なにわ男子・西畑大吾、“人生で1番怖かった経験”が予想外 理想のシンセカイは「西畑を好きな人しか入れない世界」<「忌怪島/きかいじま」インタビュー> | NewsCafe

なにわ男子・西畑大吾、“人生で1番怖かった経験”が予想外 理想のシンセカイは「西畑を好きな人しか入れない世界」<「忌怪島/きかいじま」インタビュー>

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モデルプレスのインタビューに応じた西畑大吾(C)モデルプレス
モデルプレスのインタビューに応じた西畑大吾(C)モデルプレス 全 1 枚 拡大写真
【モデルプレス=2023/06/02】映画『忌怪島/きかいじま』(6月16日公開)で主演を務める、なにわ男子の西畑大吾(にしはた・だいご/26)にモデルプレスがインタビュー。関西ジャニーズJr.時代から数々の作品で主演を務め経験を積んできた西畑が、デビュー後初の主演を飾る本作は、大ヒットを叩き出した『犬鳴村』、『樹海村』、『牛首村』の「恐怖の村」シリーズを生み出した東映と清水崇監督が手がけるホラー作品。ホラーに初挑戦した心境、自身の人生で“1番怖かった経験”などについて語った。

【写真】西畑大吾、赤い女に襲われる…ホラー映画初主演で熱演

◆西畑大吾主演「忌怪島/きかいじま」

本作は、2022年4月〜5月にかけて奄美大島を中心に撮影が行われ、島という閉鎖空間を舞台に今話題のVRの世界を表現。「VR」研究チームに次々と降りかかる不可解な死と謎、解き放たれた「赤い女」=イマジョの怨念、真っ赤に染まる島。現実と仮想という2つの空間で今までにない最強の恐怖が待ち受ける。

西畑は非科学的なことを信じない天才脳科学者・片岡友彦を演じ、閉ざされた南の島で次々と降りかかる不可解な死と謎を解き明かそうと奔走する。このほか、生駒里奈、平岡祐太、水石亜飛夢、川添野愛、當真あみ、なだぎ武、伊藤歩、山本美月らが出演する。

◆西畑大吾、ホラー映画初挑戦「普通にビビりました」

― 西畑さんはホラーが苦手な“ビビり”とのことですが、完成した作品を観た感想を率直にお聞かせください。

西畑:本当に怖かったです(笑)。台本で内容を把握しているとはいえ、自分が出ているシーン以外はどんなふうに撮影しているのかを見ていなかったので、ここで赤い女が出てくるんやろうなとわかっていても、普通にビビりました。なんなら、映画が始まる前の東映さんの波しぶきが出てくる映像からすでにビビっていました(笑)。

― (笑)。改めて感じた作品の魅力についてはいかがですか?

西畑:今「メタバース」という言葉がすごく普及してきて、それを題材にしながらも、この島ならではの独特な閉鎖感や風習がプラスされていて、謎解きやミステリー要素も詰まっているので、どう展開していくのか先が読めないところが魅力だなと思います。島で起こった事件に対して、どう立ち向かっていくのか、この島から出られるのか、ところどころ伏線が散りばめられています。僕はホラーが苦手なので結構目をつぶってしまいがちなのですが、ぜひとも目をかっぽじって、楽しみながら観ていただけたら嬉しいです。

― 天才脳科学者役で難しいセリフもあったかと思いますが、ご自身のお芝居についてはどうでしたか?

西畑:最高やったんちゃいます?…冗談です(笑)。今回演じさせていただいたのが天才脳科学者だったので、科学用語など難しい横文字を覚えるのが大変でした。脳の仕組みはどうなっているのか、どう繋がっているのかというのを説明するシーンもあったので難しかったですが、監督とお話しする中で、片岡友彦という役を作り上げていくことができたので、すごく良い経験になりました。

― 清水崇監督は世界が認めるホラー映画界の巨匠ですが、清水監督の演出で印象に残っていることはありますか?

