なにわ男子、世界見据えた新たな挑戦 初ユニット曲・最新テクノロジー演出…「皆さんの人生の+Alphaであれるように」【なにわ男子 LIVE TOUR 2024 ’+Alpha’/ライブレポート】
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モデルプレス/ent/music
【写真】なにわ道枝駿佑、広瀬アリスと“ずぶ濡れキス”
◆なにわ男子、クラシック音楽を随所に使用 初ユニット曲も
毎年夏に開催されているなにわ男子の全国アリーナツアー。今年は北海道を皮切りに新潟まで全9都市42公演、約43万4,000人を動員予定。デビュー3年目、スタイリッシュな演出となにわ男子の“煌めき”が融合された本公演では、全30曲を披露。長尾謙杜がプロデュースした、なにわ男子らしいキラキラのオープニング衣装は、1人3万個の石が装飾されている。その輝きに負けないほどの眩しい笑顔で7人が横一列に並んで登場すると、待ちわびていたファンからは大歓声が沸き起こった。
ヴィヴァルディ「四季」より「春」をモチーフにしたオープニング楽曲「NEW CLASSIC」や、ベートーヴェン「第九」第4楽章をモチーフにした「Live in the moment」をはじめ、Overtureや公演中にも随所にクラシック音楽が使用されており、まさにこれまでのなにわ男子に“プラスアルファ”したような大人な演出に。
冒頭の挨拶では、藤原丈一郎が「推しからファンサもらいたいか~!?」と煽ったり、道枝駿佑が「今からここにいる全員、幸せにしてやるよ」と甘い言葉を囁やけば、観客はヒートアップ。新型コロナウイルスに感染し療養していたが12日公演より復帰した大橋和也は、お決まりの「プリン食べすぎてお尻プリンプリン!」を元気いっぱいに披露しながら、「Say!プリン!」とコール&レスポンスし、「プリンって言ってる顔が可愛すぎて、もうギューしたるわ!」と盛り上げた。
宇宙空間や近未来を思わせる壮大な世界観で魅せるなか、「+Alpha」に収録されたなにわ男子として初となるユニット曲も披露。高橋恭平、長尾、大橋のポジティブな3人による「ウルリルラリラリ」は中毒性のある楽曲で、西畑大吾、大西流星による「恋やけどめ」は眩しいほどにアイドル全開。道枝がギター、藤原がブルースハープを演奏する「Precious One」では失恋バラードをしっとりと歌い上げ、三者三様のパフォーマンスで魅了した。
◆なにわ男子、初のアジアツアー3都市開催&サブスク解禁をサプライズ発表
この日のMCでは、各サブスクリプションサービス、ダウンロードサービスでの音楽配信を解禁することを発表。さらに初となるアジアツアー「Naniwa Danshi ASIA TOUR 2024+2025 ’+Alpha’」の開催決定もあわせてサプライズ発表した。11月30日~12月1日に台北、来年1月11日~1月12日にソウル、1月25日~1月26日に香港と、3都市を回るツアーとなる。
また、大西主演映画「恋を知らない僕たちは」(8月23日公開)の主題歌である7thシングル「コイスルヒカリ」(8月28日発売)を今回のツアーで初披露。MC及び新曲パフォーマンスは、なにわ男子公式YouTubeチャンネルでも生配信された。
◆約10m巨大バルーン、約5万枚スナップ写真、最新テクノロジー…ド派手演出
なにわ男子はこれまでのツアーで、ハート型の風船や10万個のカラーボールなど、観客があっと驚く演出を披露してきたが、今ツアーでもなにわ男子の“ハッピーサプライズ”は健在。「Happy Happy Birthday!!」では、ステージに約10mの巨大ななにわ男子のバルーンが出現。メンバーがぎゅっと寄り添った中央で大西が“ちゅきちゅきポーズ”を決めているキュートなデザインだ。間奏ではなにわ男子の顔イラストが描かれたカラーバルーンがセンター席に飛び交い、自分のバルーンを真っ先に取ってゴールした人は曲中にケーキが食べられるなか、この日は西畑が勝利した。
暗転中の映像においても、ファンを一瞬たりとも飽きさせない。テレビショッピングをパロディしたCM「ちゅきちゅき通販」や、藤原&大西コンビがメインとなってシリーズ化した恋愛ドラマ風の「Naniwa Danshi Film」など、関西出身グループらしいコミカルなコーナーも。結婚式をテーマにした「ちゅきちゅきハネムーン」では、“丈子”に扮したウェディングドレス姿の藤原が登場するとたちまち歓声が上がり、メンバーとの独特な掛け合いで会場を沸かせた。
さらに「名もなき旅人」の歌唱中には、最新の映像テクノロジーを使用した7本のシールドがメンバーの頭上より登場。メンバー7人を覆い展開される早着替えや、映像技術とパフォーマンスが一体となった演出に息を呑む。キラキラアイドルから一変、アレンジを加えた「The Answer」ではクールななにわ男子を見せつけた。
最後に西畑は「これからもなにわ男子は、皆さんの人生の“+Alpha(プラスアルファ)”であれるように精進いたします」と挨拶。本編ラストの楽曲となるアルバムリード曲「Alpha」のクライマックスでは、「Snap!」歌唱時にビジョンに投映されたメンバーの集合写真約5万枚が客席へ降り注いだ。
これまでの伝統も大事にしながら新たな未来へと向かっていく、“NEW CLASSIC”ななにわ男子を感じた2時間20分。まるで冒険者な彼らはさらなる“+Alpha”を求め、全国から世界へと旅立つ。(modelpress編集部)
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