【PASSION!!~忍 in the Summer 2024~/ライブレポ】少年忍者、内村颯太含む21人完全体ステージでパッション全開 初有観客単独公演で魅せた成長と新境地 | NewsCafe

【PASSION!!~忍 in the Summer 2024~/ライブレポ】少年忍者、内村颯太含む21人完全体ステージでパッション全開 初有観客単独公演で魅せた成長と新境地

芸能 モデルプレス/ent/music
「バトル・オブ・バトラー」で執事になりきり甘い言葉でファンを虜にした(左から)元木湧、豊田陸人、照れながらも真剣にプロポーズした深田竜生、青木滉平、織山尚大/「PASSION!!~忍 in the Summer 2024~」より(提供写真)
「バトル・オブ・バトラー」で執事になりきり甘い言葉でファンを虜にした(左から)元木湧、豊田陸人、照れながらも真剣にプロポーズした深田竜生、青木滉平、織山尚大/「PASSION!!~忍 in the Summer 2024~」より(提供写真) 全 1 枚 拡大写真
【モデルプレス=2024/08/23】少年忍者のライブ「PASSION!!~忍 in the Summer 2024~」がTOKYO DOME CITY HALL(TDC)にて開催中。台風による8月16日の初日公演中止を乗り越え、1月から活動を休止し、7月に活動再開を発表した内村颯太が同ライブで復帰するなど、21人の完全体で本領を発揮。今だからこそ聴きたい、観たい瞬間が凝縮された2時間の公演で集まったファンにパッションを届けた。ここでは8月22日の昼公演の様子をレポートする。<※ネタバレあり>

【写真】少年忍者21人で作り上げるライブでの圧巻の景色

◆少年忍者ライブ「PASSION!!~忍 in the Summer 2024~」

8月16日から初日を迎えるはずだった同ライブは台風による中止を経て、8月17日からスタート。9月1日まで全27公演、62000人を動員する。グループの代名詞である“Passion”をテーマに、今夏の猛暑に負けない熱いステージを展開。少年忍者21人とバックに付くフレッシュなジュニア24人の総勢45人のPassionを感じることができるライブに仕上がっている。また、少年忍者としては2020年8月の「Summer Paradise 2020 俺担ヨシヨシ 自担推し推し 緊急特別魂」以来、4年ぶりのTDC公演で、有観客では初の単独公演となる。

会場に一歩足を踏み入れると、ステージ上にはまるで物語の始まりを告げるような本型のモニターが。会場をカラフルな照明が照らし、これまで披露してきた懐かしい楽曲も流れ、開演までの期待が高まる。

◆少年忍者、開幕からフルパワーでパッション全開

客入れ時は、8月14日にジュニア公式YouTubeで突如解禁された新曲「NaNaNa」の振り付け動画が放映。YouTubeでは公開されていない動画もあり、開演前から心踊る。場内が暗転すると、ステージ上に設置された巨大なモニターにグループの活動を記録した映像が次々に流れ、5月に横浜アリーナにて初単独公演を成功させた彼らが未来へと飛び込むように巨大な城が映し出されたスクリーンへダイブした映像も。21人のフルネームとまばゆい一筋の光が放たれた直後、モニター下部に設置されている21個の扉からメンバーが登場。会場に集まったファンからは待ちに待った21人の姿に割れんばかりの歓声が響く。

白と水色を基調とし、制服をモチーフにしたという爽やかな新衣装を身にまとい、新曲「NaNaNa」を明るく披露。メンバーと来場したファンの笑顔が弾ける。勢いそのままに、団体芸として定評があり、組み技も飛び出す「Beat Line」(Hey! Say! JUMP)、「KEEP GOING」(V6)では、ステージを縦横無尽に駆け巡り、迫力とキレのあるパフォーマンスでファンを少年忍者のライブに身も心も引き込む。グループ初のオリジナルソング「太陽の笑顔」では、数人ずつに分かれてお立ち台や客席へ。できるだけ多くのファンの元へ届くよう、会場を見渡し手厚いファンサービスをしている姿が印象的だった。ステージに戻るとミライBoysと呼ばれるフレッシュなジュニアが紹介され、総勢45人の「BANG! BANG!バカンス!」(SMAP)で会場は一気に夏モード全開に。また、全員で人文字を作るなど遊び心に溢れたナンバーとなっていた。