西畑:清水監督がよく言ってくださっていたのは、「友彦はすごく淡々としていて、人がいない世界をメタバース空間で作りたいと言っているくらい人に対して苦手意識があるけど、彼はロボットではなくて人間なので、物語が進むにつれて人間味を引き出していきたいね」ということでした。彼が善だと思ってやっていたことが裏目に出て、事が発展していき、そこに対する責任感がだんだんと出てくるので、人間が嫌いだと言っていた彼が人のために何かをするというところの変化をお芝居の中で出せればいいなと思っていました。あとは「天才ならではの癖を作りたいね」という話になったので、友彦がちょっと考えている時や、ちょっと照れている時に眉間をこする手癖を作りました。

僕はホラー映画が初めてなので、どういう風に撮影が進んでいくのか知らなかったのですが、アクション映画にアクション担当の方がいるように、ホラー映画にもホラー担当という方がいらっしゃって、赤い女の動きを確認して、イマジョ役の方に指導していたり、CGに関してもリハーサルの段階で「こういうイメージでやっていきます」と見せてくださったりするんです。そうやって段取りがしっかりあった状態で進んでいくという、作り方としてはアクションと一緒だったので、「こういう作り方なんや!」とすごく新鮮で面白いなと感じました。

― 西畑さん演じる友彦が驚くシーンも描かれますが、ホラーならではの表情などについてはいかがでしたか?

西畑:僕自身、イマジョと対峙する時に、怖がったり叫んだりするシーンがなかったので、後半はより人間味が出せるように、怖がるシーンが増えたんです。増やしていただいたからにはしっかり演じないと、と思いながら挑戦させていただきました。海に引きずり込まれるシーンはすごく大変で、海水が鼻に入って死にかけたので、海って怖いなと思いました。死にかけたと言ってもすぐ外に出られたので大丈夫でしたが、やっぱりパニックになりますよね。浅瀬で撮影していても、海に浸かっていると思うように身動きがとれないので、その大変さが映像の中で恐怖として映し出されていればいいなと思います。

僕は作品に出させていただく時に自分自身を意識せず、作品の中でしっかりと生きていられたらいいなと思いながら演じています。もちろんファンの皆さんは「西畑大吾」というフィルターを通して見てくださっていると思うのですが、今回の役は笑わずとも人間身が強い役だと感じたので、そこを少しでも表現できるように演じました。

― トラウマになるようなシーンも多々ありますが、ホラーが苦手だと言っていた西畑さんは、実際に撮り終えてみて克服はできましたか?

西畑:全然克服できていないです。むしろ苦手が深まりました(笑)。作品自体は怖かったですが、現場はすごく楽しくて、スタッフの皆さん、キャストの皆さん、そして奄美大島の皆さんもすごく気さくでお優しい方ばかりだったので、それが救いでした。奄美大島で泊まりの撮影だったので、「ここのお店のご飯が美味しかったよ」「ここのスーパーが良かったよ」と情報を交換し合っていましたね。僕が撮影中で、他のキャストの方がオフだった日に、泥染め体験で僕に泥染めのTシャツを作ってきてくださって、それをいただきました。皆さん撮影合間も結構エンジョイされていたみたいです。

◆西畑大吾、なにわ男子で1番怖がりそうなメンバーは?

― 現場では、VRゴーグルを付けてのお芝居もありましたが、実際には目に見えないものが映像として見えているというお芝居は難しくなかったですか?

西畑:VRを付けている時は、ちょっと重いホットアイマスクみたいな感覚だったので、目をつぶってほぼ寝ていました(笑)。

― (笑)。近年ではVRゲームも話題ですが、実際にやったことはありますか?

西畑:あります。僕はゲーム自体あまりよくやるほうではないのですが、撮影をしている時には知らなかった「メタバース」という言葉を、今年に入ってからよく聞くようになって、僕たちなにわ男子でもメタバースのお仕事をさせていただいているので、すごく身近になってきているんだなというのを実感しています。『忌怪島/きかいじま』で描かれているメタバースの世界は、本当に現実と差がないくらいの映像美なので、近い世界に起こり得ることかもしれないと考えると、ちょっと怖いです。

― なにわ男子で、メタバースの中でやってみたいことはありますか?

西畑:宇宙船に乗ってみたいです。宇宙船でライブとかできたら楽しそうですよね。宇宙船から降りて来て、そのまま開いてステージになるという、現実ではなかなかできないようなことをやってみたいです。

― なにわ男子のメンバーがこの映画を観た時に、1番怖がりそうなのは誰だと思いますか?

西畑:うちのメンバーはみんな多分ビビりなんですよ(笑)。YouTubeの撮影でお化け屋敷に行った時も、メンバーの反応を見ていると、全員ビビりやなと思ったのですが、映画を観て1番怖がりそうなのはみっちー(道枝駿佑)ですかね(笑)。

◆西畑大吾、人生で1番怖かった経験明かす

― 子供の頃に観ていたホラー作品や都市伝説で、印象に残っているお話はありますか?

