【パリ五輪】南スーダン選手の公式スーツが「オシャレ過ぎる」と話題沸騰 手掛けたブランドは?
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【写真】南スーダン選手のスーツ姿がオシャレ過ぎる
◆南スーダン選手のスーツが「ベストユニフォーム」と話題に
セーヌ川を船に乗って選手が入場するという、革新的な開会式となった本大会。テレビでは船上の選手たちが次々と映し出される中、南スーダンの選手団が着ているスーツがスタイリッシュすぎるとSNS上をざわつかせた。「開会式のベストドレッサーは南スーダンの選手だ」という声も上がったほどだ。
注目を浴びたのは、ルワンダのファッションブランド「MOSHIONS」が、南スーダンバスケットボールチームのためにオーダーメイドで手掛けたスーツ。ミリタリー感のある漆黒のダブルスーツには、国旗カラーの装飾がポイントとしてあしらわれている。インナーにはブラックのノーカラーシャツを合わせ、ユニークさとこなれ感が印象的だ。
さらにこだわりを感じるのは2種類のパンツで、センターにプリーツを寄せたベルボトムシルエットのパンツは、流れるような脚のラインを強調する独創的なデザイン。一方スキニータイプのパンツも無駄がないスタイリッシュさを演出している。
◆手掛けたのはルワンダの「MOSHIONS」
「GQ Sports」の公式SNSでも「ベストユニフォーム」と称され、大会を象徴するファッションモーメントを作り上げた「MOSHIONS」。ルワンダの伝統的な美学と現代的なファッションを融合させた革新的なデザインで高い評価を得ている。
「MOSHIONS」のモーゼス・トゥラヒルワ(Moise Turahirwa)氏は、ルワンダのファッションシーンで長い間注目されてきた人物であり、LGBTQ+の権利がセンシティブなトピックであり続けるルワンダにおいて、クィアのデザイナーであることでも注目を集めているという。
ただ、トゥラヒルワ氏がルワンダではなく南スーダンのスーツを手掛けたことで、地元デザイナーである彼の価値がルワンダ国内で見過ごされているという懸念の声も上がっている。
一方で「アフリカ最長の内戦」と呼ばれるスーダン内戦を経て、2011年に独立を果たした南スーダンにとっては、数々の困難に直面する中でのポジティブなストーリー作りに成功したと言えるだろう。アフリカ出身デザイナーとタッグを組み、世界に対するアピールにつながったことで、南スーダン自体への注目度も上がりそうだ。
南スーダンのナショナルバスケットボールチームは、7月21日に行われた強化試合にて、最強国アメリカ相手に1点差の熱戦を演じるという衝撃も与えている。8月1日にはそのアメリカ代表との再対決が行われる予定で、更なる関心が寄せられそうだ。(modelpress編集部)
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