「からかい上手の高木さん」月島琉衣&黒川想矢、拮抗したオーディションで掴んだ主演の座 初経験・正反対な役作りの苦労明かす<インタビュー前編> | NewsCafe

「からかい上手の高木さん」月島琉衣&黒川想矢、拮抗したオーディションで掴んだ主演の座 初経験・正反対な役作りの苦労明かす<インタビュー前編>

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モデルプレスのインタビューに応じた黒川想矢、月島琉衣(C)モデルプレス
モデルプレスのインタビューに応じた黒川想矢、月島琉衣(C)モデルプレス 全 1 枚 拡大写真
【モデルプレス=2024/03/26】人気マンガ「からかい上手の高木さん」の実写ドラマが、TBS深夜ドラマ枠ドラマストリームにて4月2日より放送スタート(毎週火曜23:56~※放送日によって放送時間が異なる※一部地域を除く/地上波放送開始に先行してNetflixにて3月26日より毎週火曜配信)。同作でW主演を務める期待の俳優・月島琉衣(つきしま・るい/16)と黒川想矢(くろかわ・そうや/14)が、モデルプレスらのインタビューに応じた。前編では、拮抗したという厳しいオーディションについて振り返ってもらった。

【写真】月島琉衣&黒川想矢、美貌輝く制服姿

◆月島琉衣&黒川想矢「からかい上手の高木さん」

原作は月刊漫画雑誌「ゲッサン」(小学館)で連載されていた「からかい上手の高木さん」(作:山本崇一朗)。現在、コミックス全20巻が発売されており、シリーズ累計発行部数は1200万部を突破。テレビアニメや劇場版アニメも人気の、“照れたら負けのからかい青春ラブコメディ”。

本作は、とある中学校、隣同士に座る「からかい上手の高木さん」と「からかわれっぱなしの西片」2人の日常のやり取りを描く。西片をいつもからかって楽しんでいる高木さん役をファッション誌「Seventeen」の専属モデルとして活躍する月島、高木さんにいつもからかわれてしまう西片役を第76回カンヌ国際映画祭で脚本賞に輝いた是枝裕和監督の「怪物」で物語の鍵を握る少年を演じた黒川という10代のフレッシュなキャストが演じる。

◆月島琉衣&黒川想矢、オーディション中の心境・意識していたこと

今回、オーディションで役を勝ち取った期待の新星2人が同局ドラマ初主演。オーディションは3次審査まで実施された。そして監督は恋愛映画の名手として映画ファンから熱い支持を集める今泉力哉氏が務める。撮影は、アニメの舞台として聖地となっている香川県小豆島で全編行われた。

― まずは、改めてオーディションに合格したときの心境を教えてください。

月島:私にとって初めてのドラマ主演オーディションだったのですが、毎回悔いなく楽しく終えることができました。電話で合格したと聞いたときは驚きましたが、これからの将来のための第一歩にも大きく繋がると思い、すごく嬉しかったです。また、最後のオーディションは、最終選考で選ばれたのもありすごい子たちが集まっていたので、その中で選ばれたというのも嬉しかったです。自分にとって大きな現場の一つになると思ったので、台本を早めに覚えたりといろいろ備えながら頑張ろうと決意できました。

黒川:僕は、1次審査にすごい人がいて西片がどういう子なのかも全く分かっていなかったので「これはダメだったな」と思っていたら、2次審査で女の子6人と僕1人だけだったんですよ。「え?これはまさか…」と思っていたのですが、3次は男の子3人と女の子3人でオーディションしたので「あ…」と悟りつつ、受かったときはすごく嬉しかったです。

― オーディション中の心境や役を勝ち取るために意識していたことを教えてください。

月島:オーディション前に「からかい上手の高木さん」を見て、高木さんの特徴を学びながらいただいた台本のセリフを練習していました。基本1人で、相手がいる想定で練習していたので難しかったですが、やっているうちに高木さんのセリフだけでもすごく楽しい内容だなと心から思えました。あとは、声のトーンやゆっくり喋るテンポ感、大人っぽい表情など、普段の自分と心を入れ替えてできるように頑張りました。

黒川:オーディションに向けて準備したことはあまりなかったのですが、オーディション中にワークショップのような形でお互いのコミュニケーションを取るために、いろいろなゲームをしました。最初はとても緊張したのですが、ゲームをしていくうちに、だんだん楽しくなってきて、演技中も相手と楽しく会話をすることができました。

― 今改めてオーディションを振り返って、選ばれた理由・決め手をご自身なりに分析するとしたら?

月島:今回のオーディションは最初から最後まで全力で今ある100%を毎回出すことができると思って臨めたことが良かったです。あと最終審査は2時間くらいあったのですが、今泉監督がいろいろなゲームでその場を和ませてくれて楽しむことができました。また些細なことかもですが、最終オーディションのときに、監督が履歴書を見ないで「月島」と名前呼んでくださって、覚えていただけていたことがすごく嬉しくて思い出に残っています。

黒川:オーディションに受かった理由は、何度考えても自分には分からないので監督にいつか聞いてみたいなと思います。ただ、楽しかったということだけは覚えています。

◆月島琉衣&黒川想矢、役作りで苦労したこと

― 人気マンガの実写化ということで、事前にアニメやマンガはチェックしていましたか?

月島:「からかい上手の高木さん」は中学生2人がメインになっているところが珍しくて、すごく可愛らしい物語だなとアニメで観ていて感じました。“からかう・からかわれる”関係の中で、高木さんには「好き」という気持ちもあるけど、素直になれないところも可愛らしいなと思いました。

黒川:僕は撮影が終わってから母にマンガを買ってもらったのですが、すごく面白くて何巻もあったのに、1日で全部読み切っちゃいました。あのテンポ感がすごく好きです。

― 役作りで難しかったこと・苦労したこと、また克服するために準備されたことはありますか?

