齋藤飛鳥“捜査一課の刑事役”へ向け体づくり徹底 乃木坂46時代から変わらない「仕事への姿勢」<「映画 マイホームヒーロー」インタビュー> | NewsCafe

齋藤飛鳥“捜査一課の刑事役”へ向け体づくり徹底 乃木坂46時代から変わらない「仕事への姿勢」<「映画 マイホームヒーロー」インタビュー>

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モデルプレスのインタビューに応じた齋藤飛鳥(C)モデルプレス
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【モデルプレス=2024/02/28】元乃木坂46の齋藤飛鳥(さいとう・あすか/25)が、俳優の佐々木蔵之介が主演を務める「映画 マイホームヒーロー」(3月8日公開/原作:山川直輝、漫画:朝基まさし)に出演。モデルプレスのインタビューでは、同作で警視庁捜査一課の刑事を演じる齋藤のストイックな役づくりや、乃木坂46時代から変わらない姿勢について迫った。

【写真】齋藤飛鳥が号泣 悩み打ち明ける

◆齋藤飛鳥「マイホームヒーロー」劇場版の役作り事情

“どこにでもいる普通の父・鳥栖哲雄(佐々木)が娘・零花(齋藤)のDV彼氏を殺してしまう”という衝撃の幕開けから「命がけの騙し合い」を描いたドラマ「マイホームヒーロー」(2023年10月~12月/MBS/TBSドラマイズム枠にて放送)。今回の劇場版では、ドラマ版の“7年後”を舞台に完結編が描かれる。

可愛らしい印象の大学生だった零花は頼もしい刑事となり、警視庁捜査一課に配属。父・哲雄にも疑いの目を向けていく。役作りの変化を問うと「劇場版では初っ端から犯人を追いかけたり、大きな声を出したり…普通の大学生だった零花ちゃんとは全く違うんです」と笑顔で話した齋藤。「そのおかげで、あまり私が意識しすぎることなく、ただ素直に演じるだけで7年間の変化を大きく見せることができました。その分、私自身は深く考えずに、昔からある零花ちゃんの強い正義感を意識して演じさせていただきました」とスムーズに役へ入れたことを明かした。

◆齋藤飛鳥、刑事役へ向けて体づくり

零花が優秀な刑事として活躍する劇場版では、犯人を追ったり、危険な場所に行ったり…とアクションシーンも多数。劇中では“零花が力をつけるためにボクシングをする”というシーンもあるが、実際に齋藤はどのような準備をしたのか。体づくり事情について聞くと「私は体力が全然ないんです…(笑)」とこぼしながら答えてくれた。

「アクションシーンや運動も全然得意じゃないので、はじめは『私にできるかな…』と思っていました。でも、ちゃんと丁寧にアクションを教えていただき、すごく優しい人たちがたくさん褒めてくれながら一生懸命教えてくれたので『それには応えなきゃいけないな』という気持ちで、私も一生懸命やりました」

そして、ボクシングシーンについても「お稽古は何回かつけていただいたんですが、それだけだと足りなかったんです」と回顧。「やっぱり『ちゃんとボクシングをやり慣れてる人』『ちゃんと強い人』に見えないといけないので、『まだ足りないな』と思って。街のキックボクシングに少し通ったりはしましたね」とストイックに準備を重ねていったという。

◆齋藤飛鳥が語る“零花”の正義感

零花については、あらゆる面において「強い人」「真っ直ぐな人」だと語る。「哲雄さんの真実に迫っていく様もすごく真っすぐだと思うんですけど、やっぱり何をするにしても自分で止めることができないぐらい、とにかく突き進んでいく。それは零花ちゃんの正義感でもあるし、『この道に進むんだ』って決めたら必ず曲げないところがすごくかっこいいなと思います」とリスペクトを語りつつ、零花を取り巻く環境についても触れた。

「でも、それは哲雄さんと歌仙さんからたっぷり注いでもらった“愛情”があるからだと思います。やっぱり零花ちゃんを見ていると『ちゃんと愛をもらっていることを自覚してる人は強いな』って。すごく思いますね」

強い意思を持って突き進む零花の姿は、乃木坂46在籍時に独自のアイドル像を貫いてきた齋藤の姿ともどこか重なるが、齋藤自身は「私はビビりだし、怖いと思ったらすぐに逃げちゃうので」と笑う。

「零花ちゃんはすごく信念を持っているし、“家族への強い愛”を持って突き進んでいく子なので。それをこんなに表に出せるっていうのはかっこいいな、憧れるなって思います。

