ASTROユンサナ、ミュージカル「愛の不時着」で既存イメージ一蹴「不安とプレッシャーはありました」 自身が守りたい存在とは【インタビュー】 | NewsCafe

ASTROユンサナ、ミュージカル「愛の不時着」で既存イメージ一蹴「不安とプレッシャーはありました」 自身が守りたい存在とは【インタビュー】

芸能 モデルプレス/ent/wide/show3
ユンサナ(提供写真)
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【モデルプレス=2024/07/10】7月7日〜7月21日に新国立劇場 中劇場にて上演中のミュージカル『愛の不時着』(韓国語上演、日本語字幕)。モデルプレスは、主人公のリ・ジョンヒョクを続投するASTROのユンサナ(YOON SAN-HA/24)にインタビューを実施。再演が決まった時の心境や稽古中のエピソード、守りたい存在などについて語ってもらった。

【写真】ASTROユンサナ、ミュージカル「愛の不時着」迫真の演技

◆ミュージカル「愛の不時着」

韓国を代表するスタジオドラゴンが制作した『愛の不時着』は、パラグライダー飛行中の事故で北朝鮮に不時着してしまった韓国の財閥令嬢ユン・セリと、朝鮮人民軍軍人のリ・ジョンヒョクの国境を超えたラブストーリー。2019年12月から韓国で放送され、世界中で話題に。2022年9月に韓国にてミュージカル化され、多くの日本上演希望の声を受けて、2024年2月に日本初上演。好評につき異例の速さで再演が決定した人気作である。

◆ユンサナ「愛の不時着」反響に感謝

― 2月の公演から続投となりますが、再演が決まった時の心境を教えて下さい。

ユンサナ:お話を聞いた時は、2月に公演した時のことが思い浮かんで、ワクワクしました。今回はダブルキャストではなく、シングルキャストということで、体調管理がきちんとできるかなっていう心配もしました。

― 前回の反響はいかがでしたか?

ユンサナ:ファンの方々と周りの方々が、 いい反響をたくさんくださいました。 この前の公演には家族を招待したのですが、僕の兄が面白かったと褒めてくれました。 もともとドラマの「愛の不時着」を見ていたので、可愛いイメージの「末っ子」サナがうまくできるかなと思って見ていたのですが、公演が始まってからそういうことを全く考えずに、とても面白かったと褒めてくれました。 おかげさまで残りの公演に自信を持つことができたと思います。

◆ユンサナ、ミュージカルの芝居で意識したこと

― 韓国語上演ということで、演技をする際に意識する部分はありますか?

ユンサナ:2月の公演の時に1番心配していたのは、言語の違いです。日本のファンの皆さんということで、どのように表現すれば伝わるのかすごく悩んだんですけど、シーンごとの表情やリアクションに集中しました。僕がアドリブを言ったり、ある状況に応じて何らかの行動を取ったりした時、ファンの皆さんには言語に関わらず楽しんでいただけたようです。

― 特にこだわって演じたシーンを教えて下さい。

ユンサナ:やっぱり最初のシーンだと思います。ジョンヒョクというと、すごく怖くて肝の座っているイメージがあるんですけど、地雷を踏んでしまった時のちょっととんちんかんなところも観客に面白いと思ってもらいたいと思いました。セリとのエピソードもそこから始まるので、1番記憶に残っています。

― ドラマへの出演経験もあるユンサナさんですが、ドラマとミュージカルで表現方法に違いはありますか?

ユンサナ:ドラマはカメラの前だけで演技をするので、準備時間がたくさんあります。例えば、悲しいシーンを撮る時には、自分がその感情になるまで周囲の方が待ってくれるんです。でも、ミュージカルはそういった状況がすごく短く、早く進んでいきます。早く感情を感じて、早く表現をしなければいけない。それがミュージカルとドラマの違いかなと思います。

◆ユンサナ、話題作への出演に葛藤

― 世界中で話題となった本作のミュージカル版の主人公を演じるにあたって、不安やプレッシャーはありましたか?

ユンサナ:不安とプレッシャーはすごくありました。『愛の不時着』という作品を思い浮かべた時に、このキャラクターを自分がきちんと演じることができるか不安で、最初は出演するかしないか悩んでいたんです。でも、自分自身この作品を楽しく観ていたし、この作品がミュージカルになればすごく面白いんじゃないかと思って挑戦をすることにしました。演じるにあたって、本当にたくさんの研究をしました。僕に対して可愛いイメージを持つ方が多いと思うので、既存のイメージからどのように脱して中隊長の姿を見せることができるか、中隊長は、指示をして命令を出さなければいけない地位にある人なので、声が浮つかないように、しっかり掴めるような、そういった研究もたくさんしました。

― 不安は稽古を重ねるごとになくなっていったのでしょうか?

