「青島くんはいじわる」Snow Man渡辺翔太&中村アン、“6時間撮影”お誕生日キスで脚本になかった演出とは キュンシーンは「もはやスポーツ」【田中真由子Pインタビュー】
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【写真】渡辺翔太&中村アン、“約30秒”のオフィスキス
◆渡辺翔太&中村アンW主演「青島くんはいじわる」
原作は、2020年「めちゃコミック」年間ランキング1位、累計閲覧数1.3億回突破(2024年6月時点無料DL数を含むめちゃコミックサービス内での累計DL数)を誇る同名人気コミック(吉井ユウ/めちゃコミックオリジナル)。
恋愛や結婚に全く興味がない“年下絶食系男子”と恋愛から遠ざかっている35歳目前の“干物系女子が、小さな嘘から始まる年の差「協定恋愛」をスタートさせる“超”王道ラブコメ。
6日の初回放送から、数々の胸キュンカットやラストシーンでの“お誕生日キス”が大きな話題を集め、X(旧Twitter)では世界トレンド1位に入る反響を呼んだ。
◆「青島くんはいじわる」実写化への想い
― 放送前から大きな話題を集めていたと思いますが、初回放送後の反響はいかがでしたか?
Xで世界トレンド1位を頂いたり、TVer総合ランキングでも1位に。すごくたくさんの方にご覧頂けており、感謝の気持ちでいっぱいです。加えて、私の同期や友人、知人など身近な方からも、放送中や放送後に本当にたくさんご連絡を頂いて。これまでドラマを作ってきてもここまで色んな方から直接ご連絡を頂くということはなかったので、作品のパワーの大きさを改めて実感しているところです。
― 改めて「青島くんはいじわる」実写化に至った経緯や同企画への想いを教えてください。また実写化にあたり、意識していることはありますか?
3~4年前、まだ別の部署にいた頃に電子コミックの広告をきっかけに出逢い、単純に作品のファンでした。その頃は冗談で「青島くんをドラマ化したい」と言っていたのですが、2年前、実際にドラマ制作の部署に異動することになり、企画提出していました。時を経て、いろいろなタイミングが合い、今回映像化させて頂くに至りました。
青島みたいな人は実際には現れることのない夢のような存在ですが、とにかく疲れた心に沁みわたるいい事を言ってくれる。それに、雪乃にアラフォーのリアリティがあるので、セリフもモノローグもぐさぐさきます。雪乃のリアリティがあるからこそ、青島のようなともすればファンタジー感のある存在を、もしかしたら自分にも奇跡が起きるかもと受け入れられるんだと思うんです。なので、雪乃のリアリティはとても大切にしていますし、青島くんのかっこよさ、そして毎話入れ込んでいる“きゅん”シーンは角度や姿勢、動きや間合いなど、あらゆる要素にこだわって、よりきゅんして頂けるよう研究を重ねています。
◆渡辺翔太&中村アンの魅力・“お誕生日キス”の裏側
― 主演の渡辺翔太さん、中村アンさんを起用した理由、プロデューサー目線で見たお二方の魅力を教えてください。
渡辺さんが青島くんを演じてくださったら、青島くんがよりナチュラルな存在になり、リアリティが増すなと思いました。キラキラ王子様というよりも、“いそう”な青島くんというか。また、青島くんの年上女性にいじわるする感じ、その後ににこっと笑われるとなぜか憎めなくなってしまう感じ、そして無自覚というか、少し天然なところとか、そういったところも渡辺さんだなと。
アンさんは、とにかく女性からの好感度が高い方。また、クールなイメージの強いアンさんがこの役をやって下さったら、いい意味で視聴者を裏切れると思いました。実際にお会いするとアンさんはとても柔らかい雰囲気の方で。「他人事とは思えないくらい雪乃に共感します」と言って下さいました。元々、雪乃に共感して視聴者にこのドラマを観てもらいたいと思っていたので、演じてもらうアンさんにそう思って頂けたのはとても心強いと思いました。
― 6時間かけて撮影されたという“お誕生日キス”シーンについて詳しくお聞きしたいのですが、撮影でこだわっていた点や当時の現場の雰囲気、渡辺さん・中村さんの意見が反映された部分などがあれば教えてください。
上記の答えと少し重なりますが、ラブコメのいわゆる様式美みたいなところと、気持ちの動きの両方を大事にしたく、時間をかけて撮影しました。角度や間合いなど、いかに美しく素敵に見えるかということを現場で何度も試して動きを固めました。また、マウスに重ねた手を外して、青島くんがぐっと雪乃さんの手を握るという描写は元々脚本にはなくて。実際にお芝居を固めていく中で、青島くんの気持ちの流れを作っていく上で、そうした方がやりやすいということもあり、本人や監督と相談して追加になりました。
あとは、雪乃が強がっているところ、本音を聞いて、何かを感じて動いて欲しいということは渡辺さんに伝えました。そういうことをちゃんと感じ取って、分かってくれている青島くんでいて欲しいと。渡辺さんは何度も台本を読み直してかみ砕いておられました。クランクインして数日でこのシーンを撮影しなければならなかったのですが、とにかく緊張感がすごくて。そういう意味でもドキドキするシーンに仕上がったなと思っています。
◆渡辺翔太&中村アン、キュンシーンは“スポーツ”?
