飯沼愛&FANTASTICS八木勇征、共演前に観ていた互いの出演作「ドハマりして」2人だからこその“ちよみ&南くん”の魅力【「南くんが恋人!?」インタビュー】
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【写真】「南くん」八木勇征、“15cmサイズ”で会見登場 飯沼愛の肩に乗る
◆飯沼愛主演「南くんが恋人!?」
テレビ朝日では1994年に高橋由美子&武田真治、2004年には深田恭子&二宮和也と2度にわたって連続ドラマ化されてきた内田春菊の名作漫画「南くんの恋人」を原案に令和初の映像化。主人公・堀切ちよみを飯沼、相手役の南くんこと南浩之役を八木が演じる。
またこれまでの作品で手のひらサイズになってきたのはちよみだったが、今回は南くんが15cmになってしまう“男女逆転バージョン”となっている。
◆八木勇征、飯沼愛は「太陽みたいな人」
― 初対面と撮影開始後でお互いの印象に変化はありましたか?
八木:最初は物静かで口数も少ないのかなと思っていたんですけど、僕の期待を裏切ってくれました。もちろん良い意味で(笑)!
飯沼:あはは(笑)。口数多かったですか?
八木:口数多すぎ(笑)!
飯沼:ええ~、そんな「多すぎ」って(笑)!
八木:でも最高なんですよ。飯沼さんのおかげで現場の雰囲気も明るいし、何よりスタッフの皆さんにもすごく明るい気配りができるから、癒されている人がたくさんいると思うんですよね。だから、なんだろうな…すっごい褒め言葉を言いますね。もう太陽みたいな人なんです。
飯沼:わぁ~!(喜ぶ)そんなふうに言って下さるのは嬉しいです。ありがとうございます!
八木:飯沼愛“SUN”(さん)なんです。太陽!
― そんな飯沼さんはいかがですか?
飯沼:私も第一印象と今の印象はすごく違って。同じく口数少ないというか、もっとクールな方なのかなと思っていたんですけど、話しかけたら全然喋ってくれて…
八木:いや、話しかけても喋ってくれない人なんていないでしょ(笑)!!
飯沼:(笑)。こんなに自分がリラックスしてお話できるとは思ってなかったのですごくありがたいです。
― 最初は座長の飯沼さんから話しかけることが多かった?
飯沼:いや、どっちからもあったと思います。八木さんは人見知りなのかなと思っていたんですけど、全然そんなことなかったです。
◆飯沼愛&八木勇征、互いに観ていた出演作は?「ドハマりして」
― 共演前に観ていたお互いの出演作や、事前に仕入れていた情報はありますか?
飯沼:私は共演することが決まって、「美しい彼」(MBS/2022)を観ました!
八木:そう、これを聞いたときとても嬉しかったんですけど、ちょっとはずいですよ…(笑)。
飯沼:シーズン1観てドハマりして、一気にシーズン2と劇場版まで観させていただきました。
八木:いや~嬉しい。僕は「VIVANT」(TBS系/2023)と「パパとムスメの7日間」(TBS系/2022)を観ました。なにわ男子の長尾謙杜も出ていたので「長尾も出てる!!」と思って。
飯沼:(長尾と)友達なんですね。
八木:うん、友達(笑)。「うわ、すごい」と思って観ていました。
◆飯沼愛、八木勇征に「引っ張っていただいています」
― 今挙がった作品も含め、お二人とも話題作に引っ張りだこですが、相手のお芝居から刺激を感じたことや、「こういうところに助けられた」みたいな場面はありますか?
飯沼:あります!
八木:僕もあります!
飯沼:たくさん引っ張っていただいています。
八木:いやいや…。
飯沼:南くんは地元のスターで完璧で、そういう役柄は色々なハードルがあると思うんですけどすごく説得力があって。アドリブでもすごい引っ張っていただいています。
― 八木さんは結構アドリブを入れられるんですか?
飯沼:ちょこちょこあります。
八木:そうですね、世界観を壊さない程度に。でも一つ前の作品がすごく自由で「なんでもやっていいよ」という感じだった分、今ちょっとやりすぎてしまうときがあるので気をつけています。
飯沼:我慢してるんですね(笑)!
― 八木さんはいかがですか?
八木:1話に、これを観たら2人の関係性がわかるという少し長いシーンがあって、それがクランクインだったんですけど、僕は本読みのときから「やりやすいな」と思っていました。とはいえ実際に衣装を着てそのロケーションに行って動き回って、となるとまた変わってくると思っていたんですけど、それでも本読みのときと変わらずすごく良いイメージのままだったので、流石だなと思いました。
あの場面はテンポ感も早めで、監督やプロデューサーの方からも「こういう感じでやってほしい」とお互い言われていたんです。やっぱりちよみと南くんの関係性がものすごく近いからこそ「ここってそんなにためずに言うよね」みたいな。初日から撮るということで、ちょっと難しい部分もあったと思うんですけど、何の問題もなくやりやすかったです。
◆飯沼愛&八木勇征が演じるからこその“ちよみ&南くん”の魅力
― 何度も映像化されてきた作品ですが、最後に飯沼さんと八木さんが演じるからこそのちよみと南くんの魅力をそれぞれ教えてください。
飯沼:いっぱいありますよ!
