STU48石田千穂、映画初出演は「終始苦戦していた」アイドル活動で出会った“感情”が生んだリアルな演技<「コーヒーはホワイトで」インタビュー>
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【写真】石田千穂、美肌輝くワンピース姿
◆「コーヒーはホワイトで」
同作は、シャーロック・ホームズ、エルキュール・ポアロ、明智小五郎ら多くの名探偵に勝るとも劣らない頭脳を武器に、名探偵モナコ(加藤)が、現代の難事件を次々解決していく謎解きミステリー。石田は、犬のストーカーに悩み純喫茶「モア」に依頼者としてやって来た優奈を演じる。
◆石田千穂、映画初出演は「終始苦戦していた」
― 初の映画出演おめでとうございます。撮影を終えた感想を教えてください。
石田:これまで舞台に出演させていただくことはあったのですが、映像を通しての演技は初めてだったので「こうやって撮影するんだ」と日々ワクワクしながら撮影に臨みました。これまでアイドルとしてミュージックビデオを撮影する機会は多くありましたが、映画の撮影はアイドルの撮影と違い、カメラを見てはいけないのがとても新鮮でした。演技をする際は、カメラの前でも自然体で演じられるように意識をしていました。
―映画出演が決まった時の心境は?
石田:本当に驚きました。元々、映画に出演することを知らされていなくて、スケジュールを見たら予定が入っていたのでなにかの間違いかと思い、3回くらい聞き返しました(笑)。家族に報告した時も皆大喜びで嬉しかったです。
― ワクワクしながら撮影に臨まれたとのことですが、実際に撮影をして緊張と楽しさどちらが大きかったでしょうか?
石田:最初はとても緊張していたのですが、空き時間に共演者の方々とコミュニケーションを取るうちに緊張が解けて、楽しく撮影に臨めました。
― アイドルの撮影とは異なる雰囲気だったとのことで、苦戦したことはありましたか?
石田:撮影期間を振り返ってみて、終始苦戦していたような気がします。中でも印象に残っているのは、風の強い中での撮影でしたので寒さを出さないよう演じることが難しかったです。口が全然動かず、セリフを言うのも一苦労でした(笑)。
◆「コーヒーはホワイトで」の見どころは?
― 本作の見どころや注目して欲しいポイントはありますか?
石田:この作品は「まさかこの人が!?」と驚いてしまう展開が沢山あり、最後まで結末が読めない部分が魅力的で面白いのが1番の見どころです。私の大好きなワンちゃんが登場するので、そのシーンも注目して見ていただきたいです!
― 今回演じられた優奈は、ストーカー被害に悩む人物ということで難しい役柄だったと思います。何か演じる上で心がけていたことは?
石田:自然に演じられるように普段から夜道を歩いている時に後をつけられてないか確認をする練習をしていました。毎日意識していた分、他のシーンよりもリアルに演じられた気がします(笑)。
― 加藤小夏さんや桃月なしこさんなど、初対面の方ばかりでの撮影だったと思うのですが、現場での雰囲気はいかがでしたか?
石田:普段のお仕事ではお会いする機会のない方々と共演することができ、とても貴重な経験になりました。ちょうどバレンタインデーに撮影があり、小夏さん(加藤)がお菓子をくださったのが印象に残っていて、とてもおしゃれなチョコレートやキャラメルの詰め合わせで、会話をするきっかけにもなったので嬉しかったです。
◆石田千穂、アイドル活動で感じた“感情”
― 今回の作品を通じてアイドルとして、女優としてどんな存在になりたいですか?
石田:アイドルとして活動をしながらも女優やタレントとして様々なお仕事をして、グループに貢献できるような存在になりたいです。今回の作品では、演技経験が長い方も沢山いらっしゃって、皆さん役と自分の雰囲気を合わさった感じで演技されていてとても勉強になりました。私は自分の感情を出すのすら難しかったので、今後も沢山演技の勉強をして、普段の自分だったら絶対なれないような職業や役柄に挑戦出来るような女優を目指したいと思っています。
― これまでの舞台出演や今回の映画出演を通して、アイドルとしての経験が女優業に生きていると感じることはありますか?
石田:STU48としてアイドルデビューをして悔しい感情や嬉しい気持ちなど、アイドルになる前に感じなかった色々な感情を沢山知ることができました。普通では経験できないことさせていただき、アイドル活動をきっかけに知った色々な感情を演技に生かせているのではないかと思います。
― 特にアイドル活動の中で印象に残っている出来事は?
石田:最初は、グループ初のオリジナル楽曲「瀬戸内の声」の選抜メンバーに入れず悲しい思いをしたことがとても印象深いです。また私自身、部活動などもしてこなかったので仲間という存在が初めてで皆と切磋琢磨して活動していくうちに色々な感情に出会えました。
―その気持ちをどのようにして乗り越えましたか?
