広瀬すず、アイナ・ジ・エンドに“長文謝罪メール”「とにかく謝った」<キリエのうた>
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【写真】会見で素肌覗く透けトップス着こなした広瀬すず
◆アイナ・ジ・エンド主演「キリエのうた」
本作は、壮絶な運命と無二の歌声を宿したキリエ/路花(アイナ)の音楽がつなぐ13年に及ぶ壮大な愛の物語。そして降りかかる苦難に翻弄される男女の人生が、切なくもドラマティックに交錯していく模様を描く。この日は岩井俊二監督も出席した。
本作で映画初主演を務めたアイナは「2022年の2月から、すずちゃんとクランクインして、もう1年半ぐらい経って。やっとこうやって皆さんにお会いする日が来たなと、感慨深くなっております。今日はよろしくお願いいたします」と笑顔。いなくなってしまった彼女を探す青年・夏彦を演じた松村は「昨日から公開して。簡単な単純な物語ではないからこそ、いろんな届き方をするんだろうなとは思うのですが、本当に素敵な気持ちで作った映画なので、素敵な届き方をするといいなという風に願っています」とコメントした。
キリエのマネージャーをかって出る謎の女イッコ/真緒里を演じた広瀬は「昨日公開して、今日もこんな風にたくさんの方に足を運んでいただけて、とてもうれしく思います」と笑顔を見せた。
◆広瀬すず、アイナ・ジ・エンドに謝罪メール
完成した映画について、アイナは「劇場がみんなの逃げ場になったらいいなって思いましたね。もちろん岩井俊二さんのことが好きなファンの方が観てくださる、映画として楽しみにしてくださる人、いろんな方がいていいと思うんですけど。例えば、17時まで仕事を頑張って、めっちゃ頑張ったと。よし!ビールを飲むか『キリエのうた』か。『キリエのうた』行こ!っていう。仕事お疲れ!『キリエのうた』走る!くらいの感じで、みんなの1日の『お疲れ』の場所になったらいいのかなって思いました。キリエが待ってるよって。歌ってるよって。癒してあげたいなって。そんな気持ちになったりしました」とにっこり。
広瀬は「自分もけっこうちゃんと撮影したなって記憶だったんですけど、自分が出ていないシーンというか、いないシーンで、ストーリーが何個もあるじゃないですか。そこにすごく衝撃的な皆さんのお芝居であったりとか撮り方であったりとか、作品を通じて一視聴者として、ズドーンと受けたんです」と回想。「裸になったような姿でキリエが歌い続けている姿が、なんかわからないけど救われたような気持ちになりましたし。イッコとして、すごく振り回され過ぎてと思って、罪悪感が生まれてしまい、長文の謝罪メールをアイナちゃんに送りました(笑)」と告白した。
「罪悪感が、イッコとして、真緒里としてかな?すごい生まれて。とにかく謝ったんです」という広瀬に、アイナは「私がいないシーンでこんなに大変なことがあったんだね、ごめんねって。いい人やなと思って」とにっこり。広瀬はキリエとイッコの関係性について「キリエがいることで自分が存在しているのが確認できるような場所というか。そういう2人の空気感も常にあったのが、すごくお芝居していて楽しかったですね」とも話していた。
◆アイナ・ジ・エンド、劇場で鑑賞後の“お兄さん”に一言
公開後の反響について、アイナは「昨日、吉祥寺の劇場まで、一人でぽつらぽつら歩いて行って。終わったあとパンフレットも買ったんですけど。『キリエのうた』のパンフレットを見ているスーツのお兄さんが、独り言で『このシーン良かったな』って言ってて(笑)。そのパンフレットをご購入されている姿を見ながら『ここにいるよ。ここにキリエいるよ』とか思いながら、自分も買ってとかしていたんです」と口に。
「観てくれた方の感想っていうのが、やっといただけるんだっていう。ずーっと自分発信で、こんな映画なんです、こんな映画なんですっていろんなインタビューとかで言ってきたけど、やっと観てくださった人のご感想をいただけるんだっていうのが本当にうれしくて。だからよかったら今日、いっぱいツイートとかしてくれたら嬉しいです」と呼びかけた。
◆広瀬すず、アイナ・ジ・エンドの歌に感動
広瀬は「それこそクランクインの日から、雪の中でアイナちゃんが1人で歌い始めるシーンからだったんですけど、自分だけが真横で聞いていた声が、世界中に届き始めているっていう、本当にすごいことだなというか。きっとみなさんにぐさぐさ、心に刺さるっていうより、お腹の底にどん!と落ちてくるような、あの魂の叫びみたいな表現は、きっといろんな人に届くんじゃないかなと思って。そしてきっとここにいる皆さんに届いているだろうなという、顔を見て確信できるような。それはすごく嬉しいですね」と笑顔を見せた。
◆アイナ・ジ・エンド、青いバラ贈呈で「なんだか結婚式みたい」
この日は岩井監督から青いバラの贈呈が行われる一幕もあった。最後に代表してマイクを握ったアイナは「岩井さんから、なんだか結婚式みたいな(笑)。スピーチみたいな、なんて言うんですか?おめでたい日みたいなお言葉をいただけたりして。心が今、何と言ったらいいのか、棘が無くなっています」と口に。
続けて「観てくれたあなた1人1人が、心の棘を少しでも抱えて生きていると思います。それは私も一緒です。良かったらこの映画の中で、ああ、みんな一生懸命生きているんだな、明日も寝て起きて、ごみ捨ててご飯を食べて、同じかもしれないけど、また生きてみようかなって思ってもらえたら嬉しいです。無理して上を向かなくてもいいと思うんですけど、暗がりばかり見なくていいんだって思ってもらえたらいいなと思っています。よかったら映画館に何度も来てください。今日はありがとうございました」と笑顔で語りかけていた。(modelpress編集部)
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