ばんばんざい・るな“中卒"の理由初告白「学力が全てじゃない」みゆ&ぎしも「初めて聞いた」<モデルプレスインタビュー後編>
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後編では、ぎしの悲しみを乗り越えた方法、みゆが「毎日泣いていました」と明かした東京移住、るながメンバーにも明かしていなかった初出し情報など、たっぷりと語ってもらった。
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◆“チャンネル登録者数262万人超え”ばんばんざい、ティーン中心に人気博す
ばんばんざいは、3人組で活動しているYouTuberグループ。2019年3月よりYouTubeで活動をスタートさせると、わずか半年間でチャンネル登録者数15万人を超える人気ぶり。
ドッキリやモニタリング、歌ってみた企画など多ジャンルの動画に挑戦し、ティーンを中心に注目を集め、現在チャンネル登録者数262万人(※5月16日時点)を誇る次世代YouTuberの筆頭格だ。
◆ばんばんざい、“ここだけは負けない”ポイントは?
― 今勢いが止まらないばんばんざいさんの「ここだけは負けない」というポイントを教えてください。
みゆ:まず男1人、女2人っていう3人組というところ。あと同じグループのメンバーというよりは、もう家族みたいな存在で本当に仲が良いです。
ぎし:こんなに仲良い男女グループはいないと思います。喧嘩もしないです。
― ぎしさん・るなさんの「兄妹」設定もありますね。
みゆ:この2人が言い合うことがあっても、すぐにケロっと仲直りするので、本当の兄弟みたいです(笑)。
― るなさんはぎしさんのことを本当のお兄さんのように思うことも?
るな:いや、思わないです(即答)。
みゆ:下僕(笑)?
ぎし:なんやねん!俺も妹と思ったことない。
みゆ:一応設定だけです(笑)!
◆ばんばんざい、YouTube活動で辛かったこと
― これまでのYouTube活動の中で大変なこともあったと思いますが、一番辛かったことはなんですか?
るな:2年前くらい、登録者数100万人を超す頃が配信スピードは早かったけど、その分今以上に撮影の本数も日数も多かったし、大型企画がメインだったので、一番大変だった気がします。
― 企画はマネージャーも含めたチームで出しあって選んでいるそうですが、3人で協力したなと思う企画は?
全員:なんだろうなぁ…。
るな:無人島じゃない?(※2泊3日の無人島サバイバル企画)
みゆ:そうだね、無人島の企画かな。
ぎし:あと、夏の1日5本投稿は本当にしんどかったです。スケジュールが過密すぎて、朝からもう夜遅くまで撮影&編集していて、睡眠時間は4時間でした。
るな:夜中の2時くらいまでメンバー同士で会ったり、朝9時に集まったりしていたので、こう考えると睡眠時間は少ないよね。
ぎし:僕が基本編集をしていますが、どんなに忙しくても睡眠時間を削って飲みに行くのが基本です。だけど、その時は飲み行けなかった。キツすぎて(笑)。
― そんなに頑張った中でも、伸び悩む時もあったと思いますが、その時にしたことはありますか?
るな:TikTokの切り抜きをすごく大事にして、視聴者の皆さんが楽しんで投稿してくれるようにプレゼント企画をやりました。
みゆ:あとは、投稿をずっと続ける。
ぎし:意外に、自分たちが頑張った動画はあまり伸びなくて、さらっとアップした動画の方がすぐ100万回再生されることもあります。
◆ばんばんざい、アンチコメントは「全く気にしなくなりました」
― ばんばんざいさんの動画ではファンからのコメントがたくさん届いている印象です。
みゆ:見てほしかったところをコメントでいただけたりすると「それな!」ってなります(笑)。
ぎし:俺ら、しっかりコメントを読んでいるよね。編集を頑張れるモチベーションにもなりますね。
― 良い声がある一方で、アンチコメントもあるかもしれません。そういった声についてどう思われますか?
