Snow Man渡辺翔太&SixTONES森本慎太郎「DREAM BOYS」続投への感謝・葛藤…正反対な2人の関係性と赤裸々な本音「去年を超えるつもりで」【製作会見レポート】
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◆演出・堂本光一からサプライズメッセージ
― まずはお一人ずつ、ご挨拶をお願いします。
渡辺:Snow Manの渡辺翔太です。現・帝国劇場では最後の『DREAM BOYS』っていうことなので、その中で僕らを選んでいただけたことを本当に光栄に思っていますし、悔いのないように最後まで全力で駆け抜けていけたらいいなと思っておりますので、皆さん、ぜひ応援のほどよろしくお願いいたします。
森本:どうも、森本慎太郎です。皆様、本日はありがとうございます。現・帝国劇場最後の『DREAM BOYS』。自分たちらしく去年も出来たと思うので、今年もそんな肩に力を入れず、ラストだからと言って変なことをせず、良い『DREAM BOYS』をお届けできるようにがんばりますので、皆様よろしくお願いします。
紫吹:お暑い中、お集まりいただきましてありがとうございます。紫吹淳です。この『DREAM BOYS』、現・帝国劇場の歴史を閉じるという節目の大切な時に出演させていただけることをとても名誉に誇りに思っております。今年も素敵な『ドリボ』ができますように心を込めて演じたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
鳳:皆様、よくこのお暑い中、無事にここまで辿り着いてくださいましてありがとうございます。 宝塚を退団した時に、もう日本ではレヴューができないと思ってました。 ところが、この『DREAM BOYS』に出会って、私の大好きなミュージカル・レヴュー・歌…全てが詰まってるこの『DREAM BOYS』に出演できたこと、本当に幸せだと思っています。
― そして演出の堂本光一さんですが、本日は「Endless SHOCK」大阪公演出演中ということで、この会見へのご出席は叶いませんでしたが、 渡辺さんと森本さんは光一さんにリクエストがあったんですよね?
渡辺:しました!僕たち、楽屋の暖簾を持っていないっていうお話をして、このくだりをもし光一くんが見ていたら、ちょっと光一くんにおねだりしてみようかなんて話をしてました。
森本:あと、普通にご飯食べて飲みたいねっていう話もしました。
渡辺:そうだ、そんなおねだりもしました。
― そんなお二人のお願いをキャッチして、実は光一さんからお返事をいただいてまいりました。スクリーンをご覧ください。
森本:(小声で)そんな大掛かりな…。
渡辺:(小声で)たしかに…(スクリーンを見て)うわ、めちゃくちゃしっかりしてる…!
※VTRにて堂本よりメッセージ
― ご覧になっていかがですか?
渡辺:めちゃくちゃ嬉しいですし、すごく素敵な言葉をたくさんいただいたんですけど…。1つ思ったんですけど、V(VTR)長くないすか?めちゃくちゃ長かったですよね?
― 想いが溢れちゃったんでしょうね。
渡辺:あ、そういうことだったんですね。
― 暖簾は間に合うでしょうか?
渡辺:間に合ってほしいですね。でも、その気持ちが嬉しいです。
森本:暖簾のこともご飯のこともすごく嬉しいんですけど、それより「光一くん顔かっこよすぎね?」と思って!「あ~、堂本光一ってかっこいい~」って思いながら見てたら5分間あっという間でしたね。嬉しかったです。ありがとうございます。
◆現・帝国劇場最後の「DREAM BOYS」に意気込み
― 昨年の初演の手応えを教えてください。また、今年の再演でどのように進化させようと思っていらっしゃいますか?
