長澤まさみ、抜群スタイル際立つドレス姿 坂口健太郎から頼もしさ称賛される<パレード>
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モデルプレス/ent/movie
【写真】長澤まさみ、タイトドレスで抜群スタイル披露
◆長澤まさみ、タイトドレス姿で登場
『パレード』は、旅立ってしまった人の目線で、遺された人への想いを描く愛の物語。瓦礫が打ち上げられた海辺で目を覚ました美奈子(長澤)は、離ればなれになった1人息子・良を捜すも、道中で青年・アキラ(坂口)や元ヤクザの勝利(横浜流星)、元映画プロデューサーのマイケル(リリー・フランキー)やその仲間たちと出会い、自分が亡くなったことを知る。現実を受け止めきれない美奈子だったが、月に一度死者たちが集い、それぞれの会いたかった人を探す“パレード”に参加したことを機に、各々の心に触れていく…という物語になっている。
タイトなドレス姿で登場し、ファンからの歓声を浴びた長澤は「もう観てくださった方々から、本当に感動したと、とても心が温まる思いになったと、たくさんの感想をいただいております。撮影中は、どういう風に人に届くんだろう?って分からなかったところがあったんですが、皆さんの感想を聞いて、人の心にこんなにも届く映画なんだっていうのを、あとから私が教えてもらったように思います。たくさんの人にこの映画を愛してもらって、何度も見てもらえる作品になるといいなと思っております」とにっこり。
坂口は「現実ではなかなか分からない『その先』と現実の間の話なんですけど、そこで生きている人たちは本当に呼吸をしているし確かに存在しているなって、本を読んでいる段階で感銘を受けて参加させていただきました」と振り返った。森は出会いや別れが生まれる季節が近づいているとした上で「この映画を見た後は、冷静に目の前にいる人と対峙できるような気がして。私はこの映画を観て、目の前にいる人をちゃんと見て大切にしようと思いました」と笑顔を見せた。
◆長澤まさみ、観客からの反響に感謝
長澤は、改めて本作への思いを聞かれると「私の耳にも入ってくるくらい、皆さんがこの作品を見て、とても感動してくださっているっていうことは届いているんです」と感謝。「今自分がいる世界の『その先』が、どんな風になっているかっていうことを想像することって、今まで日常の中であまりなかったなって、思い返してみて。この作品を観たときに、大切な人だったり、もう会いたいけど会えなくなってしまった人が、こういうところにいるんだって。こういうところで温かい気持ちで笑ってくれているんだって思えるような感覚に見ている人が捉われるんだなって。それがすごく嬉しかったです」と語った。
また「演じている時は、それを考えながら演じているというよりは、美奈子の未練に寄り添っていたから、一生懸命ただひたすらに頑張るっていうような気持ちで現場にいたので。あとからこの作品の温かさだったり、作品ができてから自分が見て同じように思ったところがあった」と回想。「そんな風に感じる映画ってなかなかなかったので、本当に監督のこの世界を皆さんに届けて下さった思いが、本当に清らかですごく嬉しい気持ちになりました。たくさんの人に観てもらいたいなと思いました」と頬を緩めた。
◆坂口健太郎、作品への思い語る
坂口は「別れを経験していない人っていないじゃないですか。どこかみんな喪失感というか、喪失してしまった、心にぽっかり空いてしまったことってあると思うんです」とした上で「今のこの時間軸は現在だけど、そこで会えなくなってしまった人、その人たちの話なんですね。僕は坂口健太郎としては現在を生きている人だけど、自分の中で、もう会えなくなってしまった人とか、声を聴きたくても、どんな気持ちなんだろう?って知りたくても、もう知れない人っていうのもいたりするので」と言葉に。
「この作品は、救いの話だなっていうのは思いました」と言い、「ちょっとでも穏やかなというか、心温まる。もちろん緊張したシーンだったり、張り詰めたシーンもありますけど、楽しく過ごしてくれているといいなと思わせてくれるというか」とコメント。「自分の中で空いてしまったもの」を、この作品が少し満たしてくれるような感覚を持っていたと明かした。
◆長澤まさみ&坂口健太郎、藤井組参加を回顧
藤井監督との初タッグに話が及ぶと、長澤は「念願だったので。藤井監督の作品に出演することが。大変だろうなとは思って覚悟はしていたんですけど、やっぱり大変で(笑)。なかなかこだわる監督だと思いますし、作品に対しての思い入れが誰よりも強い監督だなっていうのは現場で感じました」と述懐。「でも、それを感じたかったから、きっと私は監督の作品に出たかったんだろうなって思えたし、思ったし。とにかく監督が言うことを理解しようと必死になるがあまり、たぶん監督もちょっと『こいつめんどくせえな』って思うようなところもあったんだろうなって思いつつ(笑)。そうやって、魂でお互いぶつかり合っていけた感じがあったんですよね。それが本当に楽しかったし、良い思い出で。『こんな時間は、この作品でないと、きっと得ることはできなかったな』って」と藤井組を楽しんだ様子で「また監督と一緒に仕事ができるなら、『何でもやります!』という感じです」と再タッグに前向きな様子だった。
坂口は『余命10年』に続いて2度目の藤井組について「楽しかったっていう言葉がすぐ出てくるなあ」と言い「『余命』のときは和人っていう役で、和人のことを話したり。今回で言えばアキラの話をするときって、和人もアキラも、僕でもありつつ監督の欠片のようなものもありつつ。僕と監督も、隣人というか男友達みたいな感覚なんですね。だから、こういう風なお芝居をっていうことを言われたことは、正直なくて」と発言。「『アキラってどんな人かな?こういう時、アキラだったらどうするかな?あいつならどうすると思う?』みたいな感覚でいつも話しをすることが多いんですね。それは不思議な感覚でもあるし、そうして生まれてきたアキラっていうのは、お互いの色が入っているような感覚を持ちながらお芝居をしていましたね」とアプローチを明かした。
◆坂口健太郎、長澤まさみを称賛
また、長澤との2度目の共演に関しては「2回目ってよく言われますね。でも、本当に僕は何も分かってないくらいの時だったので。あの時は。2015年。だから…ねえ(笑)。今回、僕もある程度現場のことが分かった後にこうやってもう一度ご一緒させていただいて。役も違うけど、長澤さんが美奈子としてでも、座長としてでも、ちゃんとそこに確かに存在している感覚というか、それはすごく頼もしいなあと思ったし。さっき監督が言った、作品のことを第一にちゃんと考えてくれているさまは、周りに『頑張ろう!』って思わせてくれる」と称賛した。(modelpress編集部)
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