八木:ええ~?(照れ)
飯沼:それこそ過去の作品では割と南くんって普通の思春期の男の子。武田真治さん(1994年版で南くん役/今回はちよみの父を演じている)もおっしゃっていましたが、“かっこいい”に特化した男の子ではなかったけど、今回はもう地元のスターで「バスケ界の大谷翔平」と言われ、街を歩けば「写真撮ってください!」と言われる完璧な南くん。そんな役柄を全く違和感なく演じられていて素敵です!
八木:あはは(笑)。ありがとうございます。
飯沼:それから声が素敵です。
八木:声のことをよく褒めてくれるんですよ。
飯沼:うん、声が本当に落ち着く。やっぱり撮影が進むにつれて直接的に一緒にお芝居できない環境が多くて、事前に声録りをしてそれを聞きながらお芝居をすることもあって。でもお互いのスケジュールが合わなかったりして、南くんの声が録れていないからスタッフさんが代わりに南くんの声を代読してくださって私が撮影をする…という場合もあるんですが、短いシーンでもやっぱり私の中の“南くん”とは全然違うんです。
八木:そう、全然違う!僕もグリーンバックで撮影していて思います。
飯沼:あはは(笑)。でも本当に八木さんが話すからこそセリフがすごく響いたり。なんて言えばいいんだろう……素敵です。上手くまとめられなかった(笑)。
八木:(笑)。でも15cmになる前は割と南くんがリードしている感覚がお芝居をしている中でもあったんですけど、15cmの手のひらサイズになって、やっぱり今までと同じことがすごく難しいことに変わるわけじゃないですか。そこでちよみがどんどん強くなっていって。人間として器が大きくなって成長していっているのを、グリーンバックで撮影しながらも南くんとして感じるんですよね。だからそういうときに、ものすごく強い女の子だなと思うし、実際に恋人が15cmになってしまったら、ちよみちゃんと同じようにいられる人ってほぼいないと思うんです。そういう意味でも元からすごく芯が強い子なんだなと感じました。
僕がすごく好きなのは、バスケの試合で自分がシュートを打てたけど、友達にパスを出すところ。奈美(大和奈央)ちゃんとの話からも本当に心優しいところが見えたりして、キャラクターとしてすごく好きです。……素敵です。
飯沼:あはは(笑)。最後に付け加えた(笑)。
― 「素敵です」返しで締まりました(笑)!貴重なお話をありがとうございました。
飯沼・八木:ありがとうございました!
◆インタビューこぼれ話
取材開始前、カメラマンがテスト撮影を行っていると、すでに撮影場所に座っていた飯沼はお茶目にカメラ目線でピース。撮影中は2人揃ってポーズのリクエストにバッチリ応じ、コロコロと変わる表情も相まってどれもキュートな写真に仕上がった。
モデルプレス恒例の“決め顔チャレンジ”動画は今回飯沼が初めて挑んだのに対し、何度も経験している八木はもはや“決め顔のプロ”!飯沼は過去の八木の“決め顔チャレンジ”を見て流れを覚え、その後は2人でポーズを相談。2人が考え出した「15cmサイズではない大きな南くんがちよみの手のひらに乗る」という貴重な動画にも注目してほしい。(modelpress編集部)
◆飯沼愛(いいぬま・あい)プロフィール
2003年8月5日生まれ、香川県出身。2021年4月、TBSスター育成プロジェクト「私が女優になる日_」にて、全国9000人の中から10人に選ばれ、さらにそこから3ヶ月にわたる演技バトルで初代グランプリを獲得。同年10月より同局の深夜枠に新設された「よるおびドラマ」の第1弾「この初恋はフィクションです」の主演に選ばれる。近年の主な出演作品はドラマ「パパとムスメの7日間」(TBS系/2022)、「アトムの童」(TBS系/2022)、「VIVANT」(TBS系/2023)、「マイ・セカンド・アオハル」(TBS系/2023)など。
◆八木勇征(やぎ・ゆうせい)プロフィール
1997年5月6日生まれ、東京都出身。2017年に、約3万人が参加したオーディションの中から勝ち上がり、ボーカルとしてFANTASTICSに加入。個人では俳優としても活躍し、主な出演作にドラマ&映画「美しい彼」シリーズ(MBS)、ドラマ「18/40~ふたりなら夢も恋も~」(TBS系/2023)「ハイエナ」(テレビ東京系/2023)「婚活1000本ノック」(フジテレビ系/2024)など。単独初主演となる映画「矢野くんの普通の日々」が11月15日に公開となる。
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