渡辺:去年、僕と慎太郎を選んでいただけてやった時は、ちょっと今までとは違った『DREAM BOYS』が見せれたんじゃないかなっていう部分はあります。かと言って今年は、現・帝国劇場クローズっていうこともありますけど、去年のブラッシュアップというか、先程も慎太郎が言ってましたけど、肩の力入れすぎずに(堂本)光一くんが演出する『DREAM BOYS』を去年同様、去年を超えるつもりで演じられたらいいなっていう風に思っています。
森本:手応えに関して言うとですね、僕は自分で何かを見て、自分で評価をつける人間じゃないんですね。なので、メンバーだったり観てくださった方々から「良かったよ」「慎太郎と翔太の『DREAM BOYS』素晴らしかったよ」って言っていただいて、そう言っていただけたのであれば、やってて良かったなと思えるので、それは手応えに繋がってるのかなっていう感じです。去年やってみて楽しい時間でしたし、それが今年もお話いただいてやるっていう話になりました。でもクローズするからといって何か特別なことをやりすぎると多分空回りもするだろうし、それは多分光一くんも望んでないことだと思うので、光一くんのつける演出に従って良いものを届けられるように稽古していくのが一番なのかなと思います。
― 現・帝国劇場最後ということで、帝国劇場での最高にエモーショナルだった瞬間と、帝国劇場から持って帰りたいなと思うものを教えてください。
渡辺:それこそ『DREAM BOYS』は僕と慎太郎は、多分鳳さんと紫吹さんがやられてる頃、他のメインの先輩たちの後ろでサポート側としていた。それが最前線に立ってやる未来はあんまり想像してなかったので、これはエモーショナルというか帝国劇場で自分のタレント人生を少し感じられる場所でもあるのかなっていう風に思いますね。で、2つ目の質問で持って帰れるかは分かんないですけど、B6(階)に大浴場がありまして、その大浴場でよく同期とか後輩たち、先輩たちと一緒にお風呂入りながら、その日の公演のダメ出しだったり「ここ、ああだったよね」「こうだったよね」っていう青春トークをした思い出があるので…その思い出を持って帰れたらいいなと思います。
森本:僕が『DREAM BOYS』に初めて出た時が16、17年前なんですよ。その時のプロデューサーさんに、今回やるってなって久しぶりにお会いした時に、互いに年取ったんだなと思ってエモさを感じました(笑)。 持ち帰りたいなと思うものは帝劇の畳ですね。多分当時からずっと使っている気がしてて、わりと年季の入った畳があったりするので 、僕もそこでよく寝ますし、畳1帖いただけたらなと思います。
紫吹:帝国劇場の上のお稽古場ですごい覚えてるのが、ケーキが食べたいってチラシを見て(渡辺が)言ってて、そしたら鳳さんが私に「この人に買ってもらいなさい」って(笑)。それをすごく鮮明に覚えてます。
渡辺:思い出しました!ジュニアの時によく高級な食べ物とかを紫吹さんにおねだりしてました。だって、ほんとお金持ちじゃないですか?
紫吹:お金持ちじゃないんですよ?お金持ちじゃないんですけど、そういうのが広まっちゃって。
渡辺:でも本当にいっぱい買ってきてくれるから(笑)。
森本:ケーキをあげたんですか?
紫吹:あげました。
渡辺:毎回ワンホールのね。
紫吹:それがやっぱり懐かしいなって。お稽古場とともに懐かしいなと。
渡辺:懐かしい。本当にありがとうございます。思い出しました(笑)。
鳳:帝国劇場は、舞台を目指している俳優にとって、一生に1度は出演したいと願っている日本一の劇場です。私は早く生まれ変わって、また沢山の人に感動や幸せを与えてほしいなと思っています。私は多分もう間に合いませんけれど、自分で自分にパワハラしました(笑)。
渡辺:ちょっと笑いづらいです(笑)。
― 渡辺さん、森本さんは映像作品でも活躍されていますが、舞台の魅力と難しさを教えてください。
渡辺:なんでしょうね…。でも本当に毎日生モノなので、皆さんのその日のコンディションが毎日違うので「あれ、昨日こういう言い回しだったけど、今日こうだな」っていう相手の出方で自分も気づいたら動きや言い回しが変わってたりっていうのは舞台の醍醐味というか、毎日同じものはないっていうところは魅力的で面白いとこでもあるし、でもそれがやっぱり緊張感だったりプレッシャーだったりっていう部分はあると思います。
森本:何もかも違うっすよね。映像だとちっちゃくボソボソ喋って、ちょっと眉毛を動かすだけでも考えてることって伝わるじゃないですか?でもそれって舞台だと何も伝わらないというか、だからこそ演技をする上で必要で大事にしなきゃいけないものってのは何もかも違うので、難しさしかないですね。舞台に立ってお芝居するって。発声も違うし。今回『DREAM BOYS』に関しては歌も入ってくるから、すごく勉強しながら映像を見て「あ、ここ微妙」と思いながらやり直して…みたいなのをずっと重ねていく毎日であったので、去年はすごく難しかったっていう感じですかね。
◆渡辺翔太&森本慎太郎、お互いの魅力語る
― 改めて、再演のオファーを受けた当時の心境を教えてください。
渡辺:それこそ先ほど堂本光一くんがVTRで「渡辺は最初は乗り気じゃなかった」と余計なことを言ってくれたなと思っていたんですが(笑)、それは事実だったんです。やっぱり僕なんかっていう、ちょっと謙遜していた部分もあります。でもそんな中、今ここにいる皆さんと一緒に、そして光一くんの演出もあり、1ヶ月を終えた後、すごく達成感と「楽しかったな」「またやってみたいな」とマイナスからのスタートがプラスの気持ちで変わったっていうのがすごく大きい変化だなと思い、今年の現・帝国劇場のクローズのお話を伺って、僕にお話きた時は「僕にやらせていただけるのであれば、ぜひよろしくお願いします」と迷いはあまりなく、ぜひっていうお返事をすぐできました。
― なんなら立候補したいくらい?
