東出昌大、スキャンダル当時に撮影開始の映画公開「不可思議な気持ち」<WILL>
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モデルプレス/ent/movie
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◆東出昌大「WILL」スキャンダル当時に撮影開始
映像作家・エリザベス宮地が監督を務め、音楽を2人組バンド・MOROHA(アフロ/UK)が担当した本作は、狩猟する東出を追いかけた、容赦ないリアルな1年間の記録。この日はMOROHA、エリザベス宮地監督も登壇していた。
自身のスキャンダル当時に撮影が始まった本作について、東出は「それまで狩猟というものを外に出さなかったんですけれども、撮りたいと言っていただいて。僕の真実の1つかなと思ってOKしたのが、今日こうやって皆様の前でお披露目できるというのが、幸せとかそういうことは全然わからなくて。やっぱり不可思議な気持ちが今しております。楽しんでいただけたらなと思うんですけれども、残酷なところもあるので、きつい方は途中目を覆いながら最後まで観ていただければと思います」と口に。
毎日映画コンクールで新人賞を受賞したことが話題のアフロは「こんなに入ってきて視線を感じないなんてって思いました(笑)。舞台挨拶で。全員でっくん(東出)を見てるんですよ(笑)。恐らく最前列シャッター切ってるけど、俺のことは絶対に撮ってない!撮ってる?ネットニュースとか上げるときに、俺が写ってなかった場合、そのカメラは爆発します。そんな呪いをかけました(笑)。どんなネットニュースになるんでしょうね?これね。きっとね、やっちゃうんだろ~?いろんな見出しを付けて、こら!」と無邪気な笑顔を見せた。
◆東出昌大の“素敵な人”エピソード明らかに
MOROHAとの出会いについて、東出は「一方的なファンで、『しゃべくり007』(日本テレビ)っていう番組に出たときに『会いたい人』って言ってMOROHAに来ていただいて。そこが初めましてでした」と説明。アフロは「『桐島、部活やめるってよ』観てたから。あの作品を観て、たぶん本当にそういう学生生活だったら、絶対に仲良くならないような役をやってたから。こうやって現実世界では交われるんだと思ってすごく嬉しかったのと、その時に俺がCDを持って行ったの覚えてる?サンプルの。俺たちのアルバムをね」と振り返った。
そして「聴いてくださいって渡したら、『いや、それは一生懸命作ったものなので、ちゃんとお金を出して買うので。大丈夫です』っていう風に言ってくれたから、『じゃあこれは、大事な人にプレゼントしてください』って言ったら、『大事な人にも、ちゃんとお金を出してプレゼントするので』っていう風に言ってくれて。作ったものに対してちゃんとリスペクトがある人なんだなと思って、俺はね、すごくすごく素敵な人だなっていう風に、その時は思ってました(笑)」とユーモアを交えながら語って会場を沸かせた。
そんなアフロは、映画賞を獲得するという目標を語ったところ、東出に「映画舐めんじゃねえ!」と一蹴されたそう。それでもアフロが実際に受賞したことを、東出は「獲ったのよ~。おめでとうございます」と笑顔で祝福。アフロは「でっくんが『桐島』で獲った賞なんですよ。先輩(笑)」と縁を感じている様子で、東出は「さっき控室で話しているときに、鼻の下がテーブルまで付いてたから(笑)。伸びすぎて。よかったよかった」と喜んでいた。
◆東出昌大「WILL」が現代社会と一線画す内容だと紹介
最後に改めてマイクを握った東出は「人間社会で一生懸命生きていても、働くのがしんどいとか生きていくのがしんどいとか、明日を迎えたくないって思ってしまう、心がきつい人が、この日本や世界にいると思うんです。世界って、本当はもっともっと動物の生き死にとか残酷なものに溢れているはずなのに、安心安全で便利な世界っていうのを希求しすぎたが故に、何か人が呼吸しにくくなったり、忙しくなっちゃったりしていて」とコメント。
「そうやって心をすり減らしてまで生きているっていう生涯もきついだろうなと、僕は思ったりします。本当に残酷さとか、どぎつさに溢れた作品になったんですけど、回りまわってこの毒薬・劇薬が、誰かの心を救う映画になっていれば、僕はいいなあと願うばかりです」と、本作が現代社会とは一線を画す内容になっていることを力説していた。(modelpress編集部)
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