“はじめしゃちょーからDM”で見つかったYouTuber・ゆうせいだお、16歳で進学せず上京決意した理由 目指した未来との差異・葛藤語る<モデルプレスインタビュー> | NewsCafe

“はじめしゃちょーからDM”で見つかったYouTuber・ゆうせいだお、16歳で進学せず上京決意した理由 目指した未来との差異・葛藤語る<モデルプレスインタビュー>

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モデルプレスのインタビューに応じたゆうせいだお(C)モデルプレス
モデルプレスのインタビューに応じたゆうせいだお(C)モデルプレス 全 1 枚 拡大写真
【モデルプレス=2023/11/18】一般人への街頭インタビューを行い、赤裸々なトークを繰り広げる動画で話題のYou Tuber・ゆうせいだお(20)にモデルプレスがインタビュー。「緊張する」と言いつつも普段の動画とは異なる真剣な眼差しで、進学をせずに上京を決意した当時から現在に至るまでの心境や今後の目標、夢を叶える秘訣を語ってくれた。20歳を迎えた今だからこそ抱く思い、伝えたいこととは?

【写真】ゆうせいだおって何者?

◆ゆうせいだおって何者?

中学卒業後、勉強系YouTuberとして投稿を始め「勉強法」や「暗記法」などを解説する動画を投稿していたゆうせいだお。卓越したトーク力が目を引き、2020年に人気YouTuberのはじめしゃちょーからDMがきたことを明かしたことがきっかけで一躍有名に。現在、自身のYouTubeチャンネルの登録者数は30万人を超え、老若男女から注目を集めている。

過去にはRERAISE株式会社に就職し、広報を担当しクリエイティブな一面を発揮。さらに、2019年に放送されたABEMAの恋愛リアリティーショー「恋する◆週末ホームステイseason8」(◆はハートマーク) に出演。高身長でスラリとしたスタイルと“自称”恋愛マスターという肩書きを掲げ、ユーモア溢れるキャラクターで番組を盛り上げていた。

◆ゆうせいだお、人気を実感する瞬間は?

― TikTokやYouTubeなどのSNSを通して、若年層に大きな支持を得ていらっしゃると思いますが、どのように感じていますか?特に反響を感じる場面などはありますか?

ゆうせいだお:動画の再生は回っていますが、例えばイベントをやって人が集まっているっていう実績みたいなものはないから、あまり支持されているという実感はなくて。ただ、やっぱり都会を歩いていると声をかけてもらえることが多いので、支持されているというよりかは、浅く広く知ってもらっているなと感じています。インタビュー系の動画を出した初期の頃は、渋谷とか新宿とかわかりやすく若者がいる街で気付かれる印象だったのですが、最近は、若年層だけじゃなく、25歳以上の割合が60%ぐらいで、表参道に行っても気付かれるやんみたいな(笑)。代々木八幡のカフェバーみたいなところでも気付かれたので、最近は広まっているんだなと実感はあります。

街中で声を掛けられることについては、本音を言うとプライベートで遊んでいる時に声を掛けられるのはずっとどこかで見られているという意識があって、少し苦手ですね…こんな回答は望んでいないかもしれないですが(笑)。長髪が特徴になって、気付いてもらえるのは嬉しいのですが、たかが30万フォロワー程度のYouTuberの僕でさえ気付かれて生き辛いなと思うことがあるので、そりゃ芸能人の方は誰も知っている人がいない土地へ海外旅行とか行きたくなるなって思います(笑)。

◆ゆうせいだお、はじめしゃちょーからのDMは「不安をかき消してくれた」

― 2020年にははじめしゃちょーさんからDMが届き、絶賛のコメントが寄せられ、喜びの投稿をしていましたが当時の率直な感想を教えてください。

ゆうせいだお:「俺、売れていいんや!?」って直感的に思いました。当時は今以上に知識も何もかもなくて、想像力も欠落していたからこそ「絶対に売れるんだ俺は」って思っていましたけど、片隅にあった少しの不安を一気にかき消してくれました。進むことに恐怖はありましたが、「間違っていてもいいからやってやろう」と突き進む力をもらえたなというのが当時の率直な感想です。この時に感じていた恐怖や不安というのは、「YouTube、むずすぎる」という意味です。企画はもう既に結構出尽くしているし、1人でできることは限られている中で「発想力がない」と突きつけられたような不安がありました。

― その後もはじめしゃちょーさんとの交流は続いていますか?もし、コラボ動画などを撮影する場合は、どのような企画に挑戦したいですか?

