<中田花奈インタビュー>乃木坂46の経験を糧に「Mリーグ」参戦 感じた不安と先輩の優しさ
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モデルプレスのインタビューでは、不安と向き合いながらも「乃木坂46時代に様々なことを乗り越えてきた」と語り、自身にしか出来ないことを挙げた。
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◆中田花奈「Mリーグ」参戦
麻雀プロリーグ戦「Mリーグ」。数多の麻雀プレイヤー達の中から、ドラフトで指名されたほんの一握りのトッププロだけが出場できる。
中田は今年から新規参入したチーム「BEAST Japanext」にメンバー入り。鈴木大介、菅原千瑛、猿川真寿とともに、9月18日に開幕を迎える。
◆中田花奈、ドラフトの涙を振り返る
― じゃいさんのYouTubeで密着を受けていたドラフト当日、名前が呼ばれた瞬間に涙を流していました。あの涙は驚きなのか、喜びなのか、どういう心境だったんですか?
全部ですね。言葉も出てこなくて、感情が整理できない方の涙だったかなと思います。
― ドラフト前のインタビューでは「プロになってからの3年で満足した結果が出ていないから指名は無いと思う」ともお話していましたね。
プロになってから、お店のオープンが重なってしまって、そっちの経営もありながら、タレントとしてもありがたいことにお仕事を頂けて、想像以上に忙しかったので、麻雀プロとして麻雀の勉強に時間を作ることがなかなか出来ず、お仕事で打つことはあってもプライベートではなかなか打てず。乃木坂46時代のほうが打っていたかも、というぐらいだったので不安はありました。
― 指名を受けて以降、周囲の反響を受けてその不安に変化ありますか?
不安は完全に払拭出来てはいないですけど、今麻雀と向き合うのがすごく楽しくなってきました!でもきっと、開幕が近づいたら不安がまた押し寄せてくるのかなと思ってます(笑)。
― それは、プライベートの麻雀の時間が増えたから?
いろんな方に「麻雀を教えてほしいです」とお願いしたら、時間を作って勉強会を開いてくれたり、それこそMリーガーの方々は敵になるのにそういう機会を作ってくれたり、他のプロの方も麻雀を教えてくれたり、周りの人がすごく温かいです。
勉強会は、プロとして「ここが分かりません」「これはどっちですか」と聞きづらいかなと思っていたのですが、温かい空気のお陰でまずは聞こうと思えて、ありがたい環境です。
― 周囲の方々に背中を押された?
「恥ずかしい」「怖い」「怒られたりしないかな?」みたいに思っている場合じゃないなと、自分の中で突き動かされた感じだと思います。
― それが「焦り」ではなく「楽しさ」になっているということは、ご自身でも手応えを感じている?
まだまだだと思うのですが、もともと麻雀は頭を使ったゲームというところに魅力を感じていたので、いろんな人に教えてもらうことで頭の良い人の頭の中を見せてもらっているような、ワクワクする感覚で、麻雀を始めたころの楽しさをまた感じています。
◆Mリーグで中田花奈にしかできないこと
― Mリーガーになって「私なんかが…」と仰っていた反面、「私にしか出来ないことがある」という言葉もありました。まだ開幕前ですが、今見えている“中田さんにしか出来ないこと”とは?
メディアでのタレント活動も活かして、Mリーグがどれだけすごい世界なのか、麻雀をやってない人にも知ってもらう、気になってもらえるきっかけを作ったり発信したりすることが求められていることなのかなと思っています。
私だけではなくて、チームとして、Mリーガーとしてメディアに出演していくことも。乃木坂46から何人か代表して番組出演するように、Mリーガーとして麻雀以外の番組にも出られるような存在になりたいです。
― 開幕前から、すでに活動は始まっているんですね。
SNSを使ってチームや麻雀の面白さを発信していきたくて、まずお店のTikTokを始めようかなと。麻雀を覚えたい人向けの動画を発信していこうかなと考えています。
◆相手も気持ちを考えると… 中田花奈の心境
― 中田さんは最年少Mリーガーでもあります。先程勉強会のお話もありましたが、先輩たちに相談することはありますか?
プロ同士で皆さん仲が良いのですが私はその輪にあまり入れず、共同の楽屋ではなく廊下にいたり、なかなかお話することが出来なかったりしていたのですが、岡田紗佳さんがそんな私を見て声をかけてくれて、そこから会うたびにお話させてもらったり、相談にのってもらったりしています。この前は、私の麻雀を後ろで見ながら「これを切った方がいい」とか全部教えてくれて本当にお世話になっています。
― なかなか輪に入れないのはタレントのお仕事をしていても?麻雀の世界だからこそ?
麻雀だけですね。私がまだまだ実力も経験も不足しているのにMリーガーの1枠をいただいてしまっているという申し訳なさで。相手の気持ちを考えると話せなかったです。
申し訳なさというか「私が…」ってなっちゃうのを「どうやって改善しようかな」「でも無理かな」と思うこともあるのですが、恥のない麻雀を打つことで変えられると思います。私が自信を持って話しに行ったり、相談しに行ったりするのはもっと麻雀の理解を深めてからかなと。努力を積み重ねて、もっと自信を持てたらコミュニケーションがとれるのかなと思います。
― 今勉強も真っ最中ということですが、そのゴールはもう見えている?
時間がかかると思っています。そんな早い世界ではないと思いますので。でも「教えてください」と頼ったら答えてくれる、勉強の時間を作ってくれる先輩たちがたくさんいるので、ちょっと甘えさせてもらって教えてもらおうと思ってます。
◆中田花奈が目指すのは「MVP」と「自信」
― 中田さんを応援してくれているファンの方々の反応はいかがですか?
喜んでくれて嬉しいです。でも、何人かの方が心配してくれて「大丈夫?おめでとうって言っていいのかな?」と。私のことを長く応援してくれているファンの方だからこそ特に思うことだと思うのですが、そう思わせちゃったのもちょっと悔しいというか悲しいというか。そうやって声をかけてくれた方には「乃木坂46時代に様々なことを乗り越えてきたから大丈夫だよ」とお話しています。
― やはり乃木坂46として活動した時間は大きな財産になっている?
たくさんの特別な経験と、あの年齢にしては背負い切れないほどのプレッシャーとの戦いの日々でしたので、きっと強くなっていると思います。
― 指名理由に「大舞台での強さ」が上がっていましたね。
麻雀は運も大事な要素なので、大きいステージだからこそ運も味方に出来たらいいなと思っています。
― ズバリMリーグ1年目の目標は?
MVP!高すぎることは分かっているけど、プラスで終わることを目標にしたらマイナスで終わっちゃうくらいになると思うので1番高い目標としてMVPですね。
でも、本心はまず自信持って打つこと。
麻雀を覚えたての頃から放送対局に出させてもらった経験で、弱気にならず、逆に「私にはこう見えていたからこれを切りました」って言い張れるような、私の視点で私の考えを言えるような打ち方をしていきたいです。
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
■中田花奈(なかだかな)プロフィール
タレント・プロ雀士・麻雀カフェ「chun.」オーナー店長
1994年、埼玉県生まれ。2011年、乃木坂46の1期生オーディションに合格。2020年10月、グループを卒業。翌年3月に、日本プロ麻雀連盟第37期後期プロテストに正規合格。タレント業の傍ら、自身で麻雀カフェ「chun.」のオーナー&店長を務める。またMリーグ2023-24シーズンより、新チーム「BEAST Japanext」の選手として参戦する。
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