「逃げ恥」脚本家・野木亜紀子氏、芦原妃名子さん死去に「他人事ではない」日テレのコメントにも私見
芸能
モデルプレス/ent/wide/show
【写真】木南晴夏&生見愛瑠、超セクシー衣装のベリーダンサー姿
◆野木亜紀子氏、芦原妃名子さん死去に「他人事ではない」
野木氏は「逃げるは恥だが役に立つ」のほか、「重版出来!」(2016年、TBS)、「アンナチュラル」(2018年、TBS)、「獣になれない私たち」(2018年、日本テレビ)、「MIU404」(2020年、TBS)など数多くの脚本を担当。直近では公開中の映画「カラオケ行こ!」も担当している。
この日自身のXで「日テレドラマ『セクシー田中さん』の件。この数日、方々に訊いてはみているものの、まだ判然としない点も多く、付随する問題の論点が多岐に渡るため、どこから触れていいのかわからない。こんな悲しい結末になってしまうまでに幾つかのポイントがあり、そのどれもがよくない方に働いてしまったであろうことが残念でならない。これまで実写化に関わった/いま関わっているすべての人にとって他人事ではない」と自身の思いを吐露。
「セクシー田中さん」を放送していた日本テレビは29日、同作の公式サイトで「芦原妃名子さんの訃報に接し、哀悼の意を表するとともに、謹んでお悔やみ申し上げます。2023年10月期の日曜ドラマ『セクシー田中さん』につきまして日本テレビは映像化の提案に際し、原作代理人である小学館を通じて原作者である芦原さんのご意見をいただきながら脚本制作作業の話し合いを重ね、最終的に許諾をいただけた脚本を決定原稿とし、放送しております。本作品の制作にご尽力いただいた芦原さんには感謝しております」とのコメントを発表し、30日には改めて「日本テレビとして、大変重く受け止めております。ドラマ『セクシー田中さん』は、日本テレビの責任において制作および放送を行ったもので、関係者個人へのSNS等での誹謗中傷などはやめていただくよう、切にお願い申し上げます」と伝えていた。
これに対し野木氏は、「いずれにしても日テレのコメントは、第二弾が出てもなお、あまりにも足りていない。本来、日テレと小学館の間で話し合い納めるべきだったところがなぜここまでのことになってしまったのか。いま調査中であるならば調査中である旨を公表し、今後明らかにしていくという意思を見せた方がいいのではないか。小学館と見解が異なるというのであれば第三者委員会のような立場の調査を入れる必要もあるかもしれない」と述べた。
そして「誠実であろうとしたために亡くなられた芦原先生のためにも、原作読者・ドラマ視聴者に対しても、これで終われるはずがないし、大きなショックを受けているであろうドラマ出演者や関わった人たちに対しても、日テレには誠実であってほしいです。起きてしまったことに対しての姿勢が問われています」と指摘した。
◆芦原妃名子さん死去
芦原さんは26日に「セクシー田中さん」実写ドラマ版の制作陣との間に起きたトラブルを、自身のブログ及びXで明かしていたが、28日に一連のポストを削除。その後、「攻撃したかったわけじゃなくて。ごめんなさい」とのコメントのみを残し、29日に栃木県内にて遺体となって発見された。(modelpress編集部)
◆主な相談窓口
いのちの電話(一般社団法人 日本いのちの電話連盟)
ナビダイヤル:0570-783-556
午前10時~午後10時
フリーダイヤル:0120-783-556
毎日午後4時~同9時
毎月10日:午前8時~翌日午前8時
【Not Sponsored 記事】
《モデルプレス》