ドラマ版の時はまだ大学生だったりして、自分でお金を稼いだり、責任感を持って何かするっていうことがきっとない状態だったと思うので、そういう場面ではお父さんにちょっと悪態をついたりしていたんですけど。映画ではちゃんと職について、お金を稼いで、責任感を持って、プラス弟もできて…より人としての責任がすごく強くなっているはずです。その中で零花ちゃんが動いていく“原動力”のようなものになっているのは全部“愛”なのかなというのは、すごく感じていました」

◆齋藤飛鳥、乃木坂46時代から変わらない姿勢

そんな齋藤自身にも「自分の中で7年間変わらないもの」を問うと、齋藤らしい真っ直ぐな回答が返ってきた。

「7年前だと、ちょうど18歳ぐらい。その頃から『お仕事へのスタンス』はあまり変わってないのかなと思います。『ガツガツ自分のしたいことを目標を掲げてやるタイプ』というよりは、『自分のことを俯瞰で見れるようになりたい』とその時から思っていました。俯瞰で見ながら『こう動いたら喜んでもらえるかな』とか、『こう動いたら結果的に自分のためになるのかな』とか、色々頭の中で考えながら動くというのは、そのぐらいの年から始めていたような気がします」

◆齋藤飛鳥、乃木坂46卒業後の“ファンとの向き合い方”

齋藤は、乃木坂46卒業後も個人として役者やモデルなど幅広く活躍。「2023年は自分の卒業コンサートもあって、その後にお芝居のお仕事もいくつかさせていただいたりして、思ったよりも動いていた1年な気がする」というが、2024年はどんな目標を掲げているのだろうか。

「2024年は見てくださっている方に満足していただけるように、何か期待に応えられるような動きをしたいです。でも、私自身ももう26歳になるので、自分の人生もしっかりと充実させて、自分だけじゃなくて、自分の身近にいる人たち、周りにいる人たちも一緒に幸せに過ごせたらいいなと思います」

「期待に応えたい」「身近な方に喜んでもらいたい」と何度も話す齋藤。最後に“グループ時代から自身を支えるファンの存在”について聞くと、飾らない真っ直ぐな言葉が返ってきた。

「ファンの方がいないと何もできないのは当然です。グループを卒業した後、ファンの方との向き合い方って人それぞれあると思うんですけど、私の場合はちょっと近くにいてほしいというか、何か迷った時にファンの方に道しるべとなっていてほしかったんです。なので、個人的にメッセージアプリを作らせていただいたり、“ファンの方とそんなに遠くないですよ”ということをどうにか伝えられないかな、と考えながら動いていました。それがどこかで伝わってたらいいなとは思います!」

◆インタビューこぼれ話

この日はタイトなスケジュールの中での取材となりましたが、疲れた表情を1つも見せることなく、最後の質問まで笑顔で答えてくれた齋藤さん。前回のインタビューで語ってもらった“夢を叶える秘訣”に反響があったことを伝えると「皆さんしっかり見てくれているんですね!」と嬉しそうに微笑んでくれました。

また、グループ時代から支えてくれたファンへの感謝を語る齋藤さんに「ファンの方も喜びますね」と話すと、「喜んでくれたらいいなぁ~」と照れ笑い。前回はご家族からの“愛”についても話してくれましたが、身近な人からの“愛”に気づき、自身も“大きな愛”で返すことができるのは、常に自分を俯瞰で見てきた齋藤さんだからこそ。それは、齋藤さんが「憧れ」と話す零花ちゃんと重なる部分でもあると感じました。(modelpress編集部)

◆佐々木蔵之介主演「映画 マイホームヒーロー」

本作は累計発行部数370万部を突破し、「ヤングマガジン」(講談社)にて2017年より連載中のヒットコミック「マイホームヒーロー」を連続ドラマ化&映画化。今回の映画では、その7年後を舞台に「完結編」が描かれる。出演キャストは主演の佐々木、齋藤、高橋恭平(なにわ男子)、木村多江、音尾琢真、淵上泰史、神野三鈴らドラマ版キャストに加えて、津田健次郎、宮世琉弥、板倉俊之(インパルス)、立川談春ほか、個性豊かな実力派が勢揃いする。

◆齋藤飛鳥(さいとう・あすか)プロフィール

1998年8月10日生まれ、東京都出身。身長は158cm。2011年「乃木坂46」のオーディションに合格し、第1期生最年少メンバーとしてグループに加入。2023年5月に東京ドームにて開催された「乃木坂46齋藤飛鳥卒業コンサート」をもって、乃木坂46の活動に終止符を打った。乃木坂46卒業後の2023年10月期には「ドラマ マイホームヒーロー」に加えて、フジテレビ系木曜劇場「いちばんすきな花」にも出演。2024年冬にドラマと映画にて実写化される「推しの子」にアイ役での出演も決定するなど、活躍の場を広げている。

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《モデルプレス》

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