山田裕貴、理想の父親像語る 元プロ野球選手の父へ強い憧れも「本当にかっこよかった」
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◆山田裕貴、羽田空港に登場
Netflix映画『ULTRAMAN:RISING』は、1966年の放送開始以来、57年にわたり全世界で愛され続けている不滅のヒーロー「ウルトラマン」を、『KUBOクボ 二本の弦の秘密』(2016・原案/キャラクターデザイン)などで知られるクリエイター、シャノン・ティンドルが監督・脚本を担当し、CGアニメーション制作を、『スター・ウォーズ』『ジュラシックパーク』など、数々の名作、ヒット作を送りだしてきた「インダストリアル・ライト&マジック(ILM)」が手掛け、「親子」「家族」をテーマに、すべての世代で楽しめる新たなウルトラマンストーリーとして創造している。
配信開始から話題を集め、6月26日に発表された「Netflix 週間グローバルTOP10 (英語作品/映画、6月17日~6月23日)では2位を飾り、世界69の国と地域でも週間TOP10入り。視聴数も1230万を突破するなど国内外で高い評価を獲得し、日本でも日本語吹き替えキャストとして、主演の山田を筆頭に豪華吹き替え俳優たちの熱演に、絶賛の声が多く寄せられている。
ウルトラマンシリーズの夏の大型キャンペーンとして、羽田空港とウルトラマンブランド全体がコラボレーションする「ULTRAMAN TO THE WORLD HANEDA AIRPORT」を開催。日本、そして世界中の多くの人が楽しめる特別なキャンペーンを7月3日~8月31日の期間で行う。そんな記念すべきコラボキャンペーンの開催を祝うにふさわしいスペシャルゲストとして、ヒット配信中の映画『Ultraman:Rising』の日本語吹替え版で主人公サトウ・ケン役を演じた山田が登壇した。
往来の多い空港で行われるイベントということで、近くを通りがかった一般の方々へも「ウルトラマンのイベントをやっています!山田裕貴と申します!」と自己紹介をしてアピールした山田。会場となった「江戸小路」エリアは、多くの訪日外国人を迎える羽田空港第3ターミナル内でも特に人気のあるスポットで「江戸」と「和」をテーマにしたエリア。赤い柱が印象的なの「江戸舞台ステージ」に登壇し笑顔を見せた。
◆山田裕貴、両親からの反響明かす
改めて本作で演じたサトウ・ケンというキャラクターについて聞かれた山田。表の顔はプロ野球選手でありながら、ウルトラマンとして東京を怪獣から守り、さらには赤ちゃん怪獣の新米パパとしても奮闘する、今までにないウルトラマン像のキャラクターを演じたことについて、「『今までにない』という表現は色んな作品で聞きますが、子育てをしているウルトラマンというのはきっと初めてだと思います。怪獣の子供と接する中で、敵味方ではなく子供というものはどういうものなのか、自分もそういうことがあったなと思い返して、自分の成長にも繋がりました」と演じた役から感じたことを振り返る。また、普段担当しているヘアメイクスタッフのお子さんも作品を観てくれたそうで「かっこいいという感想が来るかと思ったら、『すごくいい話だった』と小学校1年生の子が言っているんです」と意外な反響を明かし、「そこがこの作品の良さであって、ただカッコいいヒーローというだけではなくて、家族の物語だということを受け取ってくれてすごく嬉しかったです」と、小さな子供も作品の魅力を理解してくれたことを喜んだ。
さらに「大人から見ると、子供は危なっかしい部分があるように見えるかもしれないですが、子供の頃を思い返してみると案外大人に気を遣っていた自分が確かにいて。子供は思っている以上に親のことを考えているんだ、ということを忘れちゃいけないなと改めて思いましたし、自分がもし子供をもったらそういう目線を持ちたいです」と、自身が作品から学んだことも語った。