石田:当時、本当に悔しくて選抜メンバーが東京で歌番組に出演している中、選抜以外のメンバーは広島でレッスンをしていたんです。目標としている選抜メンバーは身近にいるので、近くで見て学ぼうとか、私も入れるように目の前のことを頑張ろうと刺激を受けて、努力を続けることで乗り越えることができました。
―では、逆に女優業での経験がアイドル活動に生きていると感じることはありますか?
石田:2022年に『パレード』という作品で初めて舞台に出演させていただいたのですが、稽古などもあり1ヶ月ほどアイドルとしてステージに立たない期間がありました。久しぶりにライブをした時に「ちゃんとしなきゃ」と不安な気持ちもありつつステージに立ったのですが「表現の仕方が変わった」とファンの方から褒め言葉をいただいて、舞台での経験がアイドルのステージにも生かされているのだと実感しました。
― 現在は、アイドル活動のほか女優業をメインに活躍されている印象ですが、今後新たに挑戦したいことなどはありますか?
石田:動物とお仕事がしてみたいです…!本作で初めて大好きなワンちゃんとの共演が叶ったのですが、欲を言うともっと動物と触れ合えるようなお仕事に挑戦してみたいです。1番好きなのはワンちゃんなのですが、両親が苦手で何度交渉しても家で飼ったりしたことはなく…。
◆石田千穂の「夢を叶える秘訣」
― 石田さんの「夢を叶える秘訣」について、2020年に伺ったところ「口に出すこと」とおっしゃっていましたが、そこから変化は?
石田:今も変わらず口に出すことが大事だと思っています。あと、無理をして物事を続けることが出来ないタイプだと最近気付きまして、無理はせず自分のペースで頑張ることも私にとっての「夢を叶える秘訣」なのではないかなと思いました。
― 「口に出すことが大事」ということで、石田さんが将来叶えたいと思う夢や目標がありましたら教えてください。
石田:今はSTU48としても、個人としても多くの方に知ってもらえるように、いろんな活動を幅広くしていきたいですし、演技のお仕事ももっとしたいです。
― これからのご活躍も楽しみにしています!貴重なお話ありがとうございました。
(modelpress編集部)
■映画『コーヒーはホワイトで』(2月16日公開)ストーリー
昔ながらの純喫茶「モア」は、美味しいコーヒーとレトロな雰囲気で地元の人たちに愛されている喫茶店。だが、この店には裏の顔があった。ある合言葉でコーヒーをオーダーすると、喫茶店から探偵事務所へと一変するのだ。「モア」は、由美彦(好井まさお)の母・ミチル(奥貫薫)が開業し、ミチルは自ら女探偵としてさまざまな問題を解決してきた。だが、ある事件に巻き込まれてミチルは亡くなってしまう。
この店を引き継いだのは、ミチルの兄・吾郎(川﨑麻世)と由美彦。引き継いだのは、もちろん探偵業もだ。しかし由美彦は探偵としての能力は高くなく、「モア」の探偵業は アルバイトのモナコ(加藤小夏)が請け負っている。そんなモナコも昔、ミチルに助けられたひとりだった。この摩訶不思議な場所「モア」を、喫茶店から探偵事務所に変える合言葉、それは「コーヒー、ホワイトで」。それを唱えれば、真っ白なロリータファッションに身を包んだ美しきメイド探偵が、この店の裏メニューである“ホワイトコーヒー”とともに相談に乗ってくれるのだ。
今日も「モア」の扉を開けて合言葉を唱える女性が現れた。今回の依頼人は高級クラブ「Sun」のママ・瑛子(小野真弓)。悪質な客・川添(和田崇太郎)に困り果て、相談しにやって来たのだ。話を聞いたモナコは「Sun」への潜入捜査を決意する。知性あふれるモナコの采配により、川添を退散させることに成功したが、この事件をきっかけに、「Sun」のホステス・紗里(桃月なしこ)や、犬のストーカーに悩む優奈(石田千穂)など次々依頼者が現れ、事態はより複雑に深刻になり、ついには連続通り魔事件に発展していく…。
◆石田千穂(いしだ・ちほ)プロフィール
石田は2002年3月17日生まれ、広島県出身。2017年STU48の1期生としてデビュー。2018年6月に開催された第10回AKB48世界選抜総選挙『AKB48 53rdシングル世界選抜総選挙 ~世界のセンターは誰だ?~』では第99位にランクイン。2019年7月発売のAKB48 56thシングル『サステナブル』でAKB48シングル表題曲選抜メンバーに初選出され、2020年1月には、自身初のソロコンサート「STU48石田千穂ソロコンサート~いえっ!に帰るまでがちほコンです。~」を開催した。
アイドルとして活躍する傍ら、2022年には舞台『パレード』『七人のおたく cult seven THE STAGE』に出演するなどソロ活動では女優業にも挑戦している。
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《モデルプレス》