るな:触れない。「言わせとけば良いや」くらいの精神じゃないと、きりがないので。
ぎし:最初はキツかったけど、今は全く気にしなくなりました。
みゆ:もう慣れだよね。それも話題になるというか。
ぎし:秀逸な面白いアンチコメントだったら別に良いですが、屁理屈で嫌なコメントが結構あった時期があったんです。良くも悪くも慣れちゃって、今はもう3人とも気にしていないです。
◆ばんばんざいが悲しみを乗り越えた方法
― モデルプレス読者の中には、今様々な不安を抱えている人がいます。そういった読者に向けて、ばんばんざいの皆さんがこれまで悲しみを乗り越えた方法を教えてください。
ぎし: YouTubeを始めた当初は何をするにしても、馬鹿にされたり心ないことを言われたり、地元が狭いため親や兄弟にもそういう言葉がかけられました。そういう風に思われるのは前例がないからだと思っていて。というのもチャンネル登録者数が伸びてみると、手のひらを返したように対応が変わったので、結果が出るまで続けたことが壁を乗り越えた経験です。
― 心ない言葉を言われた時に、どのように前を向きましたか?
ぎし:僕はあまり気にしなかったです。悲しみを乗り越えるには、結果が出るまでやることと、向いてないなと思ったらすぐ辞めることが大事かな。向いていないことを続けるのが、一番無駄だと思います。
◆みゆの人生を変えたぎしの“一言”
― みゆさんの悲しみを乗り越えた方法についても教えてください。
みゆ:私は元々エステの専門学生で、就職が決まっていたんです。「YouTubeをやってみたい」という気持ちで北海道から東京に来たのですが、地元が好きすぎて離れたくなかったし、1人暮らしもしたことなかったから、東京に来た当初は「無理や」と思って毎日泣いていました。ですが、5年経って強くなりました。そんなに好奇心旺盛な方ではなかったのですが、今となっては行動に移していてよかったなって思います。
ぎし:よく僕の肩で泣いていましたね。
みゆ:泣いてないって(笑)。
ぎし:毎回家に行って、慰めていました。
るな:嘘つくな(笑)。
― いきなり北海道から東京に来るのは不安を感じますよね。
みゆ:本当に不安でした。人の言葉がすごく敏感になっちゃうし、動画コメントの言葉自体も不安だったんですけど、意外と人間ってどうにかなるんだなって思いました。
― それでも東京に来たいと思えた何かがあったのですか?
みゆ:それが、ないんです。ぎしが最初に「YouTube一緒にやろうよ」って言った一言だけで、「あ、ついていこう」って思って。ファミレスでの普通の会話だったんですけど、この就職が決まってる中で東京に誘ってくれる友達がいるんだ、という驚きがありました。1日考えて、その日の夜に行くと返事しました。
― 1日で人生を委ねたんですね!
ぎし:好きだったんでしょ。
みゆ:いや、ないですよ?でもそのおかげで、るなとも出会えたし、3人でばんばんざいになれたからよかったなと思います。
◆るな「中卒」への思い・初めて語った“別の道”
― るなさんのこれまでに感じた悲しみについて教えてください。
るな:私は「中卒」と言われることがあるんですけど、中卒の理由として元々は美容師の専門学校に行くという話だったんです。
ぎし・みゆ:え、そうなの?!初めて聞いた。
るな:初めて言った!高校に行かなかったのは、家族が多いことが理由です。私の他にあと9人兄妹がいるので、両親が共働きでずっと働いていて、高校の受験の金額を聞いていたから、中2くらいで進学は諦めました。もし私が行ったら妹と弟も続いてしまうと思ったんです。だから、祖父が美容室を営んでいたこともあり、お店を継ぐのであれば美容師の学校に行かせられると話があったので、進もうと思ったのですが、全然やりたいことじゃないなって受験の当日に喧嘩したんです。
それからは1年間バイトして、自分でお金を貯めました。その期間に自分にできることってなんだろうと考えてSNSを発信するようになり、徐々に自分のできることが見つかってきて、ちょうど声がかかって今に至ります。
中卒だけで馬鹿にされることはたくさんあるけど、それなりの努力はしているので、馬鹿にされることへの怒りはたまにあります。学校に行くのが全てじゃないと思うし、同じ境遇の人も不安があるかもしれないけど、その人にできることはあるので頑張ってほしいなと思います。
― 「中卒」についてのコメントが来た時に辛くなった時もあったと思いますが、どなたかに相談はされましたか?
