齋藤は、「色んなキャラクターとかも迷走したし、メンバーやスタッフさんに頼ったり甘えたりするのも、なかなかやり方がわからず」と正解を模索してきたことを告白。
葛藤があった中でも、こうして卒業コンサートの日を迎えられているのは「きっと乃木坂のみんなだったり、そこに関わる皆さんが、周りの人をすごく大事にしてるからだなと思います」と真っ直ぐに伝えた。
◆齋藤飛鳥「恩送り」という言葉が好きな理由
また、「『恩返し』って言葉があると思うんですけど、私はもっと好きな言葉がありまして。『恩送り』って言葉」とも語った齋藤は、「この卒コンもそうだし、メンバーに対してとか、スタッフさんに対してもなんとなく気持ちの整理ができたような気がしていて。恩を返すだけではなくって、どんどんどんどん送っていく。そうやって連鎖していくって、すごい素敵なことだなと思うし、それって私たちの歌で歌ってるなと思って、その言葉を今はすごく大切にして生きています」と思いを吐露。
「私はもう今日が終わったら皆さんとはお別れするし、もう過去の人になるんですけれど」と話しながらも「もしここにいる皆さんとか、画面越しに見てくれてる方とかが私を見たり乃木坂を見て、少しでも楽しいな、明るい気持ちになったなとか思ってもらえたんだったら、それを恩とは言いませんけど、やっぱりこれからは後輩のみんなに渡していって欲しいなと思います」とファンへ向けて呼びかけた。
◆齋藤飛鳥、後輩メンバーへの溢れる愛伝える
そして、終盤には「私はあんまり人とも深く関わらなかったり。内緒ですけど、学校もあんまり行ってなかったので、乃木坂で一緒に過ごした1期生のみんなはやっぱり、すごく心が通ったなっていう瞬間があったり」と語りつつ、「でも今はやっぱり、乃木坂を守ってくれている後輩の子たちがすごく大切です」と伝えた齋藤。
最後には「絶対にこれから乃木坂46のみんなのことを守って、見守ってほしいなと思ってます」と改めて伝え、「もう1期生のいない乃木坂46に明日からなりますが、これからの乃木坂46をどうかよろしくお願いします」と愛溢れるメッセージでスピーチを結んだ。
◆齋藤飛鳥スピーチ全文
皆さん、今日はありがとうございます。今日で卒業します。
私は昨日今日とすごく、本当に心から楽しい幸せなライブを作ることができました。でも、私がたぶんライブとか、乃木坂の活動を心から余裕をもって楽しめたのは、たぶんちょっと遅かったんじゃないかなと思います。
今日は後輩たちもモニターを見てくれてると思うので、昔の話も未来の話もしたいのですが。私は、ちょっと周りくどい生き方をしてきたなと、過去を振り返ると思います。色んなキャラクターとかも迷走したし、メンバーやスタッフさんに頼ったり甘えたりするのも、なかなかやり方がわからず。でも、なのに今こうやって穏やかに楽しく生きられているのは、きっと乃木坂のみんなだったり、そこに関わる皆さんが、周りの人をすごく大事にしてるからだなと思います。
「恩返し」っていう言葉があると思うんですけど、私はもっと好きな言葉がありまして。「恩送り」っていう言葉。その言葉を知ってから、この卒コンもそうだし、メンバーに対してとか、スタッフさんに対してもなんとなく気持ちの整理ができたような気がしていて。恩を返すだけではなくって、どんどんどんどん送っていく。そうやって連鎖していくって、すごい素敵なことだなと思うし、それって私たちの歌で歌ってるなと思って、その言葉を今はすごく大切にして生きています。
私はもう今日が終わったら皆さんとはお別れするし、もう過去の人になるんですけれど。でも、もしここにいる皆さんとか、画面越しに見てくれてる方とかが私を見たり乃木坂を見て、少しでも楽しいな、明るい気持ちになったなとか思ってもらえたんだったら、それを恩とは言いませんけど、やっぱりこれからは後輩のみんなに渡していって欲しいなと思います。
私はあんまり人とも深く関わらなかったり。内緒ですけど、学校もあんまり行ってなかったので、乃木坂で一緒に過ごした1期生のみんなはやっぱり、すごく心が通ったなっていう瞬間があったり。でも今はやっぱり、乃木坂を守ってくれている後輩の子たちがすごく大切です。
すごく綺麗事ですけど、私がこの先卒業して何かに追われることとか、何かで頭がいっぱりになることかが少しなくなるとしたら、その分の穏やかな日常とか優しい気持ちを、後輩のみんなに味わってほしいなって思ってます。
ここまでこうやってたくさん声を出して支えてくださった皆さん、信頼してます。 絶対にこれから乃木坂46のみんなのことを守って、見守ってほしいなと思ってます。もう1期生のいない乃木坂46に明日からなりますが、これからの乃木坂46をどうかよろしくお願いします。
◆齋藤飛鳥、東京ドームで2日間「卒コン」開催
齋藤は、2011年に同グループの1期生メンバーに合格するとともに活動を開始し、乃木坂46に11年間在籍。2022年内をもってグループ活動を終了しており、明日の公演がアイドルとして最後のステージとなった。
2日間で10万人を動員したほか、グループ初となるインバウンドツアーや、オンラインでの生配信も実施。多くのファンが齋藤のラストパフォーマンスを見守った。
なお、4期生の林瑠奈は体調不良のため、4期生の掛橋沙耶香と5期生の岡本姫奈は活動休止中のため欠席となった。(modelpress編集部)
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