前田拳太郎&奥智哉「リバイス」ぶりの共演で感じた変化 “泣きたくなった”ダンス練習も絆で乗り越える【「君とゆきて咲く~新選組青春録~」インタビュー】
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【写真】前田拳太郎、妹がハロプロアイドルだった
◆前田拳太郎&奥智哉W主演「君とゆきて咲く~新選組青春録~」
同作は、日本漫画史に燦然たる功績を残した手塚治虫氏の隠れた名作『新選組』を初映像化。斬新な殺陣パフォーマンスやこれまでの時代劇にはない流麗な“剣舞”も織り交ぜ、新選組隊士たちの青春を描く。
前田と奥は、同局系特撮ドラマ『仮面ライダーリバイス』(2021〜2022)で共演。今作が『リバイス』ぶりの共演であることや、2人以外にも特撮出身俳優が集まっていることで話題を呼んでいる。
◆前田拳太郎&奥智哉、ドラマからのアーティストデビューで感じた不安
― まず、このドラマ出演とアーティストデビューが決まった際の心境から教えてください。
前田:今回の作品に出演することが決まった時点で、歌とダンスをやることは聞いていたので、楽しみな気持ちもありつつ、少し不安な気持ちもありました。元々歌とダンスに苦手意識があり、「これはまずいぞ」と思って、始まる前に練習をしたので、皆さんに歌とダンスも楽しんで観ていただけたら良いなと思っております。
奥:「まずいな」という一言ですね(笑)。僕は音痴でもあるのですごく不安でしたが、ボイストレーニングの先生やダンスを教えてくれる優しい先生がお二方いらっしゃって、その方々が熱心に教えてくださったので、期待に応えたいという気持ちもあってなんとか乗り切ることができました。
― 殺陣は1日12時間も練習していると聞きました。一番大変だったことはありますか?
奥:この間の記者会見ですね。(4月19日に京都・東映太秦映画村で同作の記者会見を実施)
前田:記者会見は結構大変だったね(笑)。
奥:意外と大変…。
前田:暑さが…。初めて外で記者会見をやりました。新しいよね。
奥:剣舞を披露してからの会見だったからね。(会見冒頭で剣舞を披露)
前田:ドラマが始まる前に皆さんの前で剣舞を披露できると思っていなかったので焦りました。
奥:「劇中だけじゃないんだ!?」って。
前田:プレッシャーもありましたが、皆で協力して作ってきた剣舞なので、観に来てくれた方にも僕たちの気合いが伝わったんじゃないかなと思います。
― お客さんの前で披露する剣舞と、撮影でやる剣舞は違いますか?
前田:ドラマだと役を意識しないといけないので、シーンごとの心情で剣舞をしていますが、今回は純粋に剣舞を頑張るという気持ちだったので、作中で剣舞をするのとはまた感覚が違いました。
奥:制作発表ではキャラクターの感情を入れない分、剣舞の振りや表情管理に集中できたのですが、劇中でしなかったミスを1個していたことを思い出しました(笑)。顔を真っ直ぐにお客さんの前に向けるところを下向いてしまった箇所があって、そこだけ「惜しいな〜」という気持ちです。
◆前田拳太郎&奥智哉、ダンス特訓秘話
― 歌やダンスに挑戦するにあたって参考にしたアーティストはいますか?
前田:いろいろ見ました。BE:FIRSTさんのダンスプラクティス動画を見たり、LDHのアーティストグループのパフォーマンスを見たりしました。普段からも動画を見ているので、改めてどういう風に踊ったり、どういう風なポーズだったり、どうしたらかっこよくなるんだろうと思いながら研究しました。
― 実際にアドバイスをもらった方などはいますか?
前田:皆のダンスのレベルを知るために課題のダンス動画が送られてきて練習していたのですが、踊れないと悔しいと思いスタジオを借りたんです。そこに妹(前田こころ/BEYOOOOONDS)を呼んで、どこが変かを聞きながら妹もその場で覚えて全部一緒に踊ってくれて、いろいろアドバイスをくれました。
奥:僕もやろうとはしましたが、全くできなくて…(笑)。
前田:難しかったよね。
奥:すごいね。スタジオ借りて練習したの?僕はすごく散らかった自分の部屋で、しかも不貞腐れた顔をして撮った気がする…。
前田:1日に何十回もずっと見ていたので、あの動画は多分200回くらい再生していると思います。
◆前田拳太郎&奥智哉「リバイス」ぶりの共演で感じた変化
― 「リバイス」ぶりの共演ですが、お互いの印象に変化はありますか?
前田:この数年ですごくたくましくなったなと思っています。16歳から19歳はすごく成長する時期だと思いますが、他の現場でいろいろなことを学んだ経験から年齢だけではないたくましさが生まれたのかなと思いました。今回再会できてW主演ということで、おっくん(奥)に助けられながら、2人で支え合っていて本当に頼れる仲間です。
奥:全然そんなことないです(笑)。逆に僕がずっと助けられっぱなしです。ダンスの稽古でもターンの仕方を教えてくれたおかげでコツを掴めたこともありました。殺陣の稽古でもアドバイスをくれました。ライダーのときからずっと頼もしい座長さん。より一層物理的にたくましくなって…。
前田:体もね(笑)。
奥:体も明らかにでかくなっていて、(前田の腕を触りながら)この腕、肩回りが明らかにたくましくなってきています。ずっとプロテインバーをかじっています。忙しいスケジュールのなか筋トレを必ず2時間やっているらしくて、ストイックで本当にすごいです。
前田:週3くらいは筋トレをしています。
― お二人以外にも特撮出身の方が多いですよね。
前田:簡秀吉、杢代(杢代和人)はよく家で集まったりしていました。
― どんなことしてるんですか?