◆少年忍者の軌跡と進化の詰まった「History」

3組のユニットがパフォーマンス後、黒田光輝の呼びかけでグループのライブでは恒例のペンライトを消す演出のパートへ。ここまでほぼノンストップでアッパーチューンが続いていたが、歌に定評がありグループの歌唱部分を引っ張っているメンバーの1人である鈴木悠仁がソロで「The Fifth Season」(赤西仁)をしっとりと伸びやかに歌い上げる姿に会場全体が酔いしれる。そこへ白いシャツに黒いネクタイ、パンツを着用し、シンプルなスタイルながらより繊細なパフォーマンスが際立つスタイルで次々にステージに集結するメンバー。「Time」(KinKi Kids)に合わせ、指先足先まで意識したしなやかでありながらも時に力強く、一糸乱れぬダンスを披露。セットの扉や会場のスポットライトをふんだんに活用し、大所帯グループの団結力があるからこそ表現できる演出で、見事なスキルの高さを見せつけ一瞬たりとも目が離せないパッケージを届けた。

後半戦の幕開けは夏気分全開のサマーメドレー。グループやファンにも馴染み深い楽曲や残暑も吹き飛ばすような爽やかな先輩の楽曲に合わせ、21人全員がアリーナから最上階のスタンド席まで一斉に散らばり、かなりの近距離でファンとの交流を楽しんだ。

さらに、ミライBoysの24人が単独で、「Mr.Jealousy」(中島健人)を披露。同楽曲は少年忍者のメンバーがかつてミライBoysと同じぐらいの年齢でパフォーマンスしていたというエモい思い出が。今回、元木湧と長瀬結星を中心にダンスレッスンから面倒を見ていたという。また、夏メドレー後の「お祭り忍者」(忍者)では再び、少年忍者とミライBoysが一挙に集結。歴史ある楽曲を賑やかに彩った。ミライBoysとのステージを通して、先輩方から代々受け継がれてきた伝統や想いをまさに少年忍者が体現し、教え伝えているようにも感じた。

◆少年忍者の真骨頂魅せる「Memories」

冒頭からパッション全開のフルパワーでステージに立ち、少年忍者が前例のない大所帯グループとして培ってきた強みを最大限に活かしたパフォーマンスやその積み上げてきたヒストリーをたどるパートを経て、ライブも終盤に差し掛かってきたところで「The Shining Star」を筆頭にこれまでグループとファンが大切にしてきた楽曲がメモリーとして刻まれるように続く。

これまでペンライトを消した演出で魅せていた「Japanese Soul」。同グループのライブでは欠かすことのできないパートで、様々な想いが詰まっている。本公演では、川崎皇輝(※「崎」は正式には「たつさき」)が「一緒に楽しみましょう」というように、あえてカラフルなペンライトが灯る中で披露。「RING DING DONG」(King & Prince)、深田竜生のソロ歌唱による美声が響く「ツキノミチ」(KAT-TUN)、「MOON」(KAT-TUN)、「PSYCHO」(Kis-My-Ft2)で構成され、横浜アリーナ公演で一新され初披露となった新生「Japanese Soul 2024」は、歌唱、ダンス、アクロバットとメンバーそれぞれの強みが最大限に活かされたグループの真骨頂とも言える群舞で圧倒した。体力を消耗している終盤に同コーナーをあえて持ってくることに彼らの次なる挑戦と覚悟を感じ、胸に刺さるだろう。