世界配信がスタートして以来、国内外問わず高い評価を得て大きな反響が聞かれる中、自身の両親からも作品を観てのコメントをもらったという山田。改めて父親の姿に想いを馳せ「大人になっていろいろ乗り越えると、父親はカッコよかったんだなと改めて思います。きっとどんなお父さんも素敵なんですけど、自分自身、プロ野球選手になるという夢が叶えられなかった身としては、実際に野球選手として活躍していた父は今思うと本当にかっこよかった」と、今作でサトウ・ケンを演じたからこそ、より父親への感謝や憧れを強く感じたコメント。また、本作『Ultraman:Rising』も海外クリエイターによって制作され、Netflixという配信サービスで世界中の国と地域で楽しまれているように、日本発のコンテンツが海外に広く受けいられることについても、「どの作品でも沢山の人に広まってほしいと思っていますが、本作ももちろんですし、直近だと出演させていただいた『ゴジラ-1.0』という映画もアカデミー賞 視覚効果賞を受賞してからより世界中の人に観てもらっていると聞きます。あの有名作品の俳優さんが観てくれたらしいなんて話を聞いて、自分が憧れているような人たちが自分を見てくれていると思うと本当に嬉しいです。日本の色んな文化が外に出ていくことは素晴らしいし、僕らのステージがどんどん上がって行って挑戦できるのが、俳優として一番の喜びです」と、自身の携わった作品が世界に発信されていくことを感慨深い様子で語った。
世界へ向けて配信された本作同様、まさに、世界と日本を結ぶ架け橋でもある羽田空港。山田自身もこの羽田空港を玄関口に海外へ渡航した経験があるそうで、「去年、初めてギリシャに行きました!ギリシャ神話が大好きで、子供の頃に観た映画作品をきっかけにずっと行きたかったのですが、現地の人が本当に優しくて。自分を案内をしてくれた人が日本の映画だと『万引き家族』を見たことがあると話してくれて、『おれ、出てる!出てる!』となって(笑)、こんな世界にまで日本映画って届いてるんだと感動しました。すっごい楽しかった思い出です!」と、海外との繋がりも感じる思い出の海外旅行エピソードを披露した。加えて、「海外へ行くと、自分がどれだけ無知かということを知ることができるので、俳優としてだけではなくて人として、色々な事や場所をもっと見て体感したいなと思います。もう一度ギリシャにも行きたいし、現地にいる俳優仲間に会いにイギリスにも行きたいです」と、次に行ってみたい海外旅行の目的地も明かした。
作品のテーマの一つが“家族”である本作は、この夏休みにまさに家族で観るべきおすすめの映画。山田も「本当に見どころが沢山あります。この作品を観ると、自分の祖父が亡くなった時に会えなかったことや、子供の頃もっと家族とコミュニケーションをとっておきたかったなと色々考えさせられます。子供たちは『エミがかわいい』という入口でももちろんいいですけど、お子さんがいる方は会話のきっかけにもなると思います。お子さんがいない方も、自分を見つめ直すことができる作品ですし、ヒーローだって完璧じゃない、逃げずに頑張続けることの大切さを感じられる作品だと思うので、もっともっと沢山の方々に観てもらいたいです」と、作品への思いを改めて力強く語った。
イベントの最後、今回のキャンペーンのために新たに製作されたウルトラマン像をついにお披露目することに。山田による、ウルトラマンの代名詞でもある掛け声「シュワッチ!」の力強い発声をきっかけにベールが外されると、本作で山田が声を演じたウルトラマンが、赤ちゃん怪獣・エミを背中に乗せて勇ましく飛行する姿の巨大像が。世界へ向けて飛び立つウルトラマンをイメージした全長約4.3メートルの像を前に、「すごっ!でかっ!」と興奮の様子で感想を語り、さらに、赤ちゃん怪獣・エミの頭を撫でて「かわいいですね~」とまるで父親のような優しい表情を見せた。
その後、飛行像とともに撮影したフォトセッションでは、スペシウム光線ポーズを決めるなど、自身も興奮気味な様子で喜びの笑顔を見せた。(modelpress編集部)
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