るな:しなかったです。そもそも父にも高校に行きたいと言ったこともないです。でも、周りの友達が「どこ受験するの?」と話している時だけは、高校に行きたいなって思いました。でも、「行きたい」と言ったらしんどくなるのがわかっていたので、周りの空気にあわせていたその時が一番しんどかったかもしれない。別に後悔もないし、高校に行ったとしても続いていなかったと思うから、逆に今は本当によかったなと思います。
ぎし:LINEでも来ますね。「るな、高学歴より稼いでんのに、なんで中卒馬鹿にされるん?」「なんで高学歴にそんな馬鹿にされなあかんの?」みたいな。
るな:いや、言ってない(笑)。でも、学力が全てじゃないし中卒でも生きられる、というのは言いたいです。
― SNSを更新していても伸び悩む人もいるので、るなさんが伸びるために相当な努力をされていたんじゃないか、と思いました。
るな:バイトが終わったら毎日TikTokなどSNSを配信していました。その時なりに自分自身ができることをするようにしていたのと、流行りに乗っかることが一番多くの人の目に留まるので、それを意識していました。
― できることを見つけて配信していたんですね。るなさんの初出し情報も出てきましたが、ぎしさんとみゆさん、いかがですか?
みゆ:びっくりした!
ぎし:初めてみゆから職業のこと聞きましたね。
るな:そうだよ、専門行こうとしていた。もし行っていたら、今美容師だった!
◆ばんばんざいの“夢を叶える秘訣”
― 最後に、3人の“夢を叶える秘訣”と、今抱いている夢や目標を教えてください。
るな:夢は今年中にチャンネル登録者数300万人行くことと、個人のお仕事が増えているので、ばんばんざいだけでなく個人でも名前を広くしたいというのがあります。夢を叶える秘訣は、私はやりたいと思ったら動くタイプなので、後のことを考えないで動くのですが、それは一番大事なことだと思っているので、ミスしてもそれも経験だと思うくらいの気持ちでいけば上手くいくんじゃないかなと思います。
ぎし:今後の目標は300万人達成です。夢を叶える秘訣は、目標を叶えようとする時に、 我慢したり、辞めたりしたことがあるので、何か得るには何かを失う覚悟は大事だと思っています。僕はYouTubeを始めた時は遊ぶお金もなかったので、遊びに行かずコンビニ弁当で1日中編集をしていました。そういう時だけはどんな誘いも全部断っていたので、それがあったから今があるのかなと思います。
みゆ:目標はばんばんざいで300万人達成することと、皆が健康でいること。夢を叶える秘訣は、私は昔からなんでもノートに書く癖があって、「やりたいことリスト」「買いたいものリスト」など文字にしています。全ての夢を文字にして書いていくと、どれからするべきか順番が目に見えてくるので、叶えやすいのかなと思います。どこでも売っているノートを買って、「〇〇リスト」「2023年やりたいこと」と見出しを作って書いていくのが良いですよ。オススメです!
― 貴重なお話ありがとうございました!
(modelpress編集部)
◆ばんばんざいプロフィール
ぎし:1998年10月22日北海道出身、みゆ:1999年3月30日北海道出身、るな:2002年2月11日大阪府出身。ばんばんざいは2019年3月15日にグループ結成。YouTube活動のほか、スタイルブックの発売や、オリジナルソングのリリースなど多岐にわたり活動している。
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《モデルプレス》