岩田剛典「虎に翼」寅子は花岡が抱く“理想像”そのもの 座長・伊藤沙莉の佇まいに感化「この人のために自分も頑張りたい」【インタビューVol.2】
芸能
モデルプレス/ent/wide/show3
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◆伊藤沙莉ヒロイン「虎に翼」
第110作目の連続テレビ小説となる本作は、日本初の女性弁護士である三淵嘉子(みぶち・よしこ)さんをモデルに描くリーガルエンターテインメント。主人公の猪爪寅子(いのつめ・ともこ/通称・トラコ)を、伊藤が演じる。
そして岩田演じる花岡は、社交的で学生たちの中心的な人物。寅子にとっても気になる存在となる。
◆伊藤沙莉は「安心感のある座長」
― 主演の伊藤沙莉さんの印象を教えてください。
岩田:本当に堂々とされていて、演技もどっしりとしています。かつ現場のムードメーカーであり、めちゃくちゃ安心感のある座長だと思います。ご自身も大変なスケジュールの中でやられているにも関わらず、周りの共演者やスタッフの皆さんにも自ら声を掛けていて、そういう姿を見ていると、“この人のために自分も頑張りたいな”という思いになります。
― 寅子と花岡が互いに謝罪して自分の気持ちをぶつけるシーンがとても印象的でしたが、撮影の裏話はありますか?
岩田:脚本には書いてないのですが、冒頭でずっと沈黙するところが面白かったです。あれだけで伝わるものがあるじゃないですか?そういう意味でも新鮮なシーンでした。ただ、あそこは特に話し合いなどはせず、そのまますっと撮影が終わりました。
◆花岡(岩田剛典)、寅子(伊藤沙莉)に対する思いとは
― 第19回で花岡が梅子(平岩紙)に自分の本心を明かすシーンは、視聴者にとっても花岡の見方が大きく変わる場面だと思います。このシーンは岩田さん、そして花岡にとってどんなシーンになりましたか?
岩田:花岡という役の全てがここに集約されていると言っても過言ではないほど、キャラクターを作る大事なシーンだと思いました。また本音を吐露するシーンなので、ある意味、今までのシーンの前フリにもなっている気がします。花岡にとっても僕にとっても重要なシーンだと考えていたのですごく丁寧に向き合いながら演じました。 バックグラウンドとして家庭の事情がセリフにも出てきていたので、そこを自分の中で膨らませながら感情を入れていきました。
― 花岡の寅子に対する思いについて、岩田さんが共感できるところは?
岩田:何事にも物怖じせず、面と向かってしっかりと言う寅子の強さは、まさに花岡が憧れる大きな要素だったと思います。恋心もそうかもしれないですが、彼女に対して、ある種“自分のなりたい理想像”を体現しているのが沙莉ちゃん演じる寅子だったのではないかと感じました。
◆花岡(岩田剛典)にとっての轟(戸塚純貴)の存在
― 友情が描かれるシーンも魅力的ですが、花岡にとって戸塚純貴さん演じる轟の存在はやはり大きかったのでしょうか?
岩田:そうですね。表情や表現の仕方は両者違ったと思いますが、女性が夢を追う姿に対して肯定的な2人であり、思想は一緒だったと思います。序盤は男尊女卑の考えから入るのですが、最終的には同志のような一番近い存在でした。
― 戸塚さんとは撮影裏でどんなお話をされましたか?
岩田:彼が最近ゴルフを始めたらしく、僕も万年“ゴルフやるやる詐欺”をしているので、「できるようになったら一緒に回りたいね」みたいな話をしています。本当はご飯も行きたかったのですが、毎回新しい現場に入るぐらい間が空いていて、毎日密に一緒にいるような連ドラの感じではなかったので、皆さんともう少しコミュニケーションが取れたらより楽しかったかもしれないです。
★インタビューVo.3は後日公開予定。(modelpress編集部)
◆岩田剛典(いわた・たかのり)プロフィール
1989年3月6日生まれ。EXILE/三代目 J SOUL BROTHERSのパフォーマー。俳優としては、2016年公開の映画初主演作品「植物図鑑 運命の恋、ひろいました」では第41回報知映画賞新人賞、第40回日本アカデミー賞新人俳優賞・話題賞などを受賞。近年の出演作はドラマ「シャーロック」(2019年)、「プロミス・シンデレラ」(2021年)、「金魚妻」(2022年)、「あなたがしてくれなくても」(2023年4月期)、映画「AI崩壊」(2020年)、映画「新解釈・三國志」(2020年)、映画「名も無き世界のエンドロール」(2021年)、「ウェディング・ハイ」(2022年)、「死刑にいたる病」(2022年)、「バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版」(2022年)、「赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。」(2023年)など。また、TBS系日曜劇場「アンチヒーロー」(毎週日曜よる9時~)にも出演している。
◆「虎に翼」第20回あらすじ
突然、猪爪家に検察が押しかけ、はる(石田ゆり子)は直言(岡部たかし)が贈賄で逮捕されたと告げられる。証拠品として家中を物色され、途方に暮れる寅子(伊藤沙莉)たちに、下宿人の優三(仲野太賀)は法律の知識を活かしてできることをしようと提案する。
寅子たちは無罪を信じて帰りを待つが、直言の逮捕はほんの皮切りに過ぎず、世間を大きく揺るがす大汚職事件「共亜事件」として事態はどんどん悪くなっていく。
【Not Sponsored 記事】
《モデルプレス》