本公演集大成に向けてグループいちといっても過言ではない圧倒的な歌唱力を持つ北川拓実が歌う「fin.」(少年隊)に合わせ、再び新衣装に袖を通したメンバーが扉から次々集まる様子はまさに少年忍者グループ結成までの歴史を物語っているよう。本編ラストを彩る「パレードは終わらない」(Hey! Say! JUMP)では、グループとしてこれまで披露してきた楽曲の振り付けが散りばめられ、1列に整列したメンバーが1人ずつ前進しながらフルネームを高らかに読み上げるエモい演出に。「未来は自分の力で切り開け」とのメッセージを背負い、メンバーそれぞれが自分自身の将来に向かっていく様子と内村の「絶対勝つぞ!」という掛け声とともに円陣を組み、グループとしての絆も表現した。ラストに扉が開かれると、次なる夢と新たな希望を表すかのような鮮烈な光が現れ、その一筋の光に導かれるようにメンバーは颯爽とステージを後にした。

◆少年忍者、ユニット曲で新境地

メンバーが様々な組み合わせで趣向を凝らしたユニット曲を披露する同グループ。前半戦ではまず、田村海琉、小田将聖、安嶋秀生、ヴァサイェガ渉、瀧陽次朗が、黒を基調としゴールドのラメがあしらわれた大人の装いで「P・A・R・A・D・O・X」(嵐)を歌い上げる。笑顔を封印し、クールなパフォーマンスで魅了。マイケル・ジャクソンを彷彿させるムーンウォークやサイドウォークを取り入れたダンスも印象的なナンバーに仕上がっている。続く「Funk it up」(King & Prince)で一気に雰囲気をガラリと変えたのは、久保廉、山井飛翔、長瀬、稲葉通陽。歌唱とダンスが安定しているメンバーが集結。本家へのリスペクトを感じながらも、ロッキンを含むオリジナルの振り付けで4人の新たな一面が垣間見える瞬間もあった。

ユニット曲の前半戦ラストは、内村、黒田、川崎星輝(※「崎」は正式には「たつさき」)、鈴木による「Boom-Pow-Wow!」(SixTONES)。客席のお立ち台に立ち、隅々まで誰一人置いていかない演出で明るく盛り上げる4人。ファンもその熱量に応えるようにペンライトを掲げ、会場がより一層きらびやかにボルテージも最高潮に達する。4人で制作したというラップ詞にも注目したい。

後半戦に登場する、皇輝、檜山光成、北川拓実による「マスカラ」(SixTONES)は色気たっぷりに。セットと音響も相まって3人の妖艶な雰囲気が会場全体に広がる。歌唱力だけではなく、情緒豊かなダンスにファンは釘付け。テーブルとチェアを使用した大人っぽい振り付けや3人が体を重ね合わせるパートは思わず息を呑むほど美しい。

元木の「もうお嬢様わかんな~い」の声ととともにステージ上には真っ白できらびやかな衣装に身を包んだ織山尚大、深田、元木、青木滉平、豊田陸人が登場。King & Princeの「バトル・オブ・バトラー」のコンセプトである執事になりきり、全力でパフォーマンスした。日替わりのお題に合わせた甘いセリフや仕草に会場中に黄色い歓声が響き渡る。

◆少年忍者、ファンとともに次なるステージへ

会場となったTDCでは、これまで先輩グループのバックや無観客でのライブ配信を行っていた少年忍者。今回、初の有観客ライブとなり気合いも十分。約2時間のライブで様々な表情を魅せ、会場全体で盛り上がる楽曲からパフォーマンスや歌唱で魅せる楽曲まで変幻自在な姿で魅了。誰も置いていかない演出も随所に散りばめられていた。オールマイティーにこなす21人のメンバー。その裏には並々ならぬ努力が積み重ねられており、横浜アリーナでファンへ感謝を伝え、新たなるフェーズへ向かい歩んでいく決意も感じられるコンサートを届けた。

最後のメンバーそれぞれが開けた扉の向こうにはどんな景色が広がっているのか。どうかその先が少しでも明るく自由にそれぞれの夢に向かって歩み続けられる道であってほしいものだ。荒波や逆境に負けず、大所帯だからこそなし得る無限の可能性を武器にこれからも歩み続ける21人の軌跡を見守り、応援し続けていきたい。(modelpress編集部)

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《モデルプレス》

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