西畑:僕、ホラーは苦手なのですが、それこそ都市伝説が結構好きで、夏にやっている「ほんとにあった怖い話」は、学生時代によく観ていました。お風呂から上がってから観るようにしていたのですが、観た後は怖くて、お兄ちゃんと一緒にトイレに行ったりしていました(笑)。

― 可愛らしいですね(笑)。西畑さんが今まで生きてきた中で、1番怖かった経験を教えてください。

西畑:母親と喧嘩して飛び蹴りされたことですかね(笑)。もちろんしつけとしてですよ!シンプルに言い争いになって、そのまま飛び蹴りされたのですが、結構小柄でそんなことをやりそうにない母親なので、強烈なキックが飛んで来て、あれは恐怖でした(笑)。

― (笑)。それは何歳くらいの時で、何が原因だったのでしょうか?

西畑:中学生くらいやったと思います。何がきっかけだったのかは覚えていないのですが、小競り合いで、多分僕が一方的に悪くないとそんなことにはならないと思うので、僕が一方的に悪いことをして、飛び蹴りされたんだと思います。痛かったです(笑)。僕は霊感がないので霊体験のような経験がなく、1番怖かった経験というと母の飛び蹴りになってしまいました(笑)。

― 西畑さん自身が「こういう世界があったらいいな」と思う、理想の“シンセカイ”を作るとしたら、どんな世界ですか?

西畑:「西畑を好きな人しか入れない世界」です。僕自身、友彦みたいに対人関係が少し苦手なところがあるので、西畑のことを好いてくれている人しか入られない世界を作りたいです。

― 西畑さんを好きな人ということだと、皆さんから見られることになると思いますが、生活しづらくないですか?

西畑:面接をするので、僕が許した人じゃないと入れません(笑)。僕と合うか合わないかで決めさせていただきます(笑)。

◆西畑大吾「なにわ男子に還元できるような良いお芝居を」

― 西畑さんはなにわ男子としてデビューしてから本作が初主演になりますが、これまで俳優業を数多く経験してきた中でホラーに初挑戦して、新たに感じた俳優としての思いや、今後挑戦してみたい役柄や作品をお聞かせください。

西畑:今回初めてホラー作品に出させていただきましたが、ミステリー要素などもあるので、たくさんのジャンルとして楽しんでいただける作品になったと感じています。僕自身、ホラーという題材を経験させていただいて、もっと幅広いジャンルの役が演じられるような演者になりたいと改めて思わせていただいた作品にもなりました。

なにわ男子として活動しているので、グループのためにも、グループの名前と自分の名前をしっかり残せるようなお仕事をしていきたいですし、やっぱりなにわ男子に最終的に還元できるような良いお芝居をこれからも続けていけたらいいなと思っています。

― ありがとうございました。

◆インタビューこぼれ話

質問ひとつひとつに対し、笑顔で気さくに答えてくれた西畑。インタビュー後、「いつもモデルプレスを話題にしていただきありがとうございます」と直接伝えると、「こちらこそいつもありがとうございます!何かすみません(笑)」と何度もお辞儀をする丁寧な姿が印象的だった。

説得力のある確かな演技を武器に、ホラーが苦手だという西畑だからこそ出せるリアルな表情、仕草、雰囲気…すべてに魅了されながら、最先端のホラー映画『忌怪島/きかいじま』で暑い夏を乗り切ってほしい。

(modelpress編集部)

◆西畑大吾(にしはた・だいご)プロフィール

1997年1月9日生まれ、大阪府出身。2011年4月にジャニーズ事務所に入所。2018年、関西ジャニーズJr.内ユニット・なにわ男子のメンバーに選ばれ、2021年11月12日、なにわ男子としてシングル『初心LOVE(うぶらぶ)』でCDデビュー。

2014年1月、NHK連続テレビ小説『ごちそうさん』でテレビドラマ初出演を果たす。2016年2月、NHK連続テレビ小説『あさが来た』に出演。同年4月公開の映画『関西ジャニーズJr.の目指せ♪ドリームステージ!』にて、映画初出演にして初主演を務める。以降も、ドラマ『僕らは奇跡でできている』(カンテレ・フジテレビ系、2018)、『教場』(フジテレビ系、2020)、『コタローは1人暮らし』(テレビ朝日系、2021)、『新・信長公記〜クラスメイトは戦国武将〜』(読売テレビ・日本テレビ系、2022)、映画『PとJK』(2017)、『ラストレシピ〜麒麟の舌の記憶〜』(2017)、『KAPPEI カッペイ』(2022)など多数の話題作に出演。2023年7月期ドラマ『ノッキンオン・ロックドドア』(テレビ朝日系)にて、SixTONESの松村北斗とW主演を務める。

【Not Sponsored 記事】

《モデルプレス》

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