西垣匠、共演・吉岡里帆に感じた「安心感」20年後に思い描く俳優人生とは<「時をかけるな、恋人たち」インタビュー>
芸能
モデルプレス/ent/wide/show3
【写真】西垣匠、草川拓弥をバックハグ
◆吉岡里帆主演「時をかけるな、恋人たち」
本作は、時間SFを得意とするヨーロッパ企画・上田誠のオリジナル脚本。初共演の吉岡里帆と永山瑛太が、タイムパトロール隊のメンバーとして時をかけてくる恋人たちを取り締まりながら、時空を超えた本気の恋をするタイムパトロール・ラブコメディーとなっている。
西垣は、吉岡演じる現代の令和で主人公・廻の恋心をざわつかせる“超罪作り”な後輩・広瀬航(ひろせわたる)を演じている。
◆西垣匠、“罪な男”演じる上で心がけていることは?
― 本作のオンエアをご覧になっていかがですか?
西垣:この作品は台本を読ませていただいていても映像になると新たな発見があるんですよ。吉岡さんや瑛太さんの芝居が乗っかると、ここまで面白くなるのだなという風に思って。毎週僕も楽しみに見させていただいています。
― SNSでの反響は見られましたか?
西垣:見させていただいています。僕を応援して下さるファンの方々は優しい方ばかりなので、僕が出てくるだけで褒めて下さって…!(笑)本当にありがたいなと思いますし、「こういう後輩が職場にいてくれたら嬉しい!」などの声もいただいてありがたいです。
― 西垣さん演じる広瀬航は、どんな人物だと捉えて演じられていますか?
西垣:女性からすると、はっきりしてよって思われるような人だとは思うのですが、それでも許されるような愛される人間だと思っています。彼は1つも悪気がないですし、自分に正直で真っ直ぐだからこそ彼の中の正義があると思っていて、可愛らしい人だなと思います。
― 自分と似ている部分はありますか?
西垣:似ているところがあるとすれば、爽やかな…(笑)滲み出てしまう爽やかな部分でしょうか!
― そんな、爽やかな広瀬航を演じる上で心掛けていることはありますか?
西垣:吉岡さん演じる廻がとてもしっかりされていて、まるで理想の上司のような役柄ですので、抜けていると言ったらあれですけど、少しほっとけない雰囲気や後輩感を出せるように意識しました。
― 撮影現場はどのような雰囲気でしたか?
西垣:キャストもそうですけど、監督さん、スタッフさん含め、本当に皆さん明るい現場です。毎日現場に行く感じではなかったのですが、いつ行ってもおかえりという感じで迎え入れてくださったので、リラックスしながら撮影に挑むことが出来ました。
◆「トキコイ」今後の展開は?
― 伏線回収やタイムリープものの作品がお好きということで、普段はどのような作品を見られますか?
西垣:頭を使いながら見るような作品がすごく好きで、よくクリストファー・ノーラン監督の作品を見たりします。他にも『コンフィデンスマンJP』(フジテレビ系/2018年)や古沢良太監督の作品もとても好きで、絶対気付かないとか、ラスト何分で全てが覆るみたいな内容をなんとしても解いてやろうという気持ちで見ています。
― 本作の上田誠監督の作品も伏線が散りばめられていますよね。
西垣:そうなんですよ、すごく面白かったです。9話あたりで初めの方からの伏線を回収していくんですよ!最後も驚きの展開で読んでいてすごく楽しかったです。
◆西垣匠が思う“罪な男”は?
― 今回の演じる航は、吉岡さん演じる廻(めぐ)の恋心を“悪気なく弄ぶ、実は罪な男”という役柄だとお聞きしました。役柄にちなんで、罪な男だと感じた芸能人の方がいましたら教えて下さい。
西垣:うわ、誰だろう…えーっと、「ペンディングトレインー8時23分、明日 君と」で共演した赤楚衛二くんですかね。本当に天性の人たらしと言いますか…とても人から愛される人だなと思います。現場でも、明るく振る舞って、みんながやりやすい環境を整えて下さる素敵な方です。それで言うと、主演の吉岡里帆さんもとても素敵な方でいろんな人とコミュニケーション取りながら、いい作品を作るために色々動いて、僕にも話しかけて下さり、素敵な俳優さんだなと思いました。どんと構えてくださっているので、一緒に演じさせていただいている時も安心感があります。困った際は、「これってどういう風にやったらいいですかね?」「廻さん的にはどう思いますか?」と相談させていただくこともあるのですが、親切に答えてくださるので、頼りになる先輩ですね。一番罪な優しさを持っていたのは吉岡さんです。
◆西垣匠が描く20年後の俳優人生
― 本作はタイムトラベルものの作品ということで、20年後の西垣さんはどのような生活を送っていると思いますか?
西垣:もうちょっと色気が出ていたいですね。将来は、ダンディーな役や渋い役を出来たらいいなと思っていて、今は「可愛いね」と言っていただく役が多くて…(笑)本作もですが、新入社員とか後輩の役を演じさせていただく機会が多いのでいずれは社長役など、どっしり構えられる俳優さんになりたいです。
― ダンディーな役者の先輩方の中で、憧れている方はいますか?
西垣:西島秀俊さんですかね。おしゃれでかっこよくて、とても素敵だなと思います。優しい雰囲気もあり中身は男らしい部分に憧れていて、将来は西島さんのような俳優さんになれていたら嬉しいです。
― プライベートは、どのような生活を送っていると思いますか?
西垣:結婚は出来たらしていたいなと思います。20年後だと44歳ですもんね…具体的に何歳で結婚したいとかはないのですが、お父さんになっていたりするのかな…?プライベートなことも俳優としての厚みや色気に繋がってくると思うので、タイミングがあれば経験できたらなと思います。
― では、戻りたい過去や行ってみたい未来はありますか?
西垣:僕は都市伝説が好きなので、ピラミッドを建設している時代にタイムトラベルして、まだ解明されていないものなどを見に行きたいです。あとは、このお仕事をしていなかった世界線の僕を見てみたいと思います。どんな風に生きているのか気になります。
― 将来についてのお話など沢山聞かせていただいたのですが、最後に今なにか叶えたい夢や目標、それらに向けて努力している事がありましたら教えてください。
西垣:僕は、あまり夢や目標に向けて取り組むことを努力だと思わないんですよね。辛いじゃないですか、努力って。だから辛いと思わないようにしていて、日々の筋トレや作品を見る事などもですが、あまり苦だとは思わないので、みんなが当たり前にやっていることを僕も当たり前にやるという感じですかね。
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
◆西垣匠(にしがき・しょう)プロフィール
1999年5月26日生まれ、石川県出身。2021年2月に放送されたドラマ「夢中さ、きみに。」(MBS)に出演し、俳優デビュー。「ドラゴン桜」(同年/TBS)での坊主頭に眉毛を全剃りした姿が話題となった。2023年は「ハマる男に蹴りたい女」(テレビ朝日)、「私がヒモを飼うなんて」(TBS)、「ペンディングトレインー8時23分、明日 君と」(TBS)、「みなと商事コインランドリー2」(テレビ東京)、映画「わたしの幸せな結婚」など話題作に多数出演する注目の若手俳優である。
【Not Sponsored 記事】
《モデルプレス》