月島:私自身は普段すごくおしゃべりで元気なので、凛としていて大人っぽい高木さんとは正反対の性格ですが、演じているときは高木さんになれた気持ちでした。高木さんは笑顔が素敵なので、そこは私の普段の生活からも活かせたらいいなと思っていました。

黒川:今泉監督から、ゆっくりなテンポでリアクションを大きく演じてみようと言われたのですが、今までやったことがない演技だったので難しかったです。ゆっくりなテンポにすると、どうしてもテンションが下がってしまって、それは自分にとっての課題だったのでずっと意識しながら1人で「うわあ!」と叫ぶ練習をたくさんしました。

◆ドラマ「からかい上手の高木さん」お気に入りのシーンは?

― お気に入りのシーンを教えてください。

月島:最初に西片が歩いていて、高木さんが自転車で合流して「おはよう」と言うシーンが、日常の何気ないやりとりだけど、かけがえのないやりとりでもあるので印象深いです。このシーンがクランクインの日で台本でも最初のシーンだったので気持ち的にやりやすかったですし、「いよいよ『高木さん』が始まるな」とワクワクしました。あとは、1話に消しゴムのシーンがあるのですが、原作でも有名なシーンなので一緒にできたことが思い出に残っています。

黒川:僕はドラマを観たとき、まるで缶を開けたみたいに小豆島の風や波の音がドラマの中にたくさん詰まっていて、小豆島の素敵な雰囲気がすごく感じられて、ちょっと泣いちゃいました(笑)。そういう経験はあまりなくて、今回初めてだったかもしれないです。

◆月島琉衣&黒川想矢、小豆島撮影での思い出語る

― 小豆島での撮影はいかがでしたか?

月島:主に学校で撮影することが多かったのですが、学校から外を見るとすぐ海があるんです。景色を見ることが好きなので、撮影中に時々ふと見る度に心が浄化されて明るい気持ちになれました。小豆島の空気が気持ち良かったですし、早朝の撮影のときに見える朝日も綺麗で素敵な島でした。

黒川:僕は“海なし県”(埼玉県)出身なので、海と触れ合うことは1年に1回ぐらいしかなかったのですが、今回の撮影は1ヶ月間あったので、毎朝起きてカーテンを開けると、目の前に海が広がっていてすごく感動しました。

― グルメはいかがでしたか?

黒川:一番好きだったのは、ジェラート屋さんです。本当にフルーツをそのまま食べているみたいでした。

月島:(黒川の話に頷きながら)いろいろなフレーバーがあって組み合わせも変えられたり色もそれぞれ違ったりするんですよ。撮影終わりやお休みの日によく行きました。

― 小豆島で思い出に残っていることはありますか?

月島:撮影終盤くらいに、小豆島オリーブ公園に行って皆でレジャーシートを敷いてお花見をしました。ちょうど桜が咲いていて、オリーブの木もいっぱいあって、有名な“ハートのオリーブ”を探して楽しんでいました。最後に共演した皆と外出ができてすごく楽しかったです。

黒川:僕もそれが印象に残っています。あとは学校での撮影が多かったので、ケータリングを給食みたいに自分たちの席で食べたことが楽しかったです。

★インタビュー後編では、2人の関係性や“夢を叶える秘訣”を語ってもらった。(modelpress編集部)

◆こぼれ話1

多数の俳優が集まった拮抗したオーディションを熱量と根性、そして監督を惹きつけた才能で見事くぐり抜けた月島と黒川。しかし当の本人たちはいたって謙虚で、純粋にお芝居を楽しんでいる様子がインタビューからも伝わり、2人の今後のさらなる活躍にも期待がかかる。

◆月島琉衣(つきしま・るい)プロフィール

2008年3月1日生まれ、神奈川県出身。2022年「ミスセブンティーン2022」を受賞、雑誌「Seventeen」(集英社)専属モデルに。同年自動車などを製造する重工業の会社のCMショートフィルム「Your story with」に出演後、立て続けにテレビドラマ出演。テレビ朝日系オシドラサタデー「恋する警護24時」では、白石麻衣演じる岸村里夏の幼少時代を演じたことでも注目を集めた。

◆黒川想矢(くろかわ・そうや)プロフィール

2009年12月5日生まれ、埼玉県出身。5歳から芸能活動をスタート。2018年、日本テレビ・シンドラ「トーキョーエイリアンブラザーズ」で俳優デビュー。2023年、「怪物」で映画初主演を務めると「第66回ブルーリボン賞」「第47回日本アカデミー賞」と名だたる映画賞の新人賞を受賞し、一躍脚光を浴びた。

◆「からかい上手の高木さん」第1話あらすじ

とある島の中学校、隣の席の女の子・高木さん(月島琉衣)に、何かとからかわれる男の子・西片(黒川想矢)。今日こそは高木さんをからかい返してやると奮闘するも、高木さんはいつも西片の上をいくからかい上手だった。

ある日、高木さんをからかい返そうと筆箱をびっくり箱に改造する西片だが、高木さんに見透かされ、逆にからかわれてしまうのだった。次こそはと悔しがる西片に消しゴムを貸して欲しいとお願いする高木さん。すると、高木さんは“消しゴムに好きな人の名前を書いて使い切ると両想いになれる”という、小学生の頃に流行ったおまじないの話を持ち出す。

子どもっぽいと相手にしない西片だったが、消しゴムと西片を交互に見てニヤニヤする高木さんの反応に焦り「返してほしい」と懇願する。ようやく消しゴムを取り返し、確認する西片だったが…。

【Not Sponsored 記事】

《モデルプレス》

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