― 距離感が近くドキッとするようなシーンも多くあることから、渡辺さんが緊張されている姿も見かられる一方で、渡辺さんの“いじわる”で中村さんが照れたりフォローしたりという様子もあり、現場のチームワークの良さが垣間見えました。現場でのお二人の様子や印象的なエピソードがあれば教えてください。
撮影裏でも、アンさんが怒るシーンで「アンさんって怒ったらめちゃくちゃ怖そうですよね」とか、渡辺さんがちょっといじわるなことを言って、アンさんに「もう!」って言われるような感じです。裏でも「渡辺くんはいじわる」を常にやっているような(笑)。
きゅんシーンに関しては、きれいに見える体勢を研究していくと、実際はとても不自然な体勢になったり、渡辺さんの体幹に頼ることが多いのですが、お二人で「もはやスポーツだ」と言いながらも頑張って頂いています。お二人とも体育会系でさっぱりしておられ、カットがかかると「うぇ~い」と掛け声が聞こえてきます(笑)。お二人のおかげでとてもいい雰囲気で撮影させて頂いています。
― 第1話のネクタイを雪乃に買ってもらうシーンでは、渡辺さん自らアイデアを出していたというお話もありましたが、他にもお二人と特に細かく相談したカットや、いいなと思ったアイデアはありますか?
2話で偶然居酒屋で遭遇し、また2人で飲むシーンがあるのですが、そこで雪乃が青島くんの言葉に照れて、青島くんも応戦するところがあって。そこはお二人のアドリブなのですが、本当にかわいくて。視聴者の皆さんにも真似してもらいたいです(笑)。
― 最後に、第2話の見どころや、視聴者の方へメッセージをお願いします。
1話ラストでの衝撃的な“お誕生日キス”を経て、2人の関係性がどうなっていくのか温かく見守って頂けたらありがたいです。青島くんは2話でも相変わらずいじわるなんですが、やさしさとのバランスが絶妙です!雪乃の干物感も女性プロデューサーたちの実体験を入れ込んだり、とにかくリアリティを追求していますので、共感しながらよりきゅんを楽しんで頂けたらうれしいです。無理に恋愛する必要はないと思うのですが、恋したり推しを応援したりきゅんしたりすることで得られる栄養があると思うので、土曜の夜にご褒美のような存在になるよう頑張ります!
― 素敵なお話をありがとうございました!
◆「青島くんはいじわる」第2話あらすじ
飲料メーカー「キャットビバレッジ」で働く総務部員・葛木雪乃(中村アン)は、友人の結婚式に一緒に出席してもらうために、システム部の若手社員で社内イチのモテ男・青島瑞樹(渡辺翔太)と、1日だけ彼氏のフリをしてもらう《協定恋愛》をスタートさせた。
結婚式が終われば再び赤の他人に戻るはずだったのに、協定を快諾した青島にも、寄ってくる女性たちのストッパーになってもらう《女避け》という思惑があり…。さらに残業中に迎えた雪乃の35歳の誕生日。青島が突然雪乃の前に現れ、「お誕生日おめでとうございます」と、深夜0時になった瞬間、雪乃にキスを…。しばらく恋愛から遠ざかっていた雪乃は、突然の“お誕生日キス”に心の整理がつかず、激しく動揺。雪乃の35歳は波乱の幕開けとなった。一方の青島も自分の行動に困惑していて…?
数日後、気まずさに耐えきれなくなった雪乃は、「つきあってるフリ、もうやめない?」と持ちかけるのだが、青島は「こんな素敵な彼女、簡単に手放したくないんで」と再びいじわるを炸裂。そんな中、3連休がやってくる。雪乃は、ひとりで温泉にでも行くか…と検索してみるのだが、どこも満室。ほかにやりたいこともなく、ひとりでダラダラ家にいたら、あっという間に連休最終日に。「3日間誰ともしゃべってない」と焦った雪乃は、青島と協定関係を結んだ行きつけの居酒屋「万来亭」へ。しかし、ひとりで飲んでいる雪乃の頭をよぎるのはなぜか青島のことばかり。するとそこに偶然、休日出勤後の青島が現れる。少しずつ打ち解け、いろんな話で盛り上がるうちに、青島が「少しだけつきあってもらえませんか」と、雪乃を連れ出して…?
(modelpress編集部)
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