元ももクロ早見あかり、百田夏菜子と13年ぶりライブ共演 “シークレットゲスト”で百田ソロコン登場
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モデルプレス/ent/music
【写真】百田夏菜子&早見あかり、13年ぶりライブ共演で腕組み密着
◆百田夏菜子、バースデーライブ開催
ライブ本編はオープニング映像からスタート。ロビーに設置された「エクボの穴」が持つ意味や「エクボの穴の世界の中での不思議な誕生日の出来事」という今回のライブのコンセプトが伝えられた。そして、記念すべきバースデーライブのオープニングを飾ったのは、セリフで始まるイントロが印象的なももクロの楽曲「デモンストレーション」。セリフパートが終わると、誕生花のダリアの刺繍をあしらったカラフル衣装を纏った百田がステージ2階部分から登場し、会場からは大きな歓声が上がった。
続く2曲目もももクロのナンバー「Neo STRAGATE」。今回、壮大なももクロ楽曲2曲で始まるこの意外なオープニングを予想できたモノノフ(※ももいろクローバーZファンの愛称)はいなかったのではないだろうか。白い衣装をまとった2人のダンサーと共にパフォーマンスする百田の姿に、最初は息を飲んでじっと見守っていたモノノフだったが、「Neo STRAGATE」の間奏からスイッチが入ったかのように全力の夏菜子コールを送る姿がとても印象的だった。
◆百田夏菜子、モノノフから「おめでとうコール」
ここで、最初のMCパート。百田が「ついに30歳になりました」と語ると、会場からは盛大な「おめでとう」コールが沸き起こる。さらに「今日は存分におめでとうコールを浴びたい」と語ると、5階席からアリーナまで順番に「おめでとう」コールを求めて、大満足の笑顔を見せた。そして、「お祝いしてもらうだけではなく、たくさんの感謝の気持ちを届けるライブにしたい」と語り、次のブロックへ。
これまでの活動の中でも特に印象的だった曲だという「オレンジノート」を歌い始めると、古参ファンにはたまらない演出が待っていた。曲が途中でストップし、百田が「覚えていますか?」と語り始ると、モニターには東京タワーが映し出される。2011年7月に東京タワーで開催された1stアルバム『バトル アンド ロマンス』の発売記念イベントの「オレンジノート」パフォーマンス中に起こった、サビ前でバックトラックが止まってしまったハプニングを再現したいと語ると、会場のモノノフの手拍子を頼りに、百田はアカペラで再び歌い進める。ももクロの歴史の中でも伝説のひとつとして刻まれていた東京タワーでのあの日の一体感を再現した心にくい演出となった。
◆百田夏菜子、モノノフへ振り付けレクチャー
一体感が生まれた会場をさらに一つにするべく、次に披露された曲は「誕生日しよ」。2023年のクリスマスソロコンサートのためにリリースされた「クリスマスしよ」の誕生日仕様の替え歌カバーバージョンだ。「本日の主役」と書かれた今回のグッズ「HAPPY BIRTHDAY リバーシブルタスキ」をかけ、3と0の風船を持って歌う百田に、モノノフからの「おめでとう」コールが何度も鳴り響く。最後の歌詞を「最高なHAPPY BIRTHDAY、最上なHAPPY BIRTHDAY」と替えて歌い終えると、紙吹雪が舞い上がり、お祝いムードをさらに盛り上げた。
次のMCパートでは、百田が「お誕生日って、何だかウキウキしちゃうじゃない?」と言って、次の曲「ukiukihuman!」の振り付けをレクチャー。ウキウキダンスでモノノフとの一体感が生まれると、「ココ☆ナツ」へと続き、ダンサーとのサークルダンスで会場を盛り上げる。そして、短いMCを挟むと、ムーディーな雰囲気の「Doubt」と静岡から新幹線で通っていた頃の思いを綴った「ひかり」の2曲を続けて披露。
ダンサーと共にハッピーオーラ全開で盛り上げた2曲からは一変。ハッピーな前半2曲と百田が作詞を手掛けたクールでエモーショナルな後半2曲の対比も相まって、百田の歌唱力のみならず、作詞での表現力の豊かさや幅の広さを再認識させられるブロックに。この4曲のブロックも「オレンジノート」に続き、ライブ前半のハイライトのひとつだったと言ってもいいだろう。
◆早見あかりがサプライズ登場
しかし、今回はまさにハイライトだらけのバースデーライブ。この後もまだまだ一夜限りのスペシャルなパフォーマンスが続いていく。ステージが暗転し、ここでいったん幕間映像へ。「エクボの穴」から未来へと移動した百田が出会ったのは、888歳になった茶畑のシンデレラ・百田。そして、さらに先の未来へと移動すると、88888歳だと語る百田と出会う。88888歳の百田は、30歳の百田と話しているうちに、昔のことを色々思い出したようで、“2011年4月の中野サンプラザでグループを脱退した早見あかりのことが今でも許せないので、リベンジマッチがしたい”と語り、モノノフがざわつく中、次の曲がスタート。