渡辺:立候補したいくらいですね。自分の中で『DREAM BOYS』ってすごく長い歴史もあって、帝国劇場も一旦クローズするから『DREAM BOYS』に一番縁のある方がやるんじゃないかと勝手な考察を自分の中でしていました。自分が2年目っていうのはあんまり想像していなかったんで、例えば頭の中で「ドリボだったら、やっぱ亀梨(和也)くんのイメージがあるな、玉森(裕太)くんのイメージがあるな」って色んな先輩が浮かび上がってきた中で、でもその中で自分にもし声が掛かったらやりたいなっていう強い意思もあったので、本当にありがたい機会だなっていう風に思っています。
― 森本さんはいかがですか?
森本:この顔ぶれでやってますから楽しく良いものが作れるんじゃないかと思いました。
― やはり自分がやりたいと?
渡辺:二度目のオファーがあった時、正直どっちだった?
森本:え~…NOを出しました(笑)。去年やってみて楽しかったは楽しかったんですけど、自分の中で納得いかないところが沢山あったので、そのままステージに立つなんてお客さんに失礼なんじゃないかなっていう思いがありました。なので、僕じゃない人の方が良いお芝居を届けられるものが沢山あるんじゃないかなっていうので、ちょっと…っていう感じでしたね。やらなきゃいけない、できなきゃいけないことっていうのが、チャンプの役としてできてないんじゃないかという自分の中での採点結果でした。
― 背中を押してくれたものはありますか?
森本:2つあって。1つは、まず翔太に電話して「俺、ちょっと断るわ」って話をしたんですよ(笑)。 そしたら「いや、慎太郎とやったのがすごく楽しかったし、慎太郎とだからやりたいと思った」と言ってくれたっていうのと、もう1個はメンバーが「翔太と慎太郎のドリボを観て、もう1回観たいって思うよ」と言ってくれたんですよ。メンバーがそうやって言ってくれるってことは、観に来てくださった方々もそう思ってくださってるんじゃないのかなって思えて受けるかという感じですね。
― 具体的に誰が?
森本:(松村)北斗とか。でも皆いました。楽屋でそういう話するので。今の言ったのは北斗だったな。北斗とジェシーときょも(京本大我)と高地(優吾※「高」は正式には「はしごだか」)と(田中)樹…全員ですね(笑)。
― チャンプ役だった田中さんからの評価はいかがでしたか?
森本:「慎太郎らしいチャンプだね」って話をしてたのと、俺と違ったチャンプっていうのを樹は感じてたみたいで、それをうちのメンバーは2つのチャンプを見てるから、同じ役でも違った色が出てるってことは、それぞれが自分たちらしい色を出して、自分たちらしく演じられてるんじゃないのかなっていうのにも繋がってたので。どっちもどっちも褒めるみたいな感じでね。
― 渡辺さん、森本さんが受けてくださって良かったですね。
渡辺:いや、本当に。だから、ある意味自分にストイックというか、自分のやり方に納得がいかない故のそういう決断だったとは思うんですけど、本当に僕は慎太郎が良かったので、電話してめちゃくちゃ口説きました。「お前じゃなきゃできない!頼む!」って(笑)。ってか全部喋るね。ちゃんとこのプロセスを。
森本:いや、そりゃ聞かれたらさ…。
渡辺:生々しすぎて冷や冷やします(笑)。
でも慎太郎のそういう気持ちも分かってたので。だけど、自分はやると決めてて、じゃあ、自分と他に誰がいるかなっていう想像もしました。でも全く慎太郎以外出てこなかったし、やっぱ慎太郎とやってて楽しかったのが1番大きかったんで、電話して「俺はやるけど…でも俺は本当に慎太郎とやりたいんだ…本当に」…。
森本:ありがとう。
渡辺:ありがとう(笑)。だから本当にありがとうっていう気持ちで。ちょっと友情が垣間見える、現実の『DREAM BOYS』っぽいエピソードではあるかな。本人同士でのやり取りが生々しくて…(笑)。
― 鳳さんから見てお二人の関係性はいかがですか?
