“還暦で大学入学”麻木久仁子、40年ぶり学生生活語る「若返った気がします」
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【写真】麻木久仁子、彩り豊かな手作り薬膳料理
◆麻木久仁子、大学生活語る
番組では冒頭、司会の黒柳徹子から「昨年60歳で放送大学に入学なさった麻木久仁子さんです」と紹介された。「なぜ60歳で放送大学に?」と黒柳から尋ねられると、2010年に脳梗塞を経験し2012年に初期の乳がんが見つかったことがきっかけで東洋医学の勉強を始め、さらに学問として本格的に学びたいという意欲が高まったことを振り返った。
好きな講義を1科目から受講できる『選科履修生』として放送大学に入学した麻木は「放送大学は個々のニーズに合った学び方を選べるので、私も好きな科目だけを選んでわがままに勉強しています(笑)」と自身の学習スタイルを紹介。興味津々の様子の黒柳から「入学なさってよかったと思えることは?」との質問が出ると「60歳を過ぎると仕事場に行くとほとんどみんな年下になると思いますが、“学びの場”となると教わる側になります」といい「『学ばせていただきます。よろしくお願いします』という気持ちになると若返った気がします。『私はここでは新人だ、ここではひよっこだ』という新鮮な気持ちになりました。自分でも驚きました」と大学生活の感想を言葉にした。
大学生活では昨年度、対面で行われる放送大学の面接授業にも2回(「静岡の特産農作物ミカンを知る」静岡学習センター/「ワインの基礎知識」山梨学習センター)特別参加したが、番組でも、麻木が自身で接ぎ木をしたミカンの苗木を掲げる姿や、ワインのテイスティングをする様子などが写真で紹介された。「特別なことを体験することができる授業も豊富にあります。行ってみると老若男女が揃っていて、若い方は20代の方もいらっしゃいました。私よりもお兄さん・お姉さんだと80代の方もいらっしゃいました。本当にバラエティに富んだ学生さんがいらっしゃいました」と驚き顔で振り返った。
◆麻木久仁子、大学中退の過去回顧
麻木は高校生のときに両親が離婚し、母親・弟・妹と4人で生きていくことになった。麻木自身は炊事や洗濯をし母親代わりで弟・妹の世話をしながら奨学金で学習院大学法学部に入学。しかし、アルバイトなどが忙しく結局2年で中退してしまった。
番組では、1997年に『徹子の部屋』に出演した際、学習院大学を中退したいきさつを話す様子がVTRで紹介された。当時34歳だった麻木は「大学を中退した自分は恥ずかしい自分だと反省しています」と語っていた。
黒柳と一緒に笑いながらVTRを見た麻木は「あのときそう思っていたことが心の中にあって、放送大学に通い始めたことに繋がっているのかもしれませんね」としみじみと言葉に。「講義は自宅で受けていますから、ヘンな話、居眠りをしていても寝転がっていてもよいのですが、おのずときちんと正座をして講義を聴いてしまうのは『ちゃんと勉強しなかったのはよくなかったな』と思っていたのかもしれませんね」と付け加えた。
◆麻木久仁子、大学入学の理由は?
2010年に脳梗塞を経験し2012年に初期の乳がんが見つかった麻木は食生活を見直し、国際薬膳師、国際中医師、温活指導士の資格を取得。60歳になったことをきっかけに漠然と学びたいと思っていたことを「いつかやろう」ではなく「今やろう」と決意し、2023年4月に好きな講義を1科目から受講できる『選科履修生』として放送大学に入学した。
2023年度は年間で8科目(「がんとともに生きる(2018)」「フードシステムと日本農業(2022)」「食と健康(2018)」「食の安全(2021)」、「健康と社会(2023)」、「睡眠と健康(’21)」「発達心理学概論(2017)」「健康長寿のためのスポートロジー(2019)」)を受講し、すべて最高評価の「マルA」の成績を修める。2024年度第1学期は「運動と健康(2022)」「リハビリテーション(2019)」「今日のメンタルヘルス(2023)」「地域・在宅看護論(2023)」を受講中。(modelpress編集部)
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