若葉竜也、杉咲花へ朝ドラ「おちょやん」ぶり役で求婚するも「いつも上手くいかない」撮影秘話も明かす<市子>
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モデルプレス/ent/movie
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◆杉咲花、今作の役柄は「味わったことのない経験」
本作は、痛ましいほどの過酷な家庭環境で育ちながらも「生き抜くこと」を諦めなかった川辺市子(杉咲)の姿を描くヒューマンドラマ。この日は共演した森永悠希、中村ゆり、戸田彬弘監督も出席した。
主演の杉咲は「感慨深いですね。完成披露の時期になると、あっという間に初日がやってきて、気づいたらもう観客の皆様のもとへ届いているという感覚なので」とコメント。「その高揚と同じくらい寂しさもあるんですけど、この景色を目に焼き付けておきたいなと思います」と笑顔を見せた。
役柄については「味わったことのない経験をさせてもらったなと思います。演じ手として、自分がこう表現しなければみたいな欲が剥がれ落ちて、ただ起こっていることに対して反応してしまう時間。ぐわんぐわん心が揺さぶられるような時間を演じていて過ごせたのは初めての体験で。やっぱり、それだけ引力のある作品だったんだなということを改めて感じさせられますし、素晴らしい経験をさせてもらったなと思います」と振り返った。
また、脚本に対する印象を問われると「市子っていう人は、穏やかな暮らしを求めて生きている人なんですけど、それを求めるということは、幸福であるということを知っているからだと思って。何を幸福と感じるのかっていうものが知りたいなと思いました」と回答。一方、恋人役の若葉が「杉咲さんに朝ドラの『おちょやん』でも(杉咲の役に)プロポーズしたんですけど、いつも上手くいかないなと思いましたね(笑)」「なかなか厳しいもんですね」とぼやくと、杉咲も微笑んでいた。
◆杉咲花、撮影で記憶に残っていることとは
そして、改めて完成した映画の感想を求められた杉咲は「この映画は、市子に関わった第三者の視点から市子っていう人物が浮かび上がっていく話なんですけど、市子を語る方々のシーンは、自分は現場に立ち会っていなかったので、こんな風にそれぞれの人々の中に市子っていう人が影を残して、それぞれの市子像っていうのがあったんだなということに、はっとしましたし、身に迫るものがありました」とコメント。撮影については「この映画は“虹”がちょっとキーワードになっていたりもするんですけど、ラストシーンをクランクアップの日に撮影していて。その日は突き抜けるような青空だったんですけど、その中に優しく虹がかかっていて。それを見たときに、こういうものに映画は守られていたのかなと思わざるを得ないというか。そういう感覚になって、すごく記憶に残っています」と振り返った。
◆杉咲花、撮影は暑さとの戦い 若葉竜也の姿に驚く
さらに杉咲は「本当に暑かったんですよね。自分の中で印象に残っているのが、あるスタイリストさんを通して聞いたことだったんですけど、若葉さんがこの作品に挑むにあたって、実際にかく汗を大事にされたいとおっしゃっているって聞いて。やっぱりそういうものが映像に匂い立ってくるものだからって仰っているって聞いて。流石だなと思って」と話し、「自分も見習いたいなって思っていたんですけど、ある撮影をしていたときにパッと横を見たら、思いっきり氷嚢を当ててて。『むっちゃ涼んでるじゃん!』って思ったっていうことがありました(笑)」と回想。
これに照れ笑いを見せた若葉は「体調崩すくらい暑かったんですよね(笑)。天秤にかけたときに、健康的に撮影をできるのを選びました」と明かし、杉咲は「仰る通りです。体調管理が大事なので」とにっこり。若葉は「でも本物ですよ。汗は。本物です。基本的に。皆さん本物だと思います」と強調していた。(modelpress編集部)
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