鳳:もう2人の性格が全然違うんですよ。(渡辺は)結構大人しくて、彼(森本)はもう太陽のようにすごく明るくて。きっとこのコンビ…コンビって言ったら失礼なのかな?このコンビだからいいのかな、全然違うから!
渡辺:いや、よく見ていただいてお恥ずかしい…ありがとうございます。
― 紫吹さんも今年は成長した座長(渡辺)へ何か…。
紫吹:いや、多分もう、お金持ちなので(笑)。
渡辺:あの、本当にちょっとあるぐらいです。
森本:それが一番お金持ちの発言だよ!
渡辺:とはいえ、 僕がジュニアになった時に、お二人に美味しいものをいろいろご馳走していただいたり、差し入れしていただいたりしましたけど、去年もいっぱい美味しいものだったり色々いただいてたんで、今年もね?だから最後まで…。
紫吹:美味しいお肉が食べたい。
森本:いいですね。ケータリングとかも欲しいですよね。お昼ご飯の。ラーメンとかお寿司とか!
渡辺:いやいやいやいや。もう、僕はもう最後まで甘え続けます、お二人に。
― 「DREAM BOYS」での共演を経て、渡辺さんと森本さんの関係性は変わりましたか?
森本:何も変わらないね。
渡辺:何も変わらないですね。本当に表裏のないというか、常に波が一定というか、常に太陽みたいに皆を笑わせて盛り上げて、現場を明るくしてくれる。光一くんが演出して、ちょっとピリッと空気感が冷ややかになった中でも、やっぱこの太陽の明るさは変わらないから、そこがちょうどいいバランスとれてて、本当にムードメーカーで頼りになる。だから慎太郎の周りには人が集まるんだろうなっていう風に見てて思いますね。
― 大好きですか?
渡辺:大好き。
森本:僕は真逆なんですけど、彼の稽古とかステージに対する姿勢がやっぱ本当に素敵で。すごい真面目なんですよ。俺は「ちょっと失敗してもいいや」みたいなテンション感なんですね。だけど彼は100%、120%、その1日の出来みたいなものを完璧にするために、ずっと台本読んでブツブツ言ってやり直すっていう…。その姿勢を見て、僕は改めて好きだなって思うところで。僕にないものを持ってるから、やっぱ僕もこの人のこと大好きだなと思います。
― 最後に渡辺さん、森本さんより意気込みをお願いします。
森本:クローズ前の最後の『DREAM BOYS』なので、僕たちらしく演じて良い締め括りに繋がったらいいなと思いますし、やっぱ観に来てくださる方々は帝国劇場の劇場の中だったり、帝国劇場という劇場の素晴らしさも見ていただきたいなと思うので、今回は劇場と舞台を楽しんでいただきたいなと思います。
渡辺:帝国劇場が一旦クローズされるというタイミングで、本当に選んでいただいたことを良い意味でプレッシャーにして、素晴らしい公演にできたらいいなって思ってますし、本当にこのスタッフさんとかお客さんたちにも、現時点での最後の『DREAM BOYS』をこの2人に任せて良かったなと思ってもらえるように精進して、この本番まで稽古したいなって思ってます。この後、『DREAM BOYS』自体も正直どうなるか分からない…やっぱ帝国劇場でやってたものですから…。だから本当に『DREAM BOYS』最後のつもりで背筋伸ばして頑張りたいなと思います!
― ありがとうございました。
◆渡辺翔太主演「DREAM BOYS」
2004年1月の滝沢秀明主演による初演以来、若々しく、パフォーマンス力を備えた最旬のタレントによって、大切に演じ継がれてきた「DREAM BOYS」は、2025年2月に建て替えのため一時休館を控える現・帝国劇場最後の公演となる。
前作(2023年9月)に続き、主演に渡辺、チャンプに森本が続投。演出は堂本が担当する。さらに今作は総勢21人の少年忍者が出演。少年忍者のうち9人が初参加となる。また初演以来20周年を迎え、公演回数は750回を超える見込みだ。(modelpress編集部)
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