ゆうせいだお:やり取りは全くないです。当時、DMでやり取りをした時に、「ご飯行きたいです」ってしれっと挟み込んだんですけど、お忙しい方なので当たり前にスルーされました。でも、そっとXとかを見てくれていたら嬉しいなとは思います。いいねとかはしないと思いますが、お天道様のように見守ってくれていたら心強いなといつも思っています。3、4年前ですけど、はじめしゃちょさんーからのDMのポストは未だに僕のXアカウントの固定にして、1番上に表示しています。これを超えるポストはないです。

今後、コラボできるとしたら恐れ多いですが、僕の動画のスタイルである街頭インタビューをするような形で話や立ち話をしたいです!このスタイルが1番本音を話せて、好きなことを語れると思っています。例えば、はじめしゃちょーさんぐらいだとどこに行っても気付かれると思うので、生き辛い悩みとかないのかなとかどこで遊んでいるんだろうなど聞きたいです。あとは僕のインタビューの鉄板なんですけど、恋バナをしたくて。その人の濃い部分が無意識に露出してしまう話題だと思うので、そういう意味でしたいです。ほかにもマネジメントについての話題も聞いてみたいです。はじめしゃちょーさんも「はじめしゃちょーの畑」などの複数人でのコミュニティーをやられていて、僕も以前1年間ぐらいグループでやっていたのですが、上手くいかなくて今、1人でやっているので人気のあるグループのマネジメントに対してどんな考えを持っているのか気になります。

◆ゆうせいだお、16歳で進学せず上京を決意した理由

― 周囲の同級生は進学する中で、16歳で社会に出ることは勇気のいることだったと思いますが、一歩踏み出せた理由は何ですか?原動力やきっかけとなったエピソードを教えてください。

ゆうせいだお:本当はかっこよく理由が欲しいんですけど、何も包まずに言うと実家にお金がないことが原因でピリついている家の空気感が嫌すぎて、お金がないことがコンプレックスになってしまい、お金を稼ぎたいという欲求だけで家を出て上京しました。稼ぐためには良い学校に行くことが必要だと思い結構勉強していたんですけど、テストの点数が取れてもお金を稼げる実感が一切沸かないと気付き、当時の僕はYouTuberとしてさっと稼げて何でもできると思っていたので、一歩を踏み出しました。想像力が欠落していたからこそ、初めから不安を感じずに気がついたらここにいました。昔から、何事も自分はできる、正しいと思いながら生きている節があり、視野が狭いんでしょうけど社会や他人からどう思われているかなど一切気にせず自分は自分と貫いていたので、16歳で社会に出ることもあまり抵抗はなかったです。

当時を振り返って、今に活きているなと思うエピソードとしては東京に出てお金を稼ぐ前のうちからできることはないかなと思って、経営者と繋がっていたら何か経営のコツを教えてもらえるのではという考えに至り、身近で経営者といって思いついたのが病院の先生でした。先生は絶対に頭がいいし、お金も持っている。先生と繋がれば何か困った時に上位階層で生きている人と繋がり、人脈が広がって自分が優位に進められるんじゃないかと思いました。診察終了時間の18時に病院に急に行って、「先生と話させてくださいと突撃した時には「とんでもないクレーマーが来た」という顔で驚かれましたが、「僕、お金を稼ぐために、勉強したいので仲良くしてください」と説明して、話したという物怖じしない行動力は今に活きていて、原動力にもなっているのかなと思います。

― 今月7日には、20歳の誕生日を迎えられ、1つの節目となられたのではないかと思いますが、ご自身にとって何か変化は感じられましたか?自分自身で思い描いていた20歳との差異はありますか?

ゆうせいだお:思い描いていた差異といえば…やっぱりまだ童貞だったかと…。そこは卒業できているかなと思っていたんですけど…という冗談はさておき…っていうのをインタビュー上でやってみたくて、すみません(笑)。

リアルなことを言うと、周りの人からは「すごいね」と言ってもらいますが、自分ではもっとやれるなと思うこともあり、もっと結果を出さないといけないという焦りはあります。その焦りに対して、仕事や動画の撮影・編集が忙しいからと理由をつけて焦っている自分から目を背けて正当化してしまっていることも含めて焦っています。あとは思っているよりも無知すぎるという絶望感はずっとあります。これも仕事が忙しいことを理由に放置せざるを得ない状況で、もし今子供が生まれても何も教えられないと思うと悲しいなと20歳を迎えてから思ったことです。

また、わかりやすい変化でいうと20歳でここまで時間とお金に余裕ができると思っていませんでした。かなり赤裸々に話しますが、これ以上望むなんておこがましいぐらい時間とお金においては結構手に入れたなと半分ぐらい本気で思ってしまっている自分のこの浅はかさが怖いです。