前田:ひたすら喋っているだけです。この作品に入る前に柊太郎とはサウナに行ったことがありますし、凱くん(上野凱)、浩平(庄司浩平)ともご飯に行ったことがあったので、知っている人たちが多いなという印象でした。真威人(藤岡真威人)も展示会とかでよく会っていたので、皆久々な感じはしなかったです。
◆前田拳太郎&奥智哉の夢を叶える秘訣
― モデルプレス読者の中には今、夢を追いかけている読者もたくさんいます。そういった読者に向けて、お二人が思う「夢を叶える秘訣」を教えてください。
奥:自分を信じ続けることが一番大事かなと思います。何度も何度も失敗するようなこともありますし、挫折することもきっとあると思いますが、それでも自分が今やっていることを信じ続けることが大事だと思います。
― 今までに信じ続けてきたことはありますか?
奥:ダンスかな。ダンスは本当に一番苦手なジャンルだったので、最初にオープニングのダンス映像が送られてきたときは「こんなのできないよ」と思って泣きたくなりましたが、それでも皆で集まって稽古をして、周り、先生、自分のことを信じて良いものが作れました。
前田:僕は目標を立てることが大事だと思っています。目標を立てて、いつまでに達成したいと思ったら、それまでに何をしたら達成できるのかを逆算してやります。あとは続けることです。部活も継続してやっていたら、いつか夢や目標を達成できると思いますし、自分の夢に向かってずっと頑張り続けて諦めなければいつかは叶うはずなので、その諦めない気持ちが大事だと思います。
― 今の夢は?
前田:いっぱいあります。自分の中では「何年後までにこれを達成したい」といったようなことを細かく想像していますが、ちょっと恥ずかしいから言えない…(笑)。でも、これからも一生このお仕事で食べていければ良いなと思っています。
― ありがとうございました!
◆インタビューこぼれ話
ドラマを楽しみにしていることを伝えると「本当ですか!?」「推しは誰ですか?」と興味津々な様子で聞いてくれた2人。撮影でも抜群のコミュニケーションを見せ、様々なポージングを取ってくれた。また、インタビュー終了後チェキへのサイン書き用のペンを「大丈夫ですよ」と言っても最後まで片付けてくれるなど、気さくで優しい人柄が随所に感じられる取材だった。後日開始される読者プレゼント用に数枚撮影したチェキは2人が選んでくれた。(modelpress編集部)
◆前田拳太郎(まえだ・けんたろう)プロフィール
1999年9月6日生まれ、埼玉県出身。劇団EXILEのメンバー。2021年に俳優デビュー。同年には『仮面ライダーリバイス』の主演に抜擢。2023年には、ドラマ『女神の教室〜リーガル青春白書〜』(フジテレビ系)から『わたしのお嫁くん』(フジテレビ系)の2クール連続ドラマ出演の役柄のギャップは大きな反響を呼び、『君には届かない。』(TBS系)、『トクメイ!警視庁特別会計係』(カンテレ・フジテレビ系)と話題作へ続々と出演する。また、6月8日(土)にシアター1010で公演される朗読劇『恋空』に出演する。
◆奥智哉(おく・ともや)プロフィール
2004年7月18日生まれ、神奈川県出身。2020年、Netflixドラマ『Followers』で俳優デビューを果たすと、2021年には、ドラマ『青のSP(スクールポリス)―学校内警察・嶋田隆平―』(カンテレ・フジテレビ系)に出演。その後、前田と同じく『仮面ライダーリバイス』で話題を呼んだ。『みなと商事コインランドリー』シリーズ(テレビ東京系)や『大奥』(NHK)での好演も記憶に新しく、2024年3月にはHuluオリジナル『十角館の殺人』でドラマ初主演を務めるなど着実に俳優の階段を上っている。
◆「君とゆきて咲く~新選組青春録~」第4話あらすじ
壬生浪士組の入隊試験を前に、屯所から姿を消した松永新之丞(杢代和人)。行くあてもなくさまよっていたところを、かねてから新之丞を狙っていた会津藩御用達の豪商・鵺野義正(渡辺いっけい)の手下に見つかってしまう。
それを知った南無之介(羽谷勝太)は、いてもたってもいられず新之丞のもとへ。助太刀を決意した深草丘十郎(奥智哉)も急いで追いかけるが、鎌切大作(前田拳太郎)だけは同行を拒否して…。
一方、新人隊士たちの窮地を聞いた近藤勇(高野洸)、土方歳三(阪本奨悟)、沖田総司(藤岡真威人)ら幹部も救出に向かおうとする。だが、鵺野に会津藩への仲介を依頼していた頭取・芹沢鴨(三浦涼介)から、動くなと阻止されてしまう…。
やむなく丘十郎と南無之介はたった2人で大勢のならず者が待ち受ける鵺野の屋敷に乗り込むが、はたして新之丞を助けることができるのか?
【Not Sponsored 記事】
《モデルプレス》