「ビリオン×スクール」“いじめられっ子”役注目の上坂樹里、撮影中涙止まらず 山田涼介に救われた言葉「私1人じゃきっと何もできなかった」
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【写真】「ST」モデル・上坂樹里、“いじめられっ子”役で印象ガラリ
◆山田涼介主演「ビリオン×スクール」
本作は、日本一の財閥系企業のトップであり“億万長者=ビリオネア”の主人公・加賀美零(山田)が、身分を隠して学校の教師となり、さまざまな問題に直面しながらも生徒とともに成長していく姿を描く学園コメディー。
上坂演じる梅野ひめ香は、おとなしい性格で自分の考えを主張することが苦手な“ゼロ組”の生徒。ゼロ組でいじめのターゲットとなってしまう役どころで、12日放送の第2話で大きな注目を集めた。
そんな彼女は、雑誌「Seventeen」の専属モデルを務めるほか、NHK特集ドラマ「生理のおじさんとその娘」(2023年)でのヒロイン役や日本テレビ系ドラマ「となりのナースエイド」(2024年1月クール/第7話)に出演するなど、今注目を集める次世代女優の1人。今作は、フジテレビ系「いちばんすきな花」(2023年10月クール/第8話)以来のフジテレビドラマ出演となり、連続ドラマレギュラー出演は初となる。
◆上坂樹里、連ドラレギュラー初出演の心境
― 本作で初の連続ドラマレギュラー出演となりますが、オファーを受けたときの率直な心境はいかがでしたか?
上坂:もう本当に嬉しくてたまらなかったです。連続ドラマへのレギュラー出演は、1つの目標でもありましたし、さらに今回、学園ドラマということもあって、出演が決まった時は飛び跳ねて喜びました!
長い期間での撮影が初めてなので、どんな感じなんだろうと、少し緊張していましたが、実際に撮影に入ってみると、1日1日がすごく濃くて、本当に必死についていっています。その分、毎日たくさんのものを吸収させていただいています!役をいただいてから、毎日その役としてお芝居をして、家に帰ってまた次の日のシーンを考えてというのが毎日の日課になっていて、そのことが素直に嬉しいです。また、梅野ひめ香という役と向き合うことの難しさとか、演じる上の大変さもすごく痛感しています。毎日充実しているなと思います。
― これまでも多数の学園ドラマが放送されてきていますが、上坂さんから見た「ビリオン×スクール」ならではの魅力を教えてください。
上坂:キャラクターの描かれ方が本当にすごく素敵だなと思っています。個性的なキャラクターが集まっているんですけど、1人1人魅力的で、見ごたえがすごくあるなと感じています。
◆上坂樹里「1人じゃない」と感じた初めての経験
― 梅野役を演じるうえで意識していることを教えてください。
上坂:2話では、感情が溢れて泣いてしまうシーンがありました。加賀美先生と芹沢先生(木南晴夏)に 呼び出されて、もしかしたら助けてもらえるかもという希望と、一軍の人たちに逆らえないっていう葛藤がものすごくあって。本当に悩んでいたり、言いたいことがあればあるほど強がってしまうというか、引っ込めてしまう。それはきっと梅野ひめ香のキャラクターでもあるんですけど、それをどうにか表現できるようにずっと意識をしていました。ただ、うまくいかない時があって。感情が乗り切らなくて、何回も何回もやり直しをさせていただいてしまったんですけど、その時にできない自分に対してすごく悔しくて、そこでもう涙が止まらなくなってしまった時があったんです。そういう時に、スタッフさん、キャストさんが本当に支えてくれて、山田さんは、合間に「何回でもやろう!」と、言ってくださったり、木南さんも「全然大丈夫だよ!」と言ってくださって。監督からも「皆、なんとも思っていないから、梅野ひめ香として感情を全て出しきれるのが1番嬉しいことだよ。全部自分でなんとかしようとしないで、周りから吸収しなさい」と伝えていただきました。
そのシーンは、山田さん、木南さんと一緒だったので、「ちゃんと顔を見て、そしたら何か高ぶってくるものが絶対あるから、それをもらいなさい」と監督に言っていただいてから、1回のチャンスでやっとできたシーンでした。もちろん悔しかったのもあるんですけど、そこで初めて1人じゃないっていうのを感じられて、初めての経験だったので大変でしたけど、本当に皆さんには感謝しかなかったです。
― ビジュアルも普段の印象と異なりますが、こだわっているポイントはありますか?
上坂:ビジュアルについては、普段は猫背にならないように、姿勢を綺麗に保とうと意識はしているんですけど、ひめ香を演じる時は自然に丸くなってしまうというか、下を見がちになるんです。こうしようって最初から決めていたわけではなくて、撮影初日に自然にそうなっていたので、これを大事にしようと思ってやっています。
◆山田涼介からの救われた言葉・“芝居の力”
― 主演の山田涼介さんの印象を教えてください。
上坂:一緒にお芝居をしたり、初めてお会いして思ったのは、本当に温かくて優しい方だなと。山田さんがいると、常に現場が穏やかになるというか。周りをちゃんと見てくださっていて、生徒同士でわちゃわちゃしてることも多いんですけど、ずっと本当に先生かのようにそれを見守ってくれていて。ちょっと行き詰まった時とか、大変な時は、さらっとサポートしてくれるような、本当にすごい方なんだなと実感しました。
― 教師役であり先輩でもある山田さんから、演技についてアドバイスをもらったり相談したりしたことはありますか?
上坂:先ほどと少し被ってしまうのですが、2話のラストの泣くシーンがあるのですが、あの時に、加賀美先生の言葉を受けて、そこで感情が高ぶって泣いて、1軍の今まで逆らえなかった人たちに初めて立ち向かうんです。そのシーンの時には、本当に山田さんのお芝居のお力をいただきました。そのシーンのリハーサルを入念に何度も行った時、私はリハーサル最初から本当にすごく泣いてしまって。リハーサルで泣きすぎてしまうと、本番の前に出し切ってしまっていたり、泣きすぎてちょっともう目が泣き終わったような感じになっていまいそうだったのですが、その時に山田さんから「本当に自分にとって大切なところだけにしときなね」と言ってくださって。山田さんがちゃんと私が本番の時に1番いいお芝居ができるようにきっとコントロールしてくださっていて。私1人じゃきっと何もできなかったけど、山田さんのおかげで、そのシーンを無事撮り終えることが出来ました。本当に支えていただいたなと。
◆上坂樹里、印象的な生徒キャストは?
― 生徒役のキャストの皆さんは同世代の方々が多くいらっしゃると思いますが、現場の雰囲気はいかがですか?
上坂:クラスのシーンの時に私が印象的だったのは、西谷役の水沢林太郎さんです。水沢さん演じる西谷という役は学級委員なのですが、撮影現場でもクラス全員の生徒の役名も本名も。スタッフさんも 皆さんそうなんですけど、全員の名前を覚えて、滞りなく1人1人に話しかけに行かれていて。その姿を見ていて「すごすぎる!」と思って。そこは本当に尊敬の部分でもありますし、本当に学級委員のようにいつもまとめてもらっているので、すごく印象的です。
― 最後に、今後の見どころとあわせて、視聴者の方へメッセージをお願いします。
上坂:2話ではひめ香が、先生たちの力によって無事1歩踏み出せたところではあるんですけど、また様々な悩みを持った生徒たちがゼロ組にはたくさんいるので、3話からは生徒と先生がどう向き合って、どうクラスが動いていくのかをぜひ楽しみにしていただけたらと思っています。
クラスもそうですけど、私演じるひめかも1歩踏み出したことでちょっとずつキャラクターが変わっていくので、是非楽しみにしていただけたら嬉しいです!
― 素敵なお話をありがとうございました。
(modelpress編集部)
◆上坂樹里(こうさか・じゅり)プロフィール
生年月日:2005年7月14日
出身:神奈川県
身長:160cm
趣味:映画、読書、古着、 書道
◆「ビリオン×スクール」第3話あらすじ
加賀美零(山田涼介)と芹沢一花(木南晴夏)は、3年0組内で起きていたいじめ問題を解決した。だが、それに安堵する間もなく、今度は0組の生徒に順位をつけ、1軍から3軍までに仕分けした“スクールカースト表”が教室内に張り出されるという事件が。
それを見た加賀美は、「成績も行ないも悪い生徒がなぜか上に立つこともある摩訶不思議な制度か!」と感心。芹沢は、そんな加賀美を放っておいて、貼った人間はいますぐにはがすよう、生徒たちに告げる。すると生徒のひとり、田丸元(小泉光咲)が、「カースト表を貼ろうが貼るまいがどうせカーストはある」と言い出し、一部の生徒から賛同を得ていた。
ゼロ組はスクールカースト順位を気にした足の引っ張り合いで大混乱に。問題視した教頭の土橋淳平(永野宗典)らは、停学中の東堂雪美(大原梓)や紺野直斗(松田元太)らが戻る前に何とかするよう加賀美に命じる。
その夜、加賀美は超高精度動的教育AIプログラムのティーチ(安達祐実)に、スクールカーストをなくす方法を問う。するとティーチは、加賀美にある提案をする。加賀美は、映画オタクの生徒・鈴木司(柏木悠)に映画を撮らせ、映画祭に出品させようと思いつく。同じ頃、雪美たちは加賀美を失脚させる計画を立てていた。
ゼロ組の映画祭と一軍生徒の復讐。二つの動きが絡み合い、予想もつかない結末を招くことに…。
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《モデルプレス》