【パリ五輪】バレー石川祐希選手、“逆転負け”イタリア戦の心境告白「何回も経験するしかない」
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◆石川祐希選手、予選リーグの不調を振り返る
パリオリンピックのイタリア戦から8日後に同番組に緊急出演した石川選手。予選リーグで状態が上がらなかったことについて、「結果もそうですし、僕の調子もパフォーマンスも良くなかった」「原因は挙げればいろいろ出てきますけど、あんまり言いたくないので」と思い返しながら静かに語った。
しかし、決勝トーナメント準々決勝のイタリア戦では32得点の活躍を見せた。石川選手は、「負けたら終わりなので、『もうやるしかない』という思いを持ちながらやりましたね」と覚悟を決めたことが復調の要因だったと明かした。
改めて予選リーグを振り返り、「今シーズンも先シーズンも、僕がめちゃくちゃ調子悪いことが無かった」「僕の調子が上がってこない時に、周りが『助けてくれるというより、気をつかってくれている』ということを少し感じながらやっていた」と気負いが不調に繋がっていたという。
◆石川祐希選手、ロサンゼルスオリンピックに向けて「メダルを目指して戦いたい」
それでも予選リーグを突破し、48年ぶりのベスト4を懸けたイタリア戦。何度もマッチポイントの場面がありつつも逆転負けした心境を石川選手は、「『これいける(勝てる)』って思いました」と本音を漏らしつつも、「それが隙になってしまったのか、1点を取りにいこうといつも以上に力んでしまったとか、攻撃に入ろうとしすぎて守備が少しおろそかになってしまったとか」と様々な原因を並べた。
続けて、「必死さっていうところにフォーカスしすぎて、『1点を取らないと』っていう思いになり過ぎてたんだなって。後々プレーを見たり、色んな競技のメダルマッチを見たりしているとそう思いましたね」と冷静に分析。今回の経験を活かし、「心の底から楽しめる準備をするというか、そういったメンタルを身につける。そのためにはああいう(あと1点の)場面を何回も経験するしかない」と更なる向上心を見せた。
その上で石川選手は、「個人的にはメダルを目指して戦いたい」と明かし、「オリンピックでしか返せないものがあるので、ロサンゼルスオリンピックを1つの目標にしてまた進んでいきたいなと思います」と力強く前を向いた。(modelpress編集部)
情報:TBS
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