◆ゆうせいだおの「悲しみを乗り越えた」方法

― 若い年齢で独自の道を切り開いていくことに不安もあったと思いますが、モデルプレスの読者の中にも今、さまざまな不安を抱えている読者がいます。そういった読者に向けて、ゆうせいだおさんのこれまでの人生の中で「悲しみを乗り越えたエピソード」もしくは「怒りを乗り越えたエピソード」を教えてください。

ゆうせいだお:15歳の時に上京して、YouTubeを始めて半年経ったぐらいで登録者数が10万人ぐらいまでいきましたが、1年ぐらい投稿できなくなってしまったんです。企画が出ないし、活動していて自分が楽しくなくて、若いうちからこの仕事しかしていなかったから自分の価値観やボキャブラリーが貧しい状態でアウトプットしているゆえにそんな貧しい人間がアウトプットしたものはやっぱり貧しいものなんだとすごく悲しかったです。

今まで自分の動画が面白いからじゃなくて、視聴者が面白く感じるような構造を考えてそれに乗っ取ってやっていただけでただのマーケターみたいだと限界を感じ、悲しくなってはいたんですけど、街頭インタビューの動画の企画を始めて乗り越えられたのかなと思います。見知らぬ人と会話をしていると最初は探りながら慎重に聞いていますが、仲良くなっていくうちに無意識に話す瞬間があって、その無意識を引き出すと面白いんだと気付けて乗り越えられただけではなく、今自分の軸となっている動画で面白い見せ方ができるんだと気付きました。

◆ゆうせいだおの「夢を叶える秘訣」

― 不安を乗り越え、夢を叶えられてきたと思いますが、ゆうせいだおさんのように、モデルプレス読者の中には今、夢を追いかけている読者もたくさんいます。そういった読者に向けて、ゆうせいだおさんの「夢を叶える秘訣」を教えてください。

ゆうせいだお:僕は自分のことをポテンシャルの低い人間だと思っているので、知恵や知識を学識ある人からいただくということも大事なのではないでしょうか。

それを踏まえた上で僕は満足しているようでずっと満足していないので、夢は叶えていないとも思いつつ、自ずとここに来られたのかなと。自己実現のために自分で努力して頑張って、良質なインプットをしてできるだけアウトプットをしていました。「為末大学」というメダリストで走る哲学者と言われている為末大さんのYouTubeチャンネルが好きでいつも勉強になるなと見てインプットしています。このYouTubeも含め自分の中にひたすら取り入れて、動き続けられるようなものを見つけられるといいのかなと思います。

また、僕は結婚した時に婚姻届に署名をしてもらいたいぐらいの“師匠”と呼ぶ人と出会うことができて、その人に「為末大学」の動画も教えてもらったのですが、その人から言われて印象的だったのは「お前は無力やぞ」ということです。それまでずっと勘違いしていたところを“師匠”によって、無力さを叩きつけられて、自分は何もできない、何もわかっていないんだという前提の元に立ててからは色々と頑張ることができたので、無力さを突きつけてくれるまでだと読者の方にとってはキツい部分もあるかもしれませんが、そういった時には厳しくも見守ってくれるような存在との出会いも夢を叶えるためには必要かもしれません。

― 将来の野望や目標があれば教えてください。

ゆうせいだお:野望は童貞を卒業する、目標も童貞を卒業することで卒業したらTシャツの「童貞」の文字にバツ印を付けて、正の字で経験人数を付け足して、いつか真っ黒のTシャツになるといいなって思うんですけど…という冗談はさておき(笑)。今後の目標は大切な人を守り続けられる人間になるということを結構本気で思っています。仕事は当たり前に頑張って、お金と時間に余裕を作りながらそこで生まれた時間とお金で知識を得て、考えるべきことを考えて、突発的に遊びたくなったら遊び、その遊びの中でも学んでいく姿勢を忘れずにいたいなと思います。

― ありがとうございました。

(modelpress編集部)

◆ゆうせいだおプロフィール

2003年10月7日生まれ、大阪府出身。中学卒業後、勉強系YouTuberとして投稿を始め「勉強法」や「暗記法」などを解説する動画を投稿し、エンタメ系の動画もYouTubeやTikTokで投稿するなど、若者を中心に注目される存在に。現在は、一般人へ街頭インタビューを行い、赤裸々な本音を聞き出す動画を中心に公開し、2023年10月現在で登録者数が 31万人を突破するなど人気が急上昇している。RERAISE株式会社に就職し、広報を担当したほか、ABEMAの恋愛リアリティーショー「恋する◆週末ホームステイseason8」(2019年/◆はハートマーク) への出演経験もある。

【Not Sponsored 記事】

《モデルプレス》

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