ユンサナ:そうです。演出家も監督も、僕に若いイメージがあるということで、その部分は皆さん心配していました。本来の僕の姿を完全に消すことはできません。だけど、僕の演技を観て、「そういったジョンヒョクを表現するのも良い」「サナだけのジョンヒョクになった」とおっしゃってくださりました。「ドラマの中に出てくるジョンヒョクと全く同じようにする必要はない」という話も出てきて、徐々にプレッシャーもなくなって、自信を持って表現することができるようになりました。

― ご自身とジョンヒョクに通ずる部分があれば教えて下さい。

ユンサナ:僕はじっとしている時に、周りの人から冷たいって思われることがあるのですが、知れば知るほど、冷たい人じゃないってことが分かるはずです!初対面の時と親しくなってからの他の姿が、ジョンヒョクと似ているのではないかと思います。

◆ユンサナ、守りたいのはメンバー

― ク・スンジュン役としてメンバーのジンジン(JINJIN)さんも続投されますが、再び共演が決まった時にお話はしましたか?

ユンサナ:2月にも呼吸を合わせたので、2人ともそんなに心配はしていませんでした。「7月も頑張ってやろうね」「上手くやろうね」って感じでした(笑)。

― 稽古中のエピソードも教えて下さい。

ユンサナ:ジンジンさんの役は他の人物と違っていて、ちょっと軽く、アドリブがたくさんできるキャラクターなんです。ジンジンさんとは知らないことがないような間柄なので、セリフを言い合うシーンでいたずらをして、演技中につい笑ってしまうような状況がたくさんあります(笑)。

― 上演中は日本に滞在する期間も長いと思いますが、前回の滞在で印象に残っていることはありますか?

ユンサナ:2月に来た時は、1か月間くらい滞在していました。そんなに長く滞在するのが初めてだったので、それ自体がエピソードかなと思います。あと、韓国にいるときは1週間に大体3〜4回ぐらいを運動するんですけど、日本に来て運動することがなかったので、ジムに行きました。会員証を発行してもらおうと思ったら説明文が全部日本語だったんです。僕は日本語を話すことはできるんですけど、漢字を読むのは難しくて…。説明していただいて、契約は最低2ヶ月からだと言われました(笑)。でも、自分が住んだことがないところに行って、自分の言語ではない他の言語で色々な相談をしたという経験がすごく面白かったです!

― ジョンヒョクは不時着した敵対国家のセリを匿い、やがて大切な存在となっていきますが、実際に現在ユンサナさんが守りたいものや、大切な存在を教えて下さい。

ユンサナ:守りたいのはメンバーです。例えば僕がすごく忙しくて体がしんどい時であっても、メンバーから「悩みがある」「会いたい」と連絡が来たら、自分が眠ることができない状況であったとしても、そのメンバーの元に行って話を聞いてあげて、美味しいものを食べたいと思います。

◆ユンサナの夢を叶える秘訣

― 今作が日本で初のミュージカル出演となりましたが、今後日本で挑戦してみたいことを教えて下さい。

ユンサナ:たくさんあります!日本語の勉強をしている時に、日本のドラマ、映画、アニメとかをいっぱい観たんです。勉強しながら、日本の作品に出てみたいなと思うようになりました。今回はミュージカルなので、ドラマも撮ってみたいです。あと、僕は日本の音楽バンドが好きなので、日本でアルバムを出してみたいなと思います!それが僕の目標でもあります。

― モデルプレス読者の中には今、夢を追いかけている読者もたくさんいます。そういった読者に向けて、ユンサナさんの「夢を叶える秘訣」を教えてください。

ユンサナ:まずは「心配するな!」って言いたいです。僕自身、何かをやる前に心配をしてしまう性格なんです。でも、何かをする前に心配してしまうと、自分ができることにも関わらず、できなくなってしまう。そういったこともあると思うので、恐れずにやってほしいなと思います。自分のレベルに合わないようなことをして、それで上手くいかなくて怒られてしまうことがあったとしても、今度そのレベルが来た時は、恐れることなくできると思うんです。なので心配せず、恐れずにやってほしいなと思います!

― ありがとうございました。

(modelpress編集部)

◆YOON SAN-HA(ユンサナ)プロフィール

2000年3月21日生まれ。AB型。2016年にデビュープロジェクト「TO BE CONTINUED」を経てASTROのメンバーとしてデビュー。グループではリードボーカルを務めており、日本語が堪能。2019年に韓国のウェブドラマ『愛の公式 11M』(NAVER TV)で俳優デビューを果たす。ほか『君のプレイリスト』(hellolive /2021)、『クレイジーラブ』(KBS 2TV /2022)などに出演し、俳優としても人気を博している。

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《モデルプレス》

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