小松菜奈、過去の不思議な体験明かす “この世にいない人”演じるなかで難しかったこととは【わたくしどもは。】
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【写真】菅田将暉&小松菜奈、モードをまとい密着 互いの存在を語る
◆小松菜奈、過去の不思議な体験明かす
小松は3月9日に、夫である菅田将暉との間に第1子が誕生したことを報告。今回は出産発表後、初の公の場となった。
“現世と来世の狭間”を彷徨う魂の物語を描く同作。演じるうえでの感想を問われた名前も、過去も覚えていない女・ミドリを演じた小松は「わたくし」と一人称で発することは普段では中々ないことから「所作だったりとか、あと目の動きだったりとか、“わたくしは感”を表現するところが難しかったんですけど」と吐露しつつ「佐渡ヶ島の歴史だったりを知ると空気が合っていると感じました」とロケ地となった佐渡ヶ島に思いを馳せた。
また、同じく過去の記憶がない男・アオを演じた松田も「もうすでにこの世にいない人たちの物語で、その中でも僕の演じたアオはもう死んでいて、何も全てその現地に置いてきてしまってからの感覚で言うと、息を吸うのも苦しくなっちゃう感覚がずっとあって、芝居しててやっぱり苦しいなって気持ちにはなりました」と複雑な思いを抱えながら作品と向き合ったと回想。一方で「愛とか好きだとか、いろんな感情を全部現世生きてた頃に置いてきてしまってるまま、それでも惹かれ合う曖昧な感情を描く監督はやっぱすごい」と同じく登壇していた富名哲也監督に言葉を贈った。
なお、トークの最後にコメントを求められた小松は、同作を観た際に幼少期の出来事が思い出されたといい「小さい頃になんかこう、死と向き合う出来事があったときに不思議な体験をしたことがあって」と回想。そして「それをきっかけに自分が亡くなったら、その魂はどこに行くんだろうなとか、自分は何に生まれ変わるんだろうとか…」と現世を終えた後について思いを巡らせたと明かし「観る人によって捉え方は様々だと思うんですけど、今日は楽しんでいってもらえたら嬉しいなと思います」と観客に向けて呼びかけていた。
◆小松菜奈&松田龍平W主演「わたくしどもは。」
ベネチア国際映画祭が新鋭監督を支援するプロジェクトBiennale College Cinema 2018-2019インターナショナル部門9作品のうち日本から唯一選出され、第36回東京国際映画祭コンペティション部門にも正式出品された本作。新潟・佐渡島を舞台に記憶を失った男女の謎めいた過去と運命を描く。(modelpress編集部)
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