赤のジャケットとミニスカートというセットアップ衣装にチェンジした百田がステージに登場すると、流れて来たのは「デコまゆ 炎の最終決戦」。百田はモニター映像の中の13年前の早見と掛け合いでパフォーマンスを進めるのだが、途中で演奏をストップさせる。30歳の百田も当時の気持ちを沸々と思い出したようで、「私は今の早見あかりとリベンジマッチがしたいんだ!早見あかり、出てこいやー!」と叫ぶと、青の衣装を纏った早見がステージに登場。実に13年ぶりに「デコまゆ 炎の最終決戦」で共演を果たすこととなった。
13年越しのリベンジマッチをモノノフが見守る中、最終的には「MY BEST FRIEND」、「これからも親友」と歌い、最後に2人が腕を組むと、この日一番の拍手と歓声が上がる。一夜限りの “デコまゆ”のサプライズ共演に、モノノフは歓喜。場内には、夏菜子コールと共に、あかりんコールが大きく響き渡った。
◆百田夏菜子、早見あかりに直接電話でオファー
歌唱後は、2人によるMCタイムに。百田が早見に直接電話をして直談判したというエピソードを語ると、早見はマネージャー経由でオファーが来ていたら秒で断っていたと思うと語り笑いを誘った。さらに、早見が「直接電話をしてくるあたり、私の性格を分かっているよね」と言うと、百田も「どれだけ一緒にいると思っているんだよ」と答え、2人のやり取りを温かく見守るモノノフをホッコリとさせていた。
そして、モノノフと一緒に写真撮影を行うと、早見は「ももクロのクールビューティー、早見あかりでした」と当時の自己紹介でステージを後にした。早見を送り出した後、百田が「こんな日が来るとは思わなかった。長く続けて来て本当に良かった」と感慨深く語った姿も印象的だった。
◆百田夏菜子、ピアノを生演奏
再び、映像パートを挟み、大人っぽい白のワンピース衣装に着替えた百田がステージに登場すると、百田の誕生日にリリースされたばかりの新作EP『30th』に収録されているバラード曲「それぞれのミライ」で改めて後半戦がスタート。そして、「まだまだ盛り上がっていきましょう」とモノノフを煽りながら、レベッカの「フレンズ」をカバー歌唱。百田にとって思い入れの強い楽曲が並ぶブロックとなったのだが、続いて、百田からモノノフへの感謝の気持ちを綴った直筆メッセージがモニターに映し出されると、さだまさしが手掛けたももクロ楽曲「仏桑花」へ。
この流れ、そして、このタイミングで聴く「仏桑花」の歌詞が心に染み過ぎたというモノノフも多かったのではないだろうか。アカペラで歌われた落ちサビからの最後のフレーズ「ずっと ずっと ずっと 大好きだから」が歌い終わると、それまで静かに聴き入っていたモノノフからひと際大きな拍手が巻き起こり、モニターには、歌い切った百田の清々しく、凛々しい表情が映し出される。
続いて、百田は白いグランドピアノへと移動。クリスマスソロコンサートにて弾き語りで初披露された百田作詞による「今日の君へ」を今回はピアノとドラムという編成で披露。さらに、本編最後の1曲として、新曲「未知数」をサプライズ披露した。こちらの曲も百田が作詞を担当。百田の歌声とピアノの音色が映える、疾走感のあるロックナンバーだ。ミラーボールに照らされる中、バンドメンバーと共に会場を盛り上げるとバースデーライブ本編は終了した。
◆百田夏菜子「私は本当に幸せ者です」
すぐさま、まだまだ百田の30歳を祝い足りないモノノフからは、盛大なアンコールが沸き起こる。数分後、白のグッズTシャツと黒のスカートに着替えた百田が再びステージに登場すると、2人のダンサーを従えて、EP『30th』から新曲「熱帯夜 Fantasy」をライブ初披露。「刺激的でトロピカルな真夏の夜」がテーマとなったこの曲は、BTSやTWICE、NiziUといった人気アーティストの楽曲も数多く手掛けるKanata Okajimaが作詞を手掛けたことでも話題となっている1曲。ダンサーと最後に決めポーズを取ると、大きな歓声が上がる。また、歌唱前のMCではMUSIC VIDEOがライブ後に公開されることも発表された。
最後のMCでは、「私は本当に幸せ者です」と感謝の気持ちを伝えると共に、フォト&スタイルブックの発売、1stソロアルバムの制作がサプライズ発表された。そして、再び「本日の主役」というタスキをかけると、夏らしいテンポ感の明るいナンバー「渚のラララ」を披露。最後の最後まで、ももクロの太陽・百田らしい形でバースデーライブはフィナーレを迎